TOSHI's DAYSTOSHI's DAYS

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タックルアイランド・スーパートーナメントへ。

この週末は、河口湖で開催されたタックルアイランド・スーパートーナメントにゲスト参加してきた。

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年間を通してシリーズで行われているこの大会は、河口湖や高滝湖など、関東の主要フィールドをトレイルしており、非常に人気を博している。今年の第一戦では90名もの参加者を集めたそうだ。

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今回は天気が悪い中でもたくさんのアングラーが参加し、大会を盛り上げてくれた。

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また、今回の一戦ではおかっぱり大会も併催。釣果は唯一のバスを持ち込んだ方が優勝という、寂しいながらもいわばぶっちぎり!(笑)の結果となったわけ。優勝された垣沼くん、おめでとうございます!

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ボート部門のほうもウエイイン率は低いながら、ビッグウエイトが出た。関東で最もロクマルに近い湖と言われる河口湖だが、惜しくも準優勝だった方は59.5cmという、ほぼロクマルのバスを釣りあげての結果だった。

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ちなみに自分の今回の使用ルアーはこちら。前日の軽い下見で、バスをキャッチしたのが02ビートと04シンクロ。大会中は04シンクロで1匹キャッチした。1.8gよりも1.2gの軽いほうに反応がよかった。04シンクロではおもしろいことにトレーラーなしの単体でも釣れたが、GENKIのポーク(ポークシャッド)をトレーラーにセットしたものでもバスをキャッチすることができた。



ボート部門でぶっちぎりの優勝を果たしたアングラーは、ラバージグで3匹のバス(50cmアップ×2、ほか45cm)をウエイイン。そのうち04シンクロで2匹キャッチしたそうで、1.2g(ピンクレディー)を使っていたという。自分もピンクレディーやスモーク系のブルーギルを使っていた。河口湖は小型のワカサギが多く、クリアやスモーク、薄いピンク系(薄いピンク系だとアングラーからもルアーを見やすいため、サイトのときも有利)のスカートに反応がよかったように感じた。



また01ジグ11gにはビッグダディやヒュージダディを組み合わせていたのだが、準優勝の方が持ち込んだ59.5cmは9gのラバージグにヒュージダディで出たという。

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参加されたみなさん、お疲れさまでした。そしてこのような素晴らしい大会を開いてくれたタックルアイランドのスタッフのみなさん、本当にありがとうございました。

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河口湖ボートハウス(KBH)の大町さん、そしてハンクルの松阪さん。下見から大会当日まで、お世話になりました。

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ご家族そろってO.S.Pルックで決めてくれたファミリーも応援に駆け付けてくれた。どうもありがとう!

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河口湖といえば、キャリル。立ち寄って、必要なアイテムを買い揃えてきた。お邪魔しました。



Toshinari Namiki

八王子発、大阪、高知、徳島経由、琵琶湖行き。

ブログの更新は非常にご無沙汰してしまった。Facebookページ「並木敏成オフィシャルサイト This is T.NAMIKI更新情報」では更新していたので、こちらをフォローしてくださっている方は知っているだろう。まだご存じない方は、ぜひそちらをチェックしてください。

近況を報告すると、まずは8月16日に行われたキャスティング八王子店でのセミナー。足を運んでくれるお客さんによって、興味を持ってくれる話題は変わるので、多岐に渡る幅広い内容でのセミナーを展開した。今回はキャストのコツやホワイトボードを用いての、相模湖および津久井湖の「絶対釣れるスポット」解説。さらに、ルアーやタックルについてなど、さまざまな話題を用意していった。

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お店の人によると、約130人の人が集まってくれたそうで、八王子店には60台分の駐車スペースしかなく(といっても、60台分はかなり広い!)、入りきれずに帰られた方もいたらしい。もし次またこういった機会があれば、乗り合わせや公共交通機関を利用してほしい。

中には栃木から帰省ラッシュの大渋滞覚悟で、車で来てくれた方もいた。と思いきや、藤沢から電車を乗り継いできてくれた高校生アングラーも。お盆休み期間にも関わらず、たくさんの人が集まってくれて本当にありがとう。

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藤沢から電車を乗り継いできてくれた高校生が、STEEZのシルバーアクセサリーをプレゼントしてくれた。とてもうれしいプレゼントだったね、ありがとう! ほかにもうれしいプレゼントをいただいた。どうもありがとう!!

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さて、先週は西日本トリップ。まずは大阪の名光通信社に寄り、その後、高知県の大渡ダムへ連行された。

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そこではシックスセンサーという四国のさまざまなフィールドにボートをデリバリーしてくれるレンタルボート業者さんが用意してくれたボートで2日間の取材。

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シックスセンサーの稲田君。お世話になりました!



2日間の実釣で、まずは初日。小雨まじりで涼しかったこともあって、やや速いと思われたが秋の線の釣りの代表ともいえるスピナーベイトの巻きの釣りで好反応を得た。ハイピッチャーMAXには3/8oz、1/2oz、5/8oz、そして3/4ozと4ウエイトあるのだが、これらを状況に合わせて使い分け、全サイズでバスをキャッチすることに成功。ただしカラーに対しては、とてもセレクティブだった。この模様は9月4日発売のルアーニュース、および同日公開予定のルアーニュースTVをチェックしてほしい。

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当初、予備日として抑えていた2日目は、O.S.Pの新作ワーム“ドライブカーリー4.5”の実釣解説をメインとした動画撮影を行った。1.3~1.8g前後のネコリグに反応がよかった。

ネコリグというと、ドライブクローラーのようなストレート系はフォール時にこれといったアクションはない。そこでフォール時のバイブレーションを求めたセッティングが、スローフォール&ハイアピールのドライブシュリンプである。全サイズ、ネコリグで使うが個人的には4inをネコリグで使うことが多い。あとは素早いフォールゆえのリアクションバイトを誘うことができる、HPシャッドテール2.5inおよび3.1inのリアクションネコ。ダウンショットでは引っ掛かってしまう場合でも、根掛かりすることなく攻められるのもネコリグのメリットである。

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そんな自分のネコリグ事情だが、今回、新たに追加ラインナップされるドライブカーリーはネコリグでのタダフォールにおいて、2枚のテールが艶めかしく誘い続けるし、ボトムや中層での細やかなシェイクでも、ヒラヒラと動いてバイトを誘発するスグレモノ。この解説の模様も、ルアーニュースTVで公開される予定なので、乞うご期待。またO.S.P動画においても、開発を担当した川村光大郎が解説している映像が9月上旬に公開予定。こちらもぜひ、お楽しみに。

ハイピッチャーMAXについてはTNFRでの解説と、晩秋の早明浦ダムでの使い方と実釣をまじえた動画がすでに公開されている。今回の大渡ダムでの動画が待てないという人は、ぜひそちらもチェックしてみてほしい。



高知での取材を終えたあとは徳島県に立ち寄った。

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まずはO.S.Pスタッフの谷口ファミリーのところで、置かせてもらっていた自分の車をピックアップ。谷口君、ありがとう。次は一緒に、釣りに行こう!

