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その他

釣りにおける安全の確保について。

今日は安全に釣りをするために気を付けている、自分なりの方法をご紹介しよう。



ボートでの釣りはライフジャケットの着用が義務付けられている。またおかっぱりにおいても、足場が高い護岸やガケのようなところなどから釣りをするとき、自分はライフジャケットを着用するよう心掛けている。

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しかしライフジャケットもそのタイプはさまざま。その中でもできるだけ快適に、かつ特に夏場は暑くならないボンベ式をメインに使っているし、一般的にも今はこのタイプが主流だろう。自分はスポンサーでもある、ハヤブサやサンライン、そしてダイワ製のものを愛用している。

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通常は、腰に巻くウエストベルト型だが今年、Daiwaから新たに発売されたウォッシャブルライフリング(DF-2305)はより小型のモデルで、ライト感覚で着用できるのでおかっぱりに最適。今後はおかっぱりでも自分自身の装着率が上がりそうだ。とにかく、万が一のときの保険として、備えあれば患いなしのアイテムだ。

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こうしたウエストベルト型は自動・手動問わず、膨張したときに、自ら浮力体部分をホールドしにいかないと顔を水面に出せない。しかしU字型の首掛け式ライフジャケットであれば、膨張した際にベストのようになるので、より安全性は高いと言えるだろう。

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またバスボートに乗って時速100km/hを超えるような高速で走るときや、湖面が荒れているときは、浮力体が備わっている昔ながらのベストタイプのライフジャケットを着用するようにしている。これほどの高速走行時にもし落水したら、気を失うことだって考えられる。そんなときでもこのタイプは非常に安全性が高いと言えるだろう。

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バスボートに限らず、アルミボートやレンタルボートに乗るときも、クッション型の浮力体を積むようにしている。ボンベ式のライフジャケットは定期的な点検が必要で、こまめなメンテナンスが行き届いていないと、開かないことだってあるだろう。そんな万が一に備えて、こうしたボートクッションを積んでいるのだ。いざというとき、これにつかまることで浮くのはもちろん、落水者を発見したときに、投げてあげることだってできるだろう。



さて、もし誤って落水したとき、ライフジャケットが正常に作動したとしても、今度はボートに上がるのが難しい。ボートの大きさにもよるが、ホントに這い上がるときに、小型ボートだと転覆してしまうこともあるので、基本的にはボートの横からではなく前、もしくは後ろから。また足を掛けるところがないと上がるのは困難だが、そんなときは船外機やエレキのモーターに足を掛けるとといいだろう。鉄則として、小さい船に二人で乗っているときは、絶対に同じ側にいないこと。バランス配分を考えないと、這い上がるときに転覆する恐れだってある。

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そして最後にキルスイッチ。もし操船者が落水したとき、このキルスイッチが外れることでエンジンが停止するのだが、これが作動しないとボートは勝手に走り続けてしまう。無人のボートは暴走し、セッティングによってはボートはブーメランのように自分の元に戻ってきてしまう。そしてスクリューは凶器と化す。もし、ブーメランのように戻ってこなかったとしても、落水後、ボートがなければ漂流してしまう。考えただけで恐ろしい… そんな惨事を起こさないためにも、そして落水したとき、ボートを自分のそばにとどめるためにも、キルスイッチは必ず装着してほしい。



しかし通常のものはつけるのが面倒で、体につけっぱなしにしているとヒモが垂れ下がり、釣りの動作の邪魔になってしまう。そこで自分が愛用しているのが、リストランヤードと呼ばれるアイテムだ。装着のわずらわしさがないため、走行のたびに確実に「つけよう」という気になる。ゴムのタイプもあるのだが、これだと輪の部分が伸びて広がってしまうことも多いので、自分はワナのように引けば締まるタイプのリストランヤードを使っている(ちなみに写真はヤマハ製)。



間もなく夏休み。釣りはもちろん、水辺に出ることが多くなる季節です。事故を未然に防ぐためにも、安全の確保についていま一度、見直してみてはいかがだろうか。

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O.S.P次世代アングラー育成プロジェクト始動!

2015-6-23 カテゴリー:その他 モラル

自然とふれあい、ブラックバスというサカナと対峙する。湖のコンディションを分析し、ブラックバスの居場所を推測する。そしてたくさんあるルアーの中から、そのときどきにあったものを選ぶ。自らルアーを操作し、ブラックバスからの反応を得たときのうれしさは、アングラーにとって至福のとき… そんなバスフィッシングの楽しさを、次世代を担う若いアングラーにも知ってもらいたい……



2014年、夏休み限定で、O.S.Pでは相模湖・柴田ボート様と津久井湖・津久井観光様にご協力をいただき、少年アングラー、および親子連れのアングラー限定で、ハンドコンとエレキをセットにしたボートを無料で貸し出すという企画を実施しました。

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最近、フィールドに出てもフレッシュな若いアングラーに出会うことが少なく、このままではバスフィッシングに明るい未来はない。そしておかっぱりだけでなく、ボートで湖に出ることで、バスフィッシングのさらなる楽しさを、これからのバスフィッシング界を担う若い世代のアングラーに知ってもらいたい。そんな並木敏成の想いから『少年よ、ボートで繰り出せ!!』と題したこの企画を立ち上げたのです。