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徳島では旧吉野川水系の水路で、O.S.Pスタッフの浦川君とおかっぱり。浦川君の活躍ぶりはO.S.Pサイトはもちろん、各メディアでご存知の方も多いだろう。無類の釣り好きで、北海道に単身赴任中はスピナーベイトやブレーデッドジグカテゴリーでのアイナメゲームを確立するなど、多くの影響を与え、釣り具業界に貢献している。

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そんな浦川君の、この時期の水路系のメインになるルアーは3つ。ハイピッチャー1/2oz(トレーラーはドライブスティックSpec2 3.5in)とブレードジグ3/8oz(トレーラーはハイピッチャー1/2ozと同じ)で、フォローに01ジグストロング11g+ドライブクロー4inというシンプルなセットだが、これで効率よく転々と釣り歩いていく。

最近、釣りにくいと言われる旧吉野川水系だが、この春、ドライブシャッドで爆発的な釣果を叩きだしている浦川君の動画もO.S.P動画で公開されている。興奮必至の動画をご覧ください。



次の停車駅は、琵琶湖。ここでは試したかったことと、新作ルアーの釣れっぷりの比較などもあったため、O.S.Pスタッフの北山君に協力してもらった。

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多くのアングラーが南湖を攻める中、北湖のマンメイド系をラン&ガンするのが、北山君が得意とするスタイルのひとつ。南湖の濃いウィードジャングルの中をパンチングで釣る(つまり、その中に入れることができれば比較的イージーに食ってくる釣り)以上に、北湖のマンメイドの釣りはクリアウォーターかつオープンウォーターで、バスは非常にセレクティブ。ワームのタイプやカラー、リグやラインの太さによって、釣れる数が全然変わってくる。そんな状況の中で新作のドライブカーリーやドライブクローラー5.5in、HPシャッドテール3.1inなどでバスを手にした。ダウンショットは5~7gでラインはフロロの10lbが中心。

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写真左/自分のタックル。ロッドはスティーズ・ブラックジャック。写真右/北山君のタックル。ロッドはスティーズ・ハリヤーSpec2。

北山君が言うには、夏の琵琶湖は圧倒的に赤系が強く、スカッパノンやモーニングドーン(ドライブクローラーに追加されたカラー)も外せない。特にモーニングドーンは、北山君の強い要望によって生まれたカラーと言ってもいいだろう。

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HPシャッドテール3.1inのスカッパノンカラーもよかった(写真左)。

自分が試したかったことのひとつで、相模湖釣行において上々の結果を得たリアクション系ハードルアーにおいてはこの日は不発だった。ま、フィールドの状況からして、今回は違っていたことは明白だったが…

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北山君のブラックレーベル。スレッドが赤く塗られているが、これはSLP WORKSのチューニングサービスによるもので、いろんな色に替えることができるらしい。

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琵琶湖の水がとてもきれいで、南国の海も顔負けだった。今度は、湖水浴もしようと思う。

こんな感じであちこち転々と過ごした一週間。今週末は河口湖で開催される、タックルアイランド・スーパートーナメントにゲスト参加する。ボートでのトーナメントだけでなく、この日はおかっぱり大会も併催されるということなので、お時間がある方は河口湖に集合だ! 富士山をバックにデカバスを持った写真は一生モノ。もし手ぶらだったとしても、富士山を眺めながらの釣りは、この夏の思い出になること間違いなし。河口湖で待っている!!

Toshinari Namiki

はじめての夏休み……!?

2015-8-11 カテゴリー:フィッシング プライベート

先週火曜日から一週間、早めの夏休みをもらった。

一週間、ぶっ通しでの休暇というと、もしかしたらバスプロになってはじめてかもしれない。それぐらい、貴重でありがたいものだった。

そのおかげで十分、リフレッシュできたので、また明日からのバスフィッシングに対する意欲の向上だけでなく、今週末のキャスティング八王寺店でのセミナーでは、いつも以上にマシンガントークを炸裂させるので、よろしく!



今回の休暇のコースは、岐阜県の下呂温泉からはじまり、昨年、アユ釣り界の巨匠、伊藤正弘さんグループと釣りをさせていただいた、馬瀬川でのキャンプ&アユ釣り。その後は飛騨高山で日本情緒に触れ(訪れたのは人生で初)、さらに富山県へ進出(こちらもまた、人生初)。海岸でキャンプ&海水浴を楽しみ、帰りにはなじみのある仁科三湖を拝んできた。

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馬瀬川では泳いだり、釣りをしたり。地元の子どもたちが「釣りビジョン、観てます!」と声をかけてくれた。バスフィッシングに限らず、いろんな釣りを楽しんでいるというヤングアングラーだ。

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伊藤さんは今回、別の予定があって不在だったが、同じグループの景山さん、小栗さん、伊藤さんがご一緒してくれた。

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自分は休み休みだったが20匹前後のアユをキャッチできた。ご一緒してくれたお三方のご指導のもとだが、その中の影山さんは一週間前に70匹ものアユを釣っていたという。この日も本気で釣れば、それぐらいの釣果を出すことは、いともたやすい様子だった。



他のアユ釣り師の方々の一般的な釣果は10匹前後という中で、どうすればより釣れるのか、そこもまたバスフィッシングと同じような考え方があり、時間帯に合わせて的確に場所を選んだり、人が見落としがちな場所にたくみにオトリアユを導くなど、オトリの操作の仕方やタックルシステムなど、差がつく釣果を生み出すキモはたくさんある。自分もこういう点に非常に興味があるのだが、このお話しについてはいずれ、また…

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日本一美味い、と賞される馬瀬川のアユ。確かに、美味い!

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アユ釣りをした次の日には、同じ馬瀬川においてルアーフィッシングで尺クラスのアマゴをキャッチ!!