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ハンドエレキ&バッテリー付きの免許不要艇を無料で貸し出すという本企画はたいへん好評を博し、今年は新たに長門川&将監川のレンタルボート店・北総マリン様にもご協力をいただけることになりました。また期間も今年は夏休み限定ではなく、津久井観光様と北総マリン様においては、すでに始動しています(柴田ボート様については8月4日~8月31日の夏休み限定。詳しくはO.S.P公式サイトをご確認ください)。

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そして2015年。O.S.Pでは新たに、キッズモデルのアパレルをラインナップ。これまで、大人向けのサイズ展開のみでありながらもおかげさまでご好評をいただいていたO.S.Pのアパレルに、120と140という2サイズのキッズラインが加わりました。まずはTシャツ2モデルとキャップを取り揃え、子どもたちのフィッシングシーンに花を添えます。またフーデッドロングTシャツモデル4(ネイビー/ピンク)ライトパーカーモデル2(全色)にはSサイズを新たに設定。若い世代のアングラーや女性にも着こなしていただけます。

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ベースボールシャツタイプはイエロー(120)とネイビー(140)をご用意。

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オスプレイ(ミサゴ)のキャラクタータイプはアイボリー(120)とグリーン(140)。Tシャツはすべて2900円(税抜)。

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襟まわりにはロッドを手にしたオスプレイをあしらい、遊び心を演出しています。

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O.S.Pロゴメッシュキャップは全4色。左上から時計回りにネイビー/オレンジ、サックス/イエロー、グレー/カモ、トリコロール。フリーサイズで価格は1500円(税別)となっています。



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また、このキッズアパレルの発売を記念して、7月18日から8月31日まで“Enjoy Fishing in Summer Vacation”と題したキャンペーンを実施します。これはこの夏発売になったO.S.Pキッズアパレル(Tシャツおよびキャップ、どちらでも可)を着用したお子様の釣果写真をO.S.P公式サイトにお送りいただく、というもの。

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この企画に関しては、魚種は問いません。また釣り方についても不問。ブラックバスはもちろん、フナでもキスでもアジでもコイでも、何でもOK! エサ釣り、ルアー釣りどちらでもけっこうです!!



キッズ世代にはまず、釣りの楽しさを知ってもらいたいと思います。というわけでアングラーのお父さん、お母さん、この夏、O.S.Pキッズアパレルでばっちりキメたお子様と一緒に、釣りに出かけてみませんか!?



今後もO.S.Pでは、キッズアングラーや次世代アングラーを応援する企画を展開していく予定です。内容が決まり次第、O.S.P公式サイトおよびフェイスブックページ、もしくは並木敏成公式サイト“THIS IS T.Namiki”フェイスブックページでお伝えいたします。ご期待ください。

津久井湖のワカサギ放流事業。

2015-6-05 カテゴリー:その他 モラル

O.S.Pからほど近く、自分がバスフィッシングを覚えた湖、津久井湖。

自分が若かりし頃、冬場はバス釣りだけでなく、ワカサギ釣りでも賑わっていた。

しかし近年、ワカサギの数は減少の一途をたどり、それにともなってワカサギ釣り師の姿も減る一方。これってすごく悲しいことだよね。



しかし、この状況に対して、だまって指をくわえてみているわけにはいかない。実は地元の釣具店やボート屋さんが自主的に、ワカサギの採卵および放流事業に着手している。

具体的な策は大きくふたつ。

ひとつは津久井湖において、産卵を控えてワカサギが川を遡上してくるタイミングを見計らって、ボート屋さんのスタッフの方々がウェーダーで川に入り、網でワカサギをすくってそこから採卵するという方法。

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もうひとつはワカサギの養殖を行っている漁協から、卵を購入するという策だ。現在、北海道や芦ノ湖など、さまざまな漁協に購入の依頼をしているそうなのだが、なかなか希望通りの購入ができないらしく、今年に関してはやっとの思いで北海道産のワカサギの卵を購入できたそうだ。



自分も、採卵事業の見学およびお手伝いにお邪魔させてもらった。

3月下旬。まだ寒さが残る夕方、ウェーダーを準備して入川。真っ暗闇の中、川を遡上してくるワカサギを一匹ずつ網ですくっていく。この作業は3時間ほどで、90匹のワカサギを捕獲することができた。

これを今度は孵化施設に持っていき、一匹ずつ丁寧に採卵。そして人工の孵化器に入れて、稚魚になった時点で湖に放流する。

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通常、釣り人は漁協に入漁料を払う。その収入でこうしたワカサギの放流のような漁場の調整を行っている。でも津久井湖の場合は入漁料を払うわけではなく、さっきも言ったようにボート屋さんが自主的に、こうした事業を行っていることを知っておいてほしい。我々アングラーが支払うボート代から、こうした事業の経費をまかなっているという。これはきわめてまれなケースだけど、全国各地のフィールドでも、ぜひ見習ってほしい姿勢だね。



こうした地元の方々の地道な努力の甲斐もあって、少しずつ成果が出てきているようだ。今年は北海道産のワカサギの卵を3000万粒、購入することができたという報告も受けている。しかし定着させるにはまだまだ継続する必要があり、O.S.Pでもこの事業にできるだけ協力させてもらおうと思っている。

これは今年の5月、津久井湖に行ったときに撮影したモエビの写真。
これは今年の5月、津久井湖に行ったときに撮影したモエビの写真。


これからボートをレンタルするときも、我々がバスフィッシングを楽しむために、こうして陰で支えてくれる方々への感謝の気持ちを忘れないようにしたいよね。

タイのフィッシングショーで感じたこと、思ったこと。

2015-5-22 カテゴリー:その他 タックル全般 テクニック

ブログで釣りの模様はご紹介させてもらったが、今日はタイのフィッシングショーの話と、参加したことで思ったこと、感じたことについて書こうと思う。

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フィッシングショーは今年で3年連続の参加。タイではほかにも釣り絡みのショーは開催されているのだが、このフィッシングショー(TFTMA)の規模が一番大きい。過去、ショッピングモールの最上階で開かれていたのだが、今年からコンベンションセンターに場所を移して行われた。この会場の隣ではコスプレイベントで賑わっていた。

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そのイベントに来ていた人たちと記念撮影。日本の子供たちにおなじみの戦隊ヒーローが勢揃い!



会場の規模は昨年の約2倍に。これまではブース横の通路でデモンストレーションを行っていたのだが、今年は専用のステージを設置。多くのアングラーが足を止めてくれた。

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日本のフィッシングショーというと、お客さんが非常に多く、セミナーやイベントを行うと、たくさんの人が集まるというイメージがあるだろう。しかしアメリカや韓国、そしてタイでもそうなのだが、ショーの中でこれといったイベントはあまりなく、どちらかというと新製品の展示を見て、買い物をするという趣向のほうが強い。派手なデモンストレーションはほとんどない、というのが一般的だ。



そんな中、より多くの人に来てもらい、話を聞いてもらえるか。そして来てくれた人にルアーフィッシングの奥深さを伝えテクニックを披露することで、その魅力を知ってもらいたいと思ってステージに立っている。

はじめて韓国でセミナーを行ったとき、日本人という目新しさで一度は足を止めてくれるものの、そのままつなぎとめるのは非常に難しかった。まず、通訳を介してのトークになるため、通常の2倍の時間が必要になる。訳し終わるタイミングを見計らって話を続けたり、なるべく言葉数を少なくすることで通訳をしやすくできるようにしながらも、かつ的を射た解説をしなければならない。加えて、明確な実演を行う。こうしたことを心がけてきた。

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そこも、自分にとってやりがいを感じるところで、ゲーム性を感じている部分でもある。そしてプロとして身に着けておくべきテクニックでもあるのだ。

タイへ行く前日、ショーで見せたいと思っていたテクニックと説明する順番の確認のため、近くの空き地でリハーサルを行っていた。そこで二組のアングラーに声を掛けられたのだが、そのうちのおひとりが「並木さんでも、いまだにそういった練習をされるんですね」と驚いていた。

ロッドやリールの進化、そしてベイトフィネスのような新しいテクニックが出てきたりすると、例えばスプールのリリースポイントやサミングのフィールが変わるため、やはり確認しておく必要がある。またそのモーションと同時に何をしゃべるのか、事前の準備も重要だ。そこもやりがいを感じる部分のひとつである。



そのかいあって、与えられた時間内でシンプル、かつ的確に多くのことを伝えられたのではないかと思う。毎年、このショーに来て自分のセミナーに耳を傾けてくれる人も中にはいるので、そういった人のために新しいテクニックなどの話題も少しは織り交ぜる。ただし話題がマニアックすぎると通じなかったり、新たに聞いてくれている人にとって必要ではないと思われる内容にならないよう、確実にレベルアップできる基本事項と、ある程度の応用編やトレンドをバランスよく入れるようにしている。見に来てくれる人の中には、ベイトリールを使った経験がない人がいると思えば、自分並に上手い人だっている。そんなすべての人々に喜んでもらえるレクチャーとはどういうものなのかを自分なりに考えて行っている。

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タイのDaiwaではキャンペーン期間中にSTEEZ LTD. SV 103H-TNをお買い上げいただいたすべての方に非売品の赤いキャップをプレゼント。そのうち、先着100名様には自分のサイン入りキャップが贈られるということで、ブースで100個のキャップにサインを入れた。さらに購入してくれた人の中から抽選で5人が、タイの釣り場で自分のマスタークラスを受けられる。というわけで7月にまた、タイへ行く。このときは野生の釣り場への遠征も計画中なので、今から楽しみでならない。



クリアリザーバーでの春のパターンを解説!

2015-4-22 カテゴリー:その他 タックル全般 テクニック

今日は先週の10 days Fishing Tripについてのパターンについて解説しようと思うがその前に、このブログをご覧になっている方の中には、自分のFacebookについてまだどんな仕組みなのかご存じない方もいらっしゃるようなので、ここでもう一度、お知らせさせていただきます。

現在、個人のFacebook(並木敏成)は友達の上限に達したため、日々の更新は「並木敏成Official Site『THIS IS T.Namiki』更新情報」にて行っています。例えば昨日は…



「Staffs from Daiwa came to TNFR today and had a meeting about a fishing show in Thailand.

I will join the fishing show this year again.

Please purchase a Daiwa Steez LTD.SV TN between 1st April 2015 and 30th Jun 2015 and be one of 5 lucky winers to do fishing with me!

I look forward to seeing you guys from not only Thailand but also, people from other countries!