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馬瀬川をあとにして、琵琶湖に行こうか迷ったが、結論は富山県へ。日本海を見たことはあるが、泳ぐのははじめて。海沿いにあった朝日ヒスイ海岸オートキャンプ場をベースに、海水浴とキャンプを楽しんだ。海はきれいで、キャンプ場の設備は整っているし、最高のひとときだった。タラ汁も美味かったー。

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オレのニューボートは海でも活躍した。

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通常スタイルから(写真左)、裏返しのサーフボードスタイルでも(写真右)いい走りを見せてくれた。

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たまたま、昔からの友人である宮崎ファミリーが富山にいることを知り、電話で連絡を取り合って、宮崎君たちは1時間ほど離れたところにいたんだけれど、そこから合流。一緒に泳いだり、食事をしたりして、より楽しい時間を過ごすことができた。



同じ場所、同じ宿で3~4日いるとのんびりできるのだろうが、それ以上にいろんなところを見て回ったり、経験したりすることを重視したため、肉体的には疲れたがとても充実していた。ある意味、休暇もラン&ガンスタイルだった。



で、ラン&ガンを極めるため、帰りも高速に乗って一直線で自宅を目指すのではなく、仁科三湖(木崎湖、青木湖、中綱湖)に立ち寄ってきた。特に木崎湖は学生時代から、ちょくちょくバスフィッシングをたしなんできた湖で、時間があれば今度は釣りに行きたいね。

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これは木崎湖で食べた、黒部ダムカレー。ごはんをダムサイト、カレーを湖に見立てたカレーライスのことで、この黒部ダムだけでなく、ほかにも例を挙げると馬瀬川の下流にあるダム湖や日吉ダム、相模湖にちなんだダムカレーもあるそうだ。今回は黒部ダムを制覇したので、次に狙うは相模湖だな。

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黒部ダムカレーを食べたレストランにあった、チェーンソーアートの女子校生と今回の旅の記念に一枚。

Toshinari Namiki

Thailand Trip_03:スネークヘッドをキャッチ!

釣行2日目は13時にストップフィッシング。この日は前日とは違って、スネークヘッド系をフルに狙ってみることにした。

初日の朝と夕方も少し狙ってみたのだが、エリアが違うのか、それとも攻め方が合っていないのか。そもそも、スネークヘッド系を手にするのはそう甘くない。遠投性能に優れた01バズでド派手なバイトを得たのみだった。

スネークヘッド系にはバズベイトやスピナーベイト、およびリビットなどのバジンフロッグ系といった、バスでも使われているルアーが有効とのこと。

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あとはタイでメジャーなカエル型ルアーも忘れてはならない。

ガイドによるとバンク際のトップ攻めが一般的らしく、出にくいときはスピナーベイトも使われている。特に産卵後、スネークヘッド系はバスと違ってオスとメスの両方が稚魚を守る習性があるそうで、その状態のサカナが釣りやすいとのこと。

ここではトップウォーターもやるが、驚きだったのはディープクランク。稚魚を守っているサカナの向こう側に入れて通してきて食わせるという。また、沖でじっとしていて、水面で呼吸する習性をついた釣り方もあるらしい。スネークヘッド系は肺呼吸のため、息継ぎにきたところを見逃さず、その向こうにクランクを投げて通してくる。あとは岸際で捕食する個体を、何らかの方法で食わせるという作戦。これらがスネークヘッド系を狙う、オーソドックスなパターンだと聞いた。

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朝イチ、スピナーベイトで狙うも不発。その後、川を遡上してよりビッグサイズのジャングルパーチ狙いにスイッチするも、美しいキャットフィッシュ2匹と、ヘラのような銀色に輝くティンホイルバーブというサカナ(スレ掛かり)や小型のジャングルパーチをキャッチして終了。

この時点で残り時間はあとわずか。しかしあきらめることなく、最後までスネークヘッド系との出会いを求めてキャストを続けた。

貴重な大型種のスネークヘッド、トーマンよりも、35~40cmでナイスサイズと言われる“コモンスネークヘッド”が主流らしい。このサカナの写真はタイの雑誌でも目にしたことがある。このスネークヘッドを手にすることに成功した。

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アプローチは非常にデリケートで、ドライブシャッド4.5in(コスモブラック・TNSオフセット5/0)のノーシンカーを一度、バンクに乗せてから水に入れ、ベジテーションに絡めながら泳がせると、その少し沖でバイトする。普通のルアーをダイレクトに着水させると逃げるというシビアな状況で、自分にとって価値ある2匹をキャッチ。使用したロッドはマシンガンキャストTYPEⅢ、リールはタトゥーラ103SH-TWだった。

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今回のタックル。左写真、上から順に、スティーズ・マシンガンキャストTYPE-Ⅰ+スティーズリミテッド8.1+マシンガンキャスト16lb。BL+661MLFB+スティーズリミテッドSV 103H-TN+キャスタウェイ1.5号+ポケットショックリーダーFC 20lb。スティーズ・スペクター+タトゥーラ103SH-TW+キャスタウェイ2.5号+ポケットショックリーダーFC 40lb。続いて右写真、上からスティーズ・スペクター+スティーズリミテッドSV 103H-TN+キャスタウェイ2.5号+ポケットショックリーダーFC 30lb。BL+661M/MLFB+スティーズリミテッドSV 103H-TN+キャスタウェイ2.5号+ポケットショックリーダーFC 30lb。スティーズ・マシンガンキャストTYPE-Ⅲ+タトゥーラ103SH-TW+キャスタウェイ2.5号+ポケットショックリーダーFC 40lb。

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スティーズリミテッドSV 103HL-TNをモチーフに作られた、タイで売られているレブロス。赤と黒のカラーリングがイケてるよね。右写真は今回のメインルアー。左からドライブシャッド4.5in、ハイカットDR SP、アシュラ925 SP、そしてベントミノー86。ドライブシャッド4.5inはサイトスペシャルVer.2のほか、シナモンブルーフレークも使用。ヒットカラーはコスモブラックだった。

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エレキは自分で踏む必要がなく、ドライバーが手元のリモコンで遠隔操作してくれる。右の写真は自分で操作するときのコントローラー。一般的なエレキ同様、足で操作する。水中に隠れている木などが多いため、基本的にボートはドライバーが操船。先日のブログでご紹介した和船タイプは船から釣りをする場合と、普通のボートでは上がれないような浅瀬を遡上し、岸につけておかっぱりをする場合がある。

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左の写真はガイド、および撮影艇で協力してくれた、ラパラ・タイランドのプロスタッフ。O.S.Pサインで一枚。そして釣行終了後、関係者のみんなで記念撮影! ありがとう!!