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今日は、ダイワの海外営業部の方がTNFRに来てくれました。

4月下旬からタイのフィッシングショーに行くわけだが、その打ち合わせをしたよ。

ちなみに、T.Nリミテッドのキャンペーンがタイで行われている。

4月1日から、6月30日までにこのリールをタイで買ってくれた人の中から抽選で選ばれた5人の方が、

7月に自分と一緒にタイで釣りができるというものなんだ。

日本のみなさんも自分と一緒に釣りをしたければ、是非タイに行ってこのリールを買ってもらいタイ(笑)。」



といった内容を更新しました。ほぼ毎日、こうした話題をアップしていますので、みなさんぜひ、ご覧ください。

「探しているけど、行き着かない」という声も聞かれるのですが、そんな方はこちらからアクセスしてみてください。



並木敏成Official Site『THIS IS T.Namiki』更新情報



もしくはこのサイトの右上にあるFacebookのアイコンをクリックするだけでもOKです!!



さて、本題。

10 days Fishing Tripではいくつかのフィールドを訪れたのだが、まずはクリアリザーバーでのパターンから解説しよう。

ここはスーパークリアレイクで、釣行したときの平均水温は12℃(10~13℃台)で水位の増減が激しく、1日の間で1mは余裕で変わる。そのタイミングでバスがバックウォーターに差したり、戻ったり。またはメインレイクの表層付近に浮いたり、沈んだり。そんな状況だが、自分にとってはじめてのフィールドで、非常に楽しみだった。

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実は今回のロケの目的は動画の撮影がメイン。日本の多くのアングラーがその使い方やセレクトを正しくできていない、それがハードルアーではないだろうか。これを将来に残すために動き出した企画なのである。

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したがって今回の釣行でも、ハードルアーしか使っていない。i-Waver74SSSなどがドハマリの状況であったため(夏や弱ったベイトが水面に浮いているときはFモデルがハマるケースがもある)、ここでワームを使ったとしても、この釣果以上の結果が残せたかどうかははなはだ疑問だが。

というのも、水がきれいでサカナはセレクティブという中、ミドストなどの可能性もあっただろうが、シェイクしたときに出るラインの振動すらもバスが嫌い、バイトしてこない状況だったゆえ、i-Waverのラインの存在を消せる釣り方がハマったのだ。

バックウォーター付近では数人のおかっぱりアングラーと出会い、お話しすることができたが釣れていなかったようで、唯一、釣れたという話はワームをサスペンド気味にセッティングし、ドリフトするという釣り方だったという。それでも1日にストライクが1回あるかないか、だった。

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スティックイットでボートを固定して、静かに釣る局面もあった。

i-Waverにおいては、特にバックウォーター付近ではタイミング次第で、いいサイズのバスが2ケタ以上いるときもあり、わずかなカラーの変化で鼻っ面まで行くときもあれば、端から見向きもしないか、という反応。当然、ホロ系やチャート、ホワイト系などは早々に見切り、ブラウン系の暗めなゴーストカラーのみ、バスがバイトしないまでも鼻っ面までいくという状況だった。この日、目にした、バスがエサとしてみているであろうベイトフィッシュはアマゴだったのだが、この色に一番近い、というのもその理由のひとつだろう。

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もちろんワカサギレイクではワカサギに近い色を好む傾向があるが、それ以上に、クリアウォーターでボトムにコケがついた石の色や、周りの景色に溶け込んでいる色は、えてして見切られにくいカラーなのである。

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今回、メインで使用したうちのひとつ「稚ギル」は腹に薄いシルバーを噴いている(今年のNewカラーでもある)。この手のルアーは地味な中に、アングラーからの視認性のよさも確保したカラーを使うことが重要で、ルアーの存在が見えていないと釣果は格段に落ちるといっても過言ではない。

もうひとつ、こういう状況での自分のフェイバリットは「ピンクレディ」で、視認性をある程度確保しておきながら、バスからは見破られにくいという特徴を併せ持っている。クリアレイクのスレバスには、絶対的な自信のあるカラーだ。

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ちなみにi-Waverのタックルは、スティーズ・キングボルトF-spec(641LFS-SV)に、イグニス2505をセット。ラインはFCスナイパー3.5lbで使用した(数日前にモデルチェンジされたものが発売になったが、ひと言でいうと強度を落とさずにしなやかになった。。6~12lbでは、特にしやかになっている)。

カレントのあるところでは基本的に、斜め上流に向かってキャストして、下流に向けて少しずつドリフトしてくるような引き方がベスト。カレントが早い場所では垂直から斜め下流に投げて、ほぼ巻かずに流すことも有効。スピードはみなさんが思っている以上に遅い。事実、今回の最大魚である58.5cmを仕留めたときは、ゆるやかにカレントが効くメインレイク沿いで、遠くからそのサカナの存在が見えていた。そこで、そのバスの視界の外にキャストし、流れと風を巧みに利用しながらラインの存在を消しつつ、ルアーをゆっくりと視界の内側へと送り込み、そこでとどめておく。

そのバスは何度も興味を示してはそっぽを向く、という態度を繰り返しながらも、最終的には口を使わせることに成功した。まぁ、百聞は一見に如かず。この映像が解禁になったとき、ぜひご覧いただきたいのだが、みなさんの想像以上に、かなり遠くからかつかなりスローに釣っていることがわかるだろう。これぞ究極の焦らしによる食わせで、i字系の中でも極めて精密に作られているi-Waverかつこのカラーセレクトだったからこそのストライクだった。

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自分はバスを測るときは俗にいう「トーナメント測り」をしている。口を閉じ尾は閉じてでも、一番長いところで計測。