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湖が目の前のコテージが、今回の拠点。ヤモリがたくさんいたけれど、釣りをするには非常にいい環境だった。

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バンコクへの道中で立ち寄ったセブレブでアイスクリーム。鮮やかなグリーンが異彩を放っていた。美味しかったけどね。夜はまたまたタイ料理を堪能。口にほおばった料理がスパイシーすぎて、思わずこの表情。決して、にらんでいるわけではない…

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ラパラ・タイランドのジャックさんが、赤と黒の配色がクールなレブロスをプレゼントしてくれた。ジャックさん、ありがとうございました!!



ネイティブフィールドの釣行を終えたあと、次の日はバンコク市内の観光とショッピングへ。タイは今回を含めて4回、来たことがあるが、はじめてこういった機会を持つことができた。

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有名な寺院で手を合わせ、人気のショッピングモールで買い物。この日も撮影が行われたのだが、エンジョイすることができた。

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タイでは自分の好きなファッションセンスと共通している部分もあり、たくさんのウェアなどを購入。できればもう一日ほしかった……

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タイの釣り雑誌のひとつ、「Fishing on Tours」。このページは5月、フィッシングショーで訪れた際に、釣り堀で取材を受けた記事。日本のメーカーが広告を出したりしていて、なかなか興味深い。

今回の訪タイで、お世話になったみなさん、ありがとう。

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マスタークラスを受けた生徒のみなさんが、各地でいろんなアングラーにルアーフィッシングの喜びやゲーム性の高さ、そして今回、自分が解説したテクニックを伝えてくれることを祈っています。

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Toshinari Namiki

Thailand Trip_02:ジャングルパーチとの出会い。

さて、マスタークラスを終えたその足で、ネイティブフィールドへ向かった。

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派手なリアウィンドウのレンタカー(運転手付き)で4時間のドライブ。タイの人は派手好きらしい。ちなみに、街を走るタクシーはピンクが多かった。



バンコク市内から車で4時間ほどではあるが、一番近いメジャーフィールド“ケーン・カチャンダム湖”が今回の目的地。釣果重視であればバンコクから飛行機、もしくは1日近い移動時間をかければパラダイス的なフィールドがいくつもあると言われている。

しかし今回は日程的な都合もあり、このフィールドを選んだ。とはいえ、バンコクから車で4時間も要するのだが……

多くのアングラーはバンコク近隣の水路や野池、もしくは海で釣りをしているらしく、船外機つきのボートや中大型のボートで入れるメジャーなトーナメントレイクとなると、この距離は一般的なようだ。

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湖が目の前という立地のコテージに宿泊。その同じ集落内にある食堂で夕食をとった。手にしているのはティラピアの揚げもの。ダイナミックに丸ごと一匹、出てきたのにはびっくり。食後は自分の部屋で、ルアーのチョイスとフックの交換。アテンドしてくれたラパラのスタッフに、有効なルアーのアドバイスをもらった。



タイのネイティブフィールド、特にフレッシュウォーターにおけるターゲットは主に3種類。ひとつは日本でいうところのライギョ系。もうひとつはジャングルパーチというコイ系のフィッシュイーター。そしてキャットフィッシュ系である。

中でもトーマンやチャドと呼ばれるライギョ系、いわゆるスネークヘッドのイメージが強いと思うが、実はジャングルパーチもメジャーな釣りもので、今回はシーズン的にスネークヘッド系はイマイチ。スポ―ニングシーズンを狙うようで、この時期、スネークヘッド系は終わっており、代わりにジャングルパーチが産卵に入る。そっちを狙うほうが主流なようだ。

ジャングルパーチは日本でいうところのコイやニゴイのような体躯で、それらよりもヒレが長くパワフル。オレンジなどの美しい色も入っており、同じサイズでいうなら、バスよりも2~3倍、瞬発力があるグッドファイターだった。

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釣りに出る前に、朝食を済ませたのは、夕食とはまた別の食堂。おかゆのようなものとコーヒーで腹ごしらえ。早朝6時にも関わらず、すでに営業していた。地方におけるタイの朝マック?

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この日も動画カメラが密着。右の写真は、ラパラスタッフやDaiwaスタッフが湖に出たボート。船底がフラットで浅瀬もガンガン上っていける。自分が乗ったバスボートタイプもこの船も、基本的にはドライバー(操船者)つき。

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この時期は、川を遡上して流れがある瀬で産卵をするらしく、自分もメインリバーを上がっていった。シーズンにもよるのだが、ミノーなどのジャークベイトがジャングルパーチ狙いにはポピュラーで、状況によってはバズベイトやスピナーベイト、クランクベイト、そしてトップウォーターなど、幅広いルアーが有効になると聞いていた。



当日は雨も落ち着き、フィールドは晴天無風、かつ渇水気味で静まり返っており、サカナのアクティビティが感じられない。8~9cmのジャークベイトがおすすめということで、まずはアシュラSPから入ったがチェイスを得たのみ。寸前で見切るため、いっそのことトップウォーターならダマせるのでは、と思いベントミノー86にスイッチ。これで2バイトを得たが、その口はコイやニゴイより大きいとはいえ小さく、活性の低さも邪魔してフッキングには至らず。次に小型でショートリップのミノーに替えるが、レンジが違うのか出てこない。

そこでタイへ持って行く用のボックスに入れるかどうしようか迷ったが、もしもに備えて3つ用意したハイカットDR SPにチェンジ。ベイトフィッシュに近いアイスシャッドカラーでファーストフィッシュをキャッチすると、そこからはバイトの連鎖で最終的に8匹のジャングルパーチをキャッチすることに成功した。

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聞いていたある程度の話とイメージで多少のズレがあり、サカナの習性を知ることと場所選びに時間を要したため、ファーストフィッシュを手にするまでは長かったものの、その後はコンスタントに数を重ねることができた。一部、スネークヘッド系狙いに時間を割いたが、撮影に出ていた他のアングラーが0~1匹という結果を鑑みれば、自分が手にした8匹という結果は上出来ではないだろうか。

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ガイドをしてくれたローカルアングラー。湖のすぐそばに自宅があり、まさに地元。最後にがっちり握手を交わしてお別れした。ありがとう!