いわゆるi字系ではチェイスはあるものの、バイトに至らないことは多い。状況がいいときで10回チェイスがあったうち5回、スモールマウスなら8回以上食わせることが可能なこともあるのだが、難しい時は数十回に1回バイト、ということも珍しくない。しかしiWaver以外ではチェイスすらない状況も多々ある。

ワカサギやコアユの産卵直後、弱って水面や水中に浮いている状況で、バスは非常にセレクティブになっているとき。そして今回のような早春にありがちな、中層に浮くやる気のないスレバスに対して、究極の対策を打つことができる。それがi-Waverなのである。この手の釣りはチェイスしてきても食わないから、で終わらせず、バイトに至るようカラーや引き方を変えて投げ続けると、未知なる領域に足を踏み入れることができるだろう。

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過去、西湖を舞台にこの釣りをご紹介している。こちらの動画もご覧いただくことで、より具体的なイメージが沸くだろう。





i-Waverの補足として、ルドラのストレートリトリーブでナイスなバスを2匹キャッチした。バックウォーターに差している個体であったが、基本、バックウォーターやシャローフラットのようなところに差しいているバスにはルドラのただ巻きが効く。スレバスに対して、しかも今回のような気難しいタイミングにトゥイッチやジャークなどのトリッキーすぎる動きは見破られる可能性が大。ラインの存在を知らしめてしまうことだって考えられる。

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そんなときはむしろ、ただ巻きかストップ&ゴーが効果的だ。高水温ならファーストリトリーブ。水温が低い時はミディアムリトリーブでときおり止める、という使い分けが基本である。アシュラも投げたがチェイスはなかったのだが、ベイトフィッシュのアマゴが関係していることもあるだろうが、それ以上に一瞬で通り過ぎるルアーはボリュームが必要で、長く見続けさせるルアーは逆にi-Waverクラスのボリュームでないと反応しなかった。ストレートリトリーブにおいてボリューム感がマッチしており、spec2のサイレントかつスローフローティングで、なおかついろんな色を試してみた。i-Waverと同じくこちらもホロ系では反応がなく、ゴーストワカサギでもダメだった。リアルレインボートラウトというカラーのみで、口を使わせることができた。そのときのアクションはミディアムファーストリトリーブだった。

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しかも一匹は、おかっぱりのアングラーが攻めあぐねていた5匹のバスのスクールに対して投じた一投目で、そのうちの2匹が口を使ってきたのだが、その1匹をフックアップ。まさに、的を射たチョイスだったと思う。

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ルドラで使用したタックルはスティーズ・スペクター(651MMHRB)にリールはスティーズLTD SV 103H-TN。ラインはFCスナイパーの12lb。

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もうひとつ、バックウォーターのサイトで有効なのが、シャッドのボトムノックやバスの目線を一瞬で横切らせるリアクションの釣り。今回、それらは効果がなかったが、有効な手段なのでぜひ試してみてほしい。

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ハイカットおよびハイカットDRではスティーズ・ブリッツ(651MLRB)にリールはSS AIR8.1R。このリールはSLP WORKSのシャッドチューンを施しており(ギヤ比6.3:1で、グリップはハイグリップノブになるのだが、自分は一発で識別できるように、あえてイエローのノーマルグリップに交換した)、このクラスのルアーがヤバいぐらい手返しよく、正確、かつ遠くへキャストできる。ラインはFCスナイパーの7lb。





では最後に、お知らせ。

来る5月10日、鹿児島県大隅湖で開催されるBASSファンカップ九州2015トーナメントに参加します。おかっぱりのトーナメントで、2匹のバスの総重量で争われる。自分もゲストとして出席します。5月6日まで受付を行っているようなので、お近くの方はぜひ!

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キャスティングスキルのさらなる向上~続編~。

2015-4-02 カテゴリー:その他 タックル全般 テクニック

先日のコラムでもお伝えした、自分の弱点であるスピニングのシングルハンドのサイドキャストを克服するため、空き地から次はフィールドへ出たくなった。

しかしこの時期、バスがシェードやピンのカバーについていて、それをライトリグで攻略するパターンにはまだ時期尚早。しかもそういうバスを攻めるには誘いが必要となり、一投に時間を要してしまう。つまり、キャスト数が稼げないからあまり練習にならない。

そこで、渓流のルアーフィッシングを選択。渓流専用のタックルもあるのだが、ロッドはあえてバスタックルを使用することで感覚を養うことにした。ちなみに今回はライトアクションのバスタックルにこだわり、スティーズ・スカイボルトをチョイス。リールはイグジスト2505F-H、ラインはFCスナイパーの2.5lb。

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Newイグジストのドラグ性能は素晴らしいが、それ以上に素晴らしく思えるのはスプール下部の段差によってラインの落下が防げ、スプール内部への糸噛みがいまだゼロなこと。



数グラムの小型ルアーが対象となるため、渓流のトラウトゲームがマッチ。何よりキャスト数が格段に多いので、この手の釣りはキャストの練習に最適。午後からの半日釣行だったが夕方ラッシュに遭遇し、キャスト練習の付録的釣果ながら20cmアベレージで17匹ものヤマメをキャッチするといううれしい結果となった。

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こうして投げ続けることで、苦手だったシングルハンドのサイドキャストによる弾道も安定。素直にうれしく、自信を持てるようになった。バックハンドキャストは自分にとって非常に投げやすく、弾道も安定している。そして何よりオリキンキャスト(スピニングでフリッピングするようなフォームで最終的にはピッチングになるキャスト。わからない方はDVD「アルティメット7」などを参照)は渓流において、大きなアドバンテージとなる。ロッドを振るスペースが限られる中でも、正確に素早くキャストすることができ、ロッドを振るときの影が水面に落ちるのも抑えられる。

そして石陰や微妙な流れの変化などピンポイントだけでなく、引くコースも的確に選ばなくてはならないので、ある意味バスフィッシング以上にシビアな世界。そこで正確なプレゼンテーションを何回できるかが釣果を左右する。効率を重視し、無駄を省けば釣果が倍増するといっても過言ではない。さらに、川の形状や流れの変化を読み、どこにサカナがいるのかを推測する。こうした洞察力も養うことができる。これも渓流釣りからバスフィッシングに生かせる項目だ。ちなみにバスの場合は反転流がホームになることが大半だが、ヤマメは本流がホームになる。その本流の流れの強さが高水温期は速め、低水温期は遅めになることも覚えておこう。

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今回は道志川(山中湖近くの山林に源泉を持ち、津久井湖へと流れ込む河川)へ行ったのだが、八王子から程近い渓流で、車で1時間半ほど。その道中にある津久井湖畔の矢口釣具店さんへ立ち寄り、実績のあるルアーや入渓スポットの情報、さらには神奈川県サイドの遊漁券をゲット。学生までは自分も渓流のルアー釣りをたしなんでいたが、その当時はスプーンやスピナーが主でミノー系ははじめて。なので小型ミノーをいくつか購入した。また今回はその上流域となる山梨県側で釣果を得ることができたのだが、ここでの遊漁券は現場近くのお店で入手した。金額は1日1000円となっているので、参考まで。

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そうそう、矢口釣具店さんではO.S.Pの復興支援グッズを取り扱っていただいている。この売上の10%はお店に手数料として、残りの90%は義援金となる。みなさんのご協力をよろしくお願いします。

この日、よかったエリアにはエサ釣りで入渓している方が数人。釣る人は釣っていたと思うが、その方々が移動されたあと、同じスポットでルアーを投入すると入れ食い! ルアーが強くなる局面は多々あることを、あらためて実感した。また同じタイミングで上流寄りのエリアに入っていたエサ釣りのおじさんは、毎年来ているそうなのだが一匹だったそうで、そんな中、自分は粒揃いのヤマメを10匹以上もキャッチ。おじさんはあまり釣れていなかったこともあり、写真を撮ってもらった(こういうところでは釣り人同士、協力したいよね)お礼のおすそ分け分も含めて、10匹のヤマメをキープ。残りは次の釣り人のためにキャッチ&リリースした。

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気のいいエサ釣りのおじさんと一枚。



この釣行で気をよくしたので数日後、仕事のついでに奥多摩の渓流へ入った。小一時間の釣行だったがそのエリアにはサカナもいなく、ノーフィッシュで終了した。



そしてつい先日、再び道志川へ。



高校受験を無事に終えて安藤君がTNFRに遊びに来てくれた。彼はトラウトキング選手権において中学3年生ながら大活躍。今度の最終戦ではマイスターの座がかかっているらしく、大人からも一目置かれるトラウトのエキスパート。バスフィッシングにも情熱を注ぐ、将来有望なヤングアングラーだ。

そんな安藤君に、自分が持っていたトラウトルアーを見てもらい、いろいろと話が弾んだ。その勢いでキャスティング八王子店さんへ行き、たくさんあるルアーの特徴や購入のアドバイスをしてもらった。はじめてヤマメ釣りに行って以来、バスフィッシングに生かせそうなテクニックを感じていたので、いろいろなタイプの異なるルアーを買い込んでみた。そして「時間があれば明日、春休みだし渓流につれていってあげるよ」と約束。中学生活最後の日ということもあり、高校進学のプレゼントという意味合いも兼ねて、仕事の都合で出発が遅くはなってしまったものの、およそ1時間強の釣りに行くことができた(ただし、往復で3時間を要したが……)。

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この日も道志川の上流へ。短時間ながら自分は5匹、安藤君も途中からコツを掴み、3匹のヤマメをゲット。安藤君においてはこれまで経験してきた池タイプの管理釣り場でのマス類をどう食わせるかという経験は豊富で、渓流タイプの管理釣り場も少し経験はあったそうだが、本格的な野生の釣り場ははじめて。ウェーダーをはいての釣りもはじめてということもあって、目に映るすべてが新鮮。とてもおもしろい、とハマッた様子だった。

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今回のヒットルアー。低水温期ということもあって、水深のある淵のそばにサカナがたまっていた。その点をふまえたチョイス。左からハイカットSPはボトム付近の連続ショートトゥイッチで好反応。これで2匹キャッチ。次にD-INCITE44(SMITH)はフラットサイドのハイアピールでサカナの寄りが早かった。D-Compact(SMITH)は45mmサイズで、今回メインとなったシンキングミノー。連続ショートトゥイッチが基本。ヤマメのサイズが小さめだったので、小型ミノーでのバイト率が高かった。そして学生時代に愛用していたHUS LUREというスプーンでもキャッチ。

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安藤君のキャストのレベルは申し分なく、ヤマメのつき場も理解しはじめてからペースアップ。「また来たいです」とか「ウェーダーっていくらぐらいするんだろう」と興味津々だった。

自分は中学生の頃、釣りのために自転車で、10~60km圏内であれば日帰り、120kmを超えるような距離では2泊3日などでフィールドに行ったものだ。高校に入ってからはスクーターで一気に楽になったが…