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今回、この結果を叩き出したハイカットDR SPは一段深く潜行するシャッドで、リアクションを誘うためにやや速め、ミディアムファーストリトリーブでの使用が極めて有効だった。スピニングだろうがベイトでのノーマル34mm・SVスプールだろうが、比類なき飛びを見せてくる。また、追われているベイトフィッシュがこのサイズだったこともよかったようだ。

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ちなみにラインはPE、キャスタウェイ1.5号にポケットショックリーダーFCの20lb。ロッドはブラックレーベルプラスの661MLFB、リールはスティーズリミテッド103H-TN。このタックルセッティングで「鬼のマシンガン攻め」だった。

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ハイカットDR SPはフックを太軸かつ大型のもの(サイズは定かではないが#7か#8)に変更。スローシンキングになるが、高バランス設計なのでファーストリトリーブでも問題なく使用できる(ただし、アイチューンが必要なときも)。

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次の日も終わってからの話になるが、他のアングラーが口を揃えたのがシルバー系のホロカラーでしかストライクを取れなかったということ。とにかくこのときは、カラーに非常にセレクティブだった。



ベストシーズンを外していたり、秘境的なフィールドではないため、難しいとは聞いていたが、その予想を上回る、決して甘くないフィールドだった。しかしパターンにハマるとおもしろいようにバイトを得ることができた。ケーン・カチャンダム湖はかなり広いフィールドであり、そこから探していくと入れ食いスポットもどんどん見つかりそうで、とてもやりがいがあるフィールドタイプだった。

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湖に浮かぶ、菩薩島というところにあった寺院。お昼の休憩のときに立ち寄って、手を合わせてきた。「デカいサカナが釣れますように…」。果たして、このご利益はあったのか… タイの旅は、まだまだ続く……



Toshinari Namiki

Thailand Trip_01:マスタークラスを終えて。

先週の土曜日から昨日までの6日間、タイに行ってきた。

今回の訪タイの目的は大きくふたつ。ひとつはマスタークラスの開催。そしてもうひとつは、タイのネイティブフィールドに初トライすること。いずれもタイの雑誌や動画サイトなどの取材、および来年のタイのフィッシングショーをはじめとしたさまざまなイベントで使われるイメージムービーの撮影も行われた。

なにより、こうしたイベントや釣行をすることで、よりレベルの高いルアーフィッシングが普及するための活動にもつながるだろう。

この模様は日本においては、ルアーマガジンに掲載される予定なので、ぜひそちらもチェックしてほしい。



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タイに到着した夜は、地元のレストランでタイ料理。翌日のマスタークラスに参加する5名の当選者の方も合流し、懇親会となった。



さて、これまで自分はタイのフィッシングショーに2年連続で招待していただき、デモンストレーションを行ったり、現地のメジャーな釣りのスタイルのひとつである、釣り堀で取材を受けたりしてきた。今回のマスタークラスという、マンツーマンでのレクチャーは経験がない。

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そんな中で企画された、マスタークラス。これはラパラ(タイでDaiwa製品の販売を担っている)とDaiwaの共催によるイベントで、昨年、リリースされたスティーズのTN(Toshinari Namiki)モデルを、今年のキャンペーン期間中に購入した先着100名の方に自分のサイン入りキャップをプレゼントすると同時に、その中から抽選で5名の方が、釣り堀で実釣レクチャーを受けられる、というもの。

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今回、当選された5名はバンコク市内から参加の方もいれば、300~600kmも離れた遠いところから足を運んでくれた方までさまざま。

ちなみにスティーズのTNモデルは、タイにおけるちょっとした月収にも値する価格の商品。にもかかわらず、この5名をはじめとした多くの方が購入してくださり、またこのマスタークラスの後日、訪れたダム湖では、自分の存在に気付いた地元のアングラーの方が、ご自身のスティーズTNモデルを掲げながら手を振ってくれたり… 日本から遠く離れた国で、自分がプロデュースしたリールを使っていただいていることに、本当に感謝したい。



マスタークラスに当選した5名の方は、さすがにハイエンドなこのリールを購入するだけあって、ベイトリールの基本的な使い方はマスターされていた。そこで決して力任せではないキャスティングのコツや、多彩なキャスト方法と、そのために必要な体の使い方についてレクチャー。するとおもしろいように、みなさんキャストがうまくなり、何より自分の感想以上に参加された方や会場にいた方から、「うまくなった」という声を聞くことができた。

さらに、高確率でフッキングを決めて、いかにバラさずにランディングするか。そして最終的にはハンドランディングの方法まで、釣りにおける一連の動作は、すべてに意味があることを理解してもらうべく、実演を交えながら事細かに解説させてもらった。

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まずは参加者のみなさんに自由に釣りをしていただき、キャストフォームなどをひと通りチェック。その後、参加者を一堂に集めてレクチャー。さらに個々のレッスンを行うというスタイル。みなさん、おもしろいようにキャストが上達していった。

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こちらの女性(写真左)は、現地メディア「Fishing on Tours」という雑誌社の方。キャスト方法についてレクチャーすると、飛距離が格段にアップ。ご自身も驚きを隠せない様子だった。

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「百聞は一見に如かず」とはよく言ったもので、これまで自分がDVDや動画、そしてタイではフィッシングショーのデモンストレーションで説明、および解説してきたことの100%すべてを伝えきるのは難しいのだな、と。あとでセミナーの動画を自分で見返してみても、ひとつひとつの解説は一瞬で、いわば一方通行レクチャーの限界だと感じていた。なので、今回のような少人数の個人レッスンは本当に有効なんだと改めて思った、というのが率直な感想だ。

また、タイでの活動はフィッシングショーだけにも関わらず、自分の知名度やフィッシングスタイルの認知度の高さは、日本のテレビ番組やDVDなどの映像が見られていることによるもので、現代の情報が伝わるスピードの速さと広さに改めて感心もした。

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今回のマスタークラス、そして翌日からのネイティブフィールドの釣行、さらには最終日のバンコク観光&ショッピングには、現地の動画サイトが密着取材。こちらの映像も楽しみだ。マスタークラスが終わったあとは、参加者や取材に来ていたメディアの方々と一緒にランチタイム。

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5月にも訪れたこの釣り堀には日本人のお客さんも多く、いま、タイでは6万人もの日本人が住んでいるという。その中のひとりだという釣り好きのアングラーや、普段は琵琶湖に通っている親子連れの方などが声をかけてくれた。