さて、安藤君と一緒に行った日は、相変わらずオリキンキャストとバックハンドは決まったものの、シングルハンドのサイドキャストについては自信喪失。自信を掴んだ前回の釣行では時間を重ねることで上達したが、今回は1時間ほどの釣行だったため、弾道が安定するところまで到達せずに納竿。本当に体得していれば短時間でもできるはずだが、まだ身体にしみこむまでのレベルに達していない、ということ。また、シングルハンドのサイドキャストだけでなく、釣るためにバックハンドやオリキンキャストも織り交ぜながら、3種類のキャストを使い分けていたため、1時間ほどの釣行でも、まともに練習した時間を考えると……



シングルハンドのサイドキャストを完全にマスターするためにはテクニック面だけではなく、ロッドがブレないようにグリップの径を太くし、かつすべりを抑えるためにテニスのラケットで使われているようなグリップテープを巻いてみようか、などと思案しながら車を運転し、帰途についた。



キャスティングスキルのさらなる向上。

2015-3-19 カテゴリー:その他 タックル全般 テクニック

暖かい陽気だね。

こういう日こそ釣りに行きたいものだが、皮肉なもので、先週は極寒の釣行ラッシュ。今週は最高のフィッシングウィークなのに、溜まりに溜まった仕事を片付けたり、ミーティングが相次いだり……



さて、今日は新しいDVDのことと、キャスティングについてお話ししよう。

一昨日、内外出版社のDVDチームがTNFR(※T.Namiki’s Fishing Room)に来た。内外出版社といえば自分が出ているDVD「THE ULTIMATE」シリーズでおなじみ。シリーズ7では「マシンガンキャスト完全解析」というタイトルで、自分のキャストについて徹底解説。続くシリーズ8からは「シーズナルパターン完全解析」と題して、夏、春、秋と展開してきた。

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フィッシングショーなどでもよく「冬編は出ないのですか」と聞かれるのだが、もちろんそのつもりだ。しかし昨年は撮影を行おうと思っていた日程で大きく体調を崩してしまい、予定が大幅に遅れてしまっている。

しかしこの冬、実釣の撮影は無事に終了。最高のものになりそうで、みなさんも発売をぜひ楽しみにしていてほしい。ちなみに、今年の秋ごろ、リリースを予定している。



今回、内外出版社DVDチームが来たのは、これとはまた別のお話し。青木大介プロと一緒にやって来たのだが、詳しくはまだ明かせないのが残念だ。共演というカタチでのDVDになる、ということだけ、先にお伝えしておこう。

実はこのDVDのために、TNFRの外でちょっと笑えるものも含めた、アクロバティックなキャストを披露したりもした。こちらもまだ秘密なのだがその流れで、青木君に以前から聞きたかったことをこのタイミングでぶつけてみた。

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以前、このブログでも書いたと思うが、スピニングのシングルサイドハンドでのキャストが自分は克服できなかった。これは左利き、つまりスプールに巻かれているラインの方向が左人差し指でラインのリリースやフェザーリングを行わなければならない左利きには非常に不利で、特にロッドがブレやすいようなキャストフォームでは困難を極めるのだろう。

スピニングのピッチングやバックハンドを自分はシングルハンドで行っている。ただしサイドキャストにおいてはダブルハンドで投げたり、ロッドティップを回しながら投げるサークルキャスト系フォームでないと、弾道が安定しない。しかしこれらのキャストフォームにはルアーのウエイトがある程度必要で、特に2~3インチのノーシンカーワームのサイドキャストによるアキュラシーキャストにおいて、どんなフォームでやればいいのかという迷いがあった。

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サイドからのシングルハンドにおいて、リールを真下にしてロッドを振っているのか、それとも横にして振るという可能性はあるのか? 青木君のキャストを見せてもらって、結論としては自分がこれまで実践してきたフォームと同じであることがわかった。

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日本のトーナメント界において、スピニングで軽量ルアーを巧みに投げるフィネススタイルはとても重要で、そんな世界にいるプロアングラーの中でも自分の目から見て「この人は上手い」と思える人は数人。その中の一人が青木大介プロだ。

サイドから軽いルアーを投げることは、自分のウィークポイントであった。しかしそれを克服するキモは力まず軽い力で投げることと、グリップは小指と薬指でしっかり握ること。そしてティップから垂れ下がるルアーはほぼ回さないことで、同時に左利きゆえのデメリットはこのブログでも過去、お話ししたとおり多分に感じた。

バックハンドではリールが真横を向くように構えてロッドを振っている。
バックハンドではリールが真横を向くように構えてロッドを振っている。


サイドハンドのとき、小指と薬指でしっかりグリップを握る。リールは真下を向くように構えてロッドを振る。
サイドハンドのとき、小指と薬指でしっかりグリップを握る。リールは真下を向くように構えてロッドを振る。


バックハンドのときと同様にサイドハンドでもリールを真横に向けてロッドを振る可能性があるのかも試してみた。結論として、これはない。
バックハンドのときと同様にサイドハンドでもリールを真横に向けてロッドを振る可能性があるのかも試してみた。結論として、これはない。




ピッチングにおいては高滝湖にて同船したBasser誌のライターさんから「こんなに軽いルアーをピッチングで的確にキャストする人をはじめて見た」と記事に書いていただき、称賛をいただいた。多少、お世辞が入っているのかもしれないし、実際、メディアには登場しないまでも、上手い人はローカルにもちらほらいるものだが。でも、自分自身もスピニングのピッチングには自信を持っている。