いつも訪タイするたびに思うのだが、タイの情熱的かつ友好的な人々の温かさに触れられるのも、釣りをやってきて、そしてプロアングラーとして活動してきたからこそ。本当に、釣りをしていてよかったな、と思える瞬間でもある。

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いただいたオリジナルのトーナメントジャージには、自分の名前とメッセージが入っていた。「ユーアーマイ愛ドル」というメッセージ、本当にうれしい限りだ。



今回のマスタークラスで出会ったみなさん、本当にありがとうございました。

そして旅は続く……





Toshinari Namiki

相模湖最新情報と自分の49cm(泣)。

Facebookでもお伝えしたが、昨日と今日は相模湖へ。昨日は午後から、今日は朝から10時までという短時間ながら、非常に有意義な釣行だった。

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あさってからタイへ行くのだが、そこでタイのメジャースタイルである釣り堀での怪魚釣りに加え、今回ははじめてネイティブの釣り場へ赴く予定。それらフィールドではターゲットが歯の鋭いサカナゆえ、PEラインに20~40lbのフロロラインをリーダーにするのが主流。

そこで主に使うであろうルアーのタイプとスポットへのアプローチ、キャスティングテクニック、そしてタックルセッティングの見極めなどのために、相模湖へ行ってきたのだ。 一例を挙げると、ヤマトJr.を日本のフィールドで、バスを相手に使う場合はナイロンの12~14lbが一般的だが、これに対してタイではPEの1.5号、ときには2.5号や3号に、極太のリーダーをセット。日本でバスを釣るのとは大きく異なるラインシステムで、どんなロッドやリールを使えばいいのか、そしてキャストフィールも見ておく必要があるだろう。 さらに、新しいキャストスタイルの習得。取材やトーナメントのように常に本番の釣り、つまり、その日の結果が問われる釣りだけだと、新しいものを吸収できず上達幅も少ない。

本来ならばたった一日の本番のために、何日もフィールドで準備し、室内でタックルセッティングも行わなければならず、一日のために何倍もの時間を要する。



そう考えると、ブログの更新などしている場合じゃないな……



というのはさておき、今回の相模湖で発見したのは、軽めのルアーをPE+極太リーダーでキャストすると、ベイトタックルでも非常に投げやすいという事実だ。

ナイロンやフロロならベントミノー86やハイカットDRのようなルアーはスティーズのSVスプールでも十分、投げられるが、T3 AIRやSS AIRでは驚くほど快適に飛ばせるというイメージだが、それに対してPEに極太フロロのリーダーをつけると、リーダーの自重が加わって、ラインの重さで飛ばすフライフィッシングのように、たとえルアーが軽くても、スティーズのTNリミテッドで、どんなキャスティングフォームであっても、快適に飛ばすことができるのだ。PEラインは軽く、リーダーに自重がある。その両方の恩恵で、思いのほかバックラッシュを防ぎ、飛距離を出すことができるのだろう。

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昨日はデッキにロッドを15本以上(?)も持ち込み、そのすべてにさまざまなルアーをセットして、フィーリングを確かめた。風が強く、日差しもあったので木陰でボートを固定し(木にロープを結んで)、作業にいそしんできた。そして相模湖のバンクをタイの釣り場に見立てて、キャストの練習もしてきた。

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ラスト30分、サカナを触りたくてバスを狙ってみた。とはいえ、リールに巻いているラインはタイ仕様。キャスタウェイ1.5号にポケットショックリーダーFCの40lbというシステムにもかかわらず、ラトリンブリッツで台風後の濁りの中、読み通りに炸裂! 7バイト5フィッシュだった。

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さらに昨日、湖上で会った江成君は朝から02ビートで45cmを筆頭に、ラトリンブリッツMAXで25~30cm強を10匹ほどキャッチしたという。それも朝7時までの間に!! ただし、太陽が高くなってからは非常にタフになったとも言っていたけれど。



同じく江成君の友人は昨日の夕方、数時間の釣行で、ハイピッチャーMAX・3/4ozで40cmアップを含む5匹のバスを、本湖で手にしたそうだ。

濁りの中で、強い連続波動は非常に効果的。その中でもちょうどいい濁り(濁りすぎず、澄みすぎず)を見つけることもキモ。ちょうどいい濁りは日替わりなので、それを追っていくことも大切だ。

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今日はもっと絞り込んだタックルと、タイ釣行を意識したPEラインの組み合わせでもっとバス向きな釣りを展開。フロッグで、流れ込みにあったゴミ溜まりをロングポジションから撃つと、その下から出てきたファットな一匹がバイト。口閉じ49cm、口を開いて測ると50cmオーバーという、なぜか自分はこのサイズが多い……(笑)。しかし2kgは超えている、見事な一匹だった。

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タックルはスティーズ・スペクターにタトゥーラ8.1。ラインはバススーパーPEの56lb。



いつものフロッグタックルより、ワンランクやわらかいロッドをチョイスした。釣るというより練習の意味合いのほうが強かったのだが、PEラインゆえ、しっかりと掛かった一匹だった。

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ちなみに今日は江成君と一緒に出たのだが、バックシートでフォローの釣りを展開し、ドライブクロー4inの直リグ(濁りの中でも目立つブラック系をチョイス)で、45cmを筆頭に数匹のバスをキャッチしていた。



今日は水がクリアな本湖のインレット+ゴミ溜まりゆえ、フロッグをキャストしたが、本来、ささ濁りの中では連続波動でアピールするクランクやブレードジグ、スピナーベイトなどがいい。

天候や水が早く回復したときは、シェード系がメインになるだろう。そこで自分のオススメは、ハイカットDR。ベイトタックルのピッチングが中心で、オーバーハングの中やカバーまわりをトレースしたり、カレントを受けるバンクの並行引きもいいだろう。スピニング以上の正確かつ手返しのいいアプローチがキモだ。

ハイカットDRはシャッドの中でもダントツで投げやすく、スレバスに強いタイトハイピッチアクションで、ミディアムファーストリトリーブで使用するといい。そしてバスが見切るようなら、リトリーブスピードをさらに速くしていくといいだろう。

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今日は朝から雨だったので、新しいレインウェアをおろした。フリーノット(Hayabusa)の「BOWSUI/3シリーズ」のレイヤードスーツはレッド、ブラックレッド、そしてブルーの3カラーがあるのだが、自分はレッドをチョイスした。ファッション性にも優れたデザインで、ブラックレッドも自分好みだ。

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柴田ボートにある船に、O.S.Pラッピングを施した。目を惹くデザインで、フィールドに映えるね。もしこのボートに乗っている自分を見かけたら、声をかけてよ!

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今日の枝豆。でも49cmは食べる前に釣ったので、枝豆パワーではない。



先日、関和君が不慮の事故で足を骨折し、入院をしたと聞いた。昨日、手術を終えたそうだが、一日も早い復帰を願っている。そんな思いを込めてお花を贈らせてもらったのだが、わざわざお礼のブログを書いてくれたようだ。

関和君、いまは焦らず、治療に専念してほしい。そしてまた、ファンのみんなに関和君らしいバスフィッシングを見せてほしい。



早いもので、15周年を迎えました。

今日は、非常に心温まるうれしい贈り物が届いた。

その写真がこちらなのだが、この盾以外にも、ご自身の近況を知らせてくれる写真とお手紙が添えてあった。

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盾にあるとおり、O.S.Pは15周年を迎えた。

自分の中でも「確か15年だったな」とおぼろげながら、アバウトな感覚があったけれど、6月で15周年を迎えたことを改めて知ることができた。

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10周年のときも、同じような盾をいただいたのだが、あれから5年の月日が流れたのか。早いな。



何より、O.S.P設立以前、もしくはその直後ぐらいに出会い、自分のオフ会などにも来てくれていた。いまは以前ほど、バスフィッシングをしていないだろうし、おそらくまったくしていないのではないだろうか。にも関わらず、O.S.Pや自分のことを思ってくださっていることに、本当に感謝したい。ありがとうございます。



また、ここでご紹介させていただいた以外にも、O.S.Pの節目には手紙や記念品をいただく機会があるわけで、そんなみなさんにも、本当に感謝します。



そして何より、O.S.Pをここまで支えてくださった、ファンやユーザーのみなさんにも感謝いたします。いつもありがとう。そしてこれからも、よろしくお願いします。

オススメ動画とおすすめフック。

2015-7-17 カテゴリー:お知らせ

台風が通過しましたね。甚大な被害に逢われていないことをお祈りいたします。



さて今日は、O.S.P動画の紹介をさせてもらおう。

O.S.Pプロスタッフのみなさんが、素晴らしい釣りのテクニックを披露すると同時に、的を射た解説も展開してくれている。業界内ではよく「O.S.Pは釣りウマ集団」と言われる。全国の釣りウマアングラーを揃えていて、ときに「ズルい!」とまで言われることも。それぐらい素晴らしいスタッフたちの動画をぜひチェックしてほしい。

ルアーのプロモーションはもちろんなのだが、そのタイプの釣りにおけるタックルセッティングやテクニックについてもきっちり解説。またフィールドの特徴にも言及している。ときには笑いを提供するシーンも……

ここひと月だけで見ても、これだけ素晴らしいコンテンツがそろっているし、それ以前をさかのぼってみても、魅力的なタイトルがたくさんある。

この週末、釣りに行くご予定がある方は、ぜひその前に、O.S.P動画で気分を盛り上げてほしい。



夏の琵琶湖でフロッグゲーム by三宅貴浩



ヴァルナF使いこなし術 by森田哲弘



バズベイト・ストロングスタイル by早川純一



ドライブスティック・バックスライド by川村光大郎





そしてO.S.Pと同じぐらい、素晴らしいプロスタッフをそろえるFINA。川村光大郎や、一時帰国中のエリートプロのイヨケン、そして先日、DVDで共演した青木大介。そんな彼らがプロデュースしたアイテムが、いよいよ発売。こちらもよろしく!

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そして来る8月16日(日)15時~、キャスティング八王子店でトークライブを行います。八王子といえばオレの縄張り。その中でローカルネタも交えて、マシンガントークを炸裂させるから、よろしく!

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Toshinari Namiki

河口湖のハイピッチャーパターンの秘密。

台風の影響で朝から土砂降り。本来であれば昨夜出発で、今日と明日はロケの予定だったけれど中止にした。このおかげで夏バテ気味だった体を休めることができたし、溜まっている仕事の一部を片付けることもできたけれど、台風はこれからやってくるみたいだね。みなさん、くれぐれも対策を万全に、注意してください。



さて、火曜日のFacebookでも少し触れたが、CASIO PROTREKの対談企画で河口湖へ行ってきた。対談のお相手は竹内洋岳さん。プロの登山家で、世界にある8000mを超える14の山のすべての登頂に成功したという、偉大な方だ。昨年、放送された「情熱大陸」を見た人もいるんじゃないかな。

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そんな竹内さんの趣味は釣り。バスフィッシングはもちろん、渓流のフライフィッシングや、ヒマラヤ系の山に登るときには、ネパールで釣りをすることもあるという熱の入れよう。昨日の対談および実釣でも、釣りに対する情熱がすごく伝わってきたよ。

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世界遺産の富士山を見ながらのバスフィッシング。取材のプレッシャーや寝不足、さらには疲労による体のダルさもあったが、それらを吹き飛ばすような最高の景色だった。

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竹内さんのタックルボックスはRIMOWAのコスメケース! ふたを開けると鏡がついていて、日焼け止めを塗るときに便利なんだそうだ。左の写真はタマタマルアーというブランドと竹内さんのコラボ企画で生まれたルアー。その名も「マナスル8163」。山の名前と標高を関するペンシルだ。クローラーベイトのほうは「ラマイロ・アンナプルナ」といい、こちらも山の名前を冠している。

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さて、対談の詳しい内容は8月中に公開される予定のCASIOさんのサイトを見ていただくとして、ここではサイトではあまり触れられないであろう釣りのパターンについて書かせてもらおうと思う。



撮影がはじまって早々に、竹内さんがスピナーベイト(ハイピッチャー3/8oz・TW)で幸先よく48cmぐらいだろうか、ナイスなネイティブをキャッチした。最近の河口湖は非常にタフと聞いていたので、その中で一匹でもいい魚が出てくれればという期待を抱いていたスタッフ一同を、ほっとさせる一匹だった。
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撮影艇で協力してくれた、河口湖ガイドの荻野元気君によると、スピナーベイトのスローロールかディープのラバージグが、悪い中でも結果を出している、とのこと。たとえライトリグを使ったとしても、強い釣り以上の結果を出すのが難しいようだ。ちなみに竹内さんは前日入りして、小型のプロップベイトで小さいながらも3匹のバスをキャッチしていたという。本当に、大の釣り好きなんだね。

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撮影艇で協力してくれた荻野君。河口湖でのガイドのほか、ワームが禁止の河口湖で使えるポークルアーのプロデュースもしている。詳しくは荻野君のオフィシャルウェブサイトをチェック。

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ボートのランチングでお世話になったのは、河口湖ボートハウス。荻野君のガイドの拠点にもなっている。スロープはもちろん、レンタルボートも完備。大町さん、いろいろとありがとうございました。



荻野君の近況によると、2~4mレンジでスピナーベイトを引くにしても、よりスローなほうがバイトが出る、という。それを裏付けるように。竹内さんはハイピッチャー3/8oz・TWで、ハワイの水深1.5mぐらのエビモに絡ませるようにゆっくり引き、バイトを得た。

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また対談後も夕方まで釣りに出たのだが、CASIO開発スタッフの牛山さんは、ハイピッチャー3/8oz・DWのデッドスローリトリーブで3バイト!(ボート際でのバラシもあったけれど…)。



自分は小型を1匹と(ハイピッチャー3/8oz・DW)、40cmクラスのファットな1匹をハイピッチャー1oz(プロト)で大石のウィードでキャッチした。大石ではみんなが投げたあとだったにも関わらず、3~4mラインをミディアムファーストリトリーブで食ってきた。スピードを明らかに変えた攻めが、人が投げたあとでも反応する個体がいることを証明した一匹だった。

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全体的によりスローで、ボトムすれすれやウィードに絡めながら引くのがバイトを得るコツ。この日は試さなかったが、ローライト時や、より密集したグラス、またはディープレンジを引くときは、ボリュームのあるハイピッチャーMAXのほうが有効かもしれない。ちなみにハイピッチャーMAXではハイピッチャー3/8ozと同じスピードで同じレンジを引く場合、1/2ozモデルをチョイスする。MAXのほうがブレードが大きいため、同じレンジを引くときはより重たいウエイトが必要になるわけだ。

タックルは3人とも今年の新作、スティーズ・スペクターで、リールはスティーズのTNリミテッド。しかしラインに関して、自分と竹内さんはFCスナイパー(フロロ)の12lbだったのに対し、牛山さんにはマシンガンキャスト(ナイロン)の16lbを使ってもらっていた。

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牛山さんは実釣の時間が最も短かったのだが、一番バイトを得ており、その理由として太めのナイロンラインによる抵抗と自重の軽さによって、よりゆっくり巻くことができたのが効果的だったのかもしれない。

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河口湖はご存知のとおりクリアウォーターだし、軽めのスピナーベイトをなるべくディープレンジでスローロールさせるとき、一般的にナイロンよりもフロロが好まれるだろう。しかし今回、バックシートから最もバイトを得たという事実は、考えさせられるものがあるね。

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プロトレックの最高峰ラインで、世界に14ある8000mを超える山のひとつの名前を関する「MANASLU」。日本の登山隊が世界ではじめて登頂に成功した山だ。ドレスアップしたいときはこれを着用している。

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自分がいま釣行時にメインで愛用しているのがPRW-6000Y。ベルト部分にO.S.Pのロゴマークが入っているスペシャルモデル。

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PRW-5050BNはベルトのカラーリングがおしゃれで、カジュアルに決めて街に出るときはこれ!

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この日はスピナーベイトで、最も多くのバイトを取れた。3/8ozのハイピッチャーはTW、DWともにバスをキャッチ。カラーは右からゴーストワカサギ、LBシャッドで、左はプロトの1ozモデル。ディープレンジはもちろん、シャローからミドルレンジの速巻き対応モデルになる予定。

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富士工業のルアーキーパーは最近、自分のロッドの多くに装着している。ワームはテキサスリグのようにシンカーがあればフックをトップガイドに巻き込む心配はない。しかしノーシンカーやバックスライドでは、同じくラインを巻き取ると、フックがガイドに巻き込まれることでワームがズレてしまい、これをいちいち戻しているとワームの耐久性も落ちる。これらストレスを解消してくれるのが、このルアーキーパーだ。もちろんダウンショットのシンカーや、プラグのフックも引っ掛けられる。

実はこの手のパーツは15年ほど前からあったのだが、発売された当初、早速つけてみたものの、キャスト中にラインが引っ掛かり、それがストレスになって使っていなかった。しかし最近、必要に迫られてつけてみるとデザインが見直されたためなのか、それとも取り付け位置とその向きによるのか、またはSVシステムなどベイトリールの進化により、ラインがキャスト中にフケすぎることがなくなったからなのか、理由は定かではないが、とにかく昔のようなライントラブルはない。

ちなみに現在、自分はこの位置にこの向きで装着している(写真参照)。左利きの自分がフックをここにセットしやすいのと、トラブルの少なさを両立している装着方法だと思うのだが、もっといい方法があるかもしれないので、もう少し研究してみようと思う。

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PROTREKのマグカップに、自分と竹内さんのサインを入れた。もしかしたらイベントなどでプレゼントされる… かも……? 右の写真は竹内さんのYAMATO O.S.P SPEC2に自分のサインを入れたものと、竹内さんのサイン入りマナスルを今回の記念に交換。このマナスルは大事に飾っておこう。

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竹内さん、CASIOの牛山さんをはじめ、撮影スタッフのみなさん、ありがとうございました。





話しは変わって、今週日曜日(7月19日)に、芦ノ湖でショア・バスフィッシング大会が開催される。日本ではじめてバスが芦ノ湖に入ってから90年という区切りの年に開催されるこの大会。運営には山木一人プロも携わっている。この大会にO.S.Pからはもちろん、並木敏成個人としても協賛させてもらおうと思っている。

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協賛させてもらう商品は自分が長年使い込んできたO.S.Pおかっぱりヒップバッグに、並木セレクトの“芦ノ湖入れパクルアーセット”。お時間がある人はぜひ、参加してみては? 詳しくは芦ノ湖漁協のホームページまで。



最後に、カスミエリアで精力的にガイドやおかっぱり大会の運営、さらに“バスマーク”という自身が主宰するブランドでネコストッパーという商品を手掛けているO.S.Pプロスタッフの松村君が、ブログで並木敏成について書いたりもしている。興味がある方は、そちらもぜひ。



Toshinari Namiki

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