青木君のキャストを確認させてもらって以来、時間を見つけては外でサイドハンドを実践しいている今日この頃。左利きゆえの難しさを補うような投げ方やグリップの仕方も見出すことができたりして、ひとりニヤニヤしている……

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しかし、バスフィッシングは本当に奥深い。並木敏成のバスフィッシングとはフィッシングスタイルやフィールドタイプ、および国に限定されたものではなく、誰よりも幅広いスタイルやフィールドに対応できる、トータルポテンシャルの高いアングラーを目指している。自分にとって弱点となる項目が4つぐらいあって、その中でも大きなものが「ジグヘッドのミドスト」と「軽量ルアーのサイドキャスト」だった。ここ数年ずっと克服したいと思っていたことが、たまたまの機会で、先々週には相模湖にて、“ミドストのエキスパート”と名高い山岡プロと釣行できたり、ライトリグのキャストがズバ抜けて上手い青木プロにテクニックを披露してもらい、それを見ることで参考にしたり、また自分が実践していたことが間違っていなかったことを確認でき、自信につなげることができた。

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こうした経験を繰り返すことで少しずつレベルアップしていき、確実にうまくなれるのもまた、バスフィッシングのおもしろさだ、仲間を作ったり、ガイドを受けたりする。そういう機会を作るといいだろう。その中で得た方法を自分の中でしっかり理解し、自分に向いたアレンジを加えながら、ちょっと努力するだけで上達できるのだ。

少年よ、ボートで繰り出せ!!

2014-8-02 カテゴリー:その他 テクニック

昨日から「少年よ、ボートで繰り出せ!!」という企画をスタートした。

 

きっかけは、このままでは日本のバスフィッシングに明るい未来はない、とおもったからなんだ。

というのも、最近フィールドに出ても、フレッシュな若いアングラーに出会うことが少ない。

実は柴田ボートの方も、同じようなことを言っていた。

少し前は電車とバスを乗り継いで遊びに来てくれる少年アングラーがいたのだが、いまではその姿はめっきりなくなってしまった、と。

このままでは、日本のバスフィッシング界のお先は真っ暗だ。

 

この懸念は、何も今にはじまったことではない。少し前からそう感じていて、O.S.Pでは「Begin」というDVDを製作。500円という安価で販売している。

これはバスフィッシングをはじめるにあたって、どういう道具を揃えればいいのか、どんなところを攻めればいいのかといった、

ビギナーに向けてバスフィッシングのノウハウを、丁寧に解説しているDVDだ。

これを見て一人でも多くのアングラーが、バスフィッシングにのめり込んでほしい、そう思って作ったんだ。

 

今回の企画について、詳しくはパンフレットを見てほしいのだが、

簡単に言うと「ボートで釣りをする機会を、若いアングラーに無料で提供します」というもの。

この提案に対して、快諾してくださった柴田ボート様と津久井観光様には本当に感謝している。

この2つのボート店様のご協力がなければ、この企画は実現しなかったのだから。

 

これまで、おかっぱりしか経験のなかった若きアングラー諸君!!

この企画をきっかけに、ぜひともボートでの釣りを経験し、そして未知なる世界に歩み出てほしい。

 

rental boat

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少年よ、ボートで繰り出せ!!

Best friend in my life.

2014-6-02 カテゴリー:その他

 

 

 

今回のアメリカツアーで、多大な協力をしてくれたのが、これまでもブログでご紹介してきたフランクさんだ。
フランクさんとの出会いはちょうど10年前。
FLW参戦2年目、オキチョビのモーテルでうっかりインロックしてしまった。
部屋に入れなくて困っているところを助けてくれたのが、フランクさんだった。
その後、フランクさんもFLWにコ・アングラーとして出場。
会う機会が増えてさらに仲よくなり、プラクティスで一緒に湖に出ることもあった。
またボートディーラーのお手伝いをしていたこともあって、ボートトラブルが起きたときに対処してくれたりもした。
さらに自分以外の日本人アングラー(深江真一プロや古沢勝利プロ、宮崎友輔プロ、内山幸也プロ)にも非常に親切で交流も深く、一緒に釣りを楽しんでいるようだね。
自分と出会う前のフランクさんは、G・LoomisのロッドにリールはSHIMANOというスタイルだったんだけれど、今ではすべてDaiwaにシフト。
ベイトロッドはすべてスティーズで、ハリアーに関しては3本も揃えるという熱の入れよう。
スピニングのフェイバリットはバトラーリミテッドの“デベル(6ft10in)”で、これはシェイキーヘッド(ウィードレスジグヘッド)という、
アメリカでは超メジャーな釣り方なんだけれど、感度が非常によくてそれにピッタリなモデルだ。
このロッドで、FLWのコ・アングラー部門で優勝した経験もあるんだ。
フランクさんが日本に来たときは自宅に泊まり、あちこち観光したり、津久井湖で釣りもした。 ちょうど津久井湖オープンが開催されていて、二人同船で出たんだけれど、
フランクさんは驚きを隠せなかったようだね。
何がって?
たとえば小さなローボートに二人で乗ることや、さらにそこにバッテリーを何台も積んで湖に出るなど、
文化の大きな違いはあまりにも滑稽だったようだ。
ちなみにゲスト参加したその津久井湖オープンは、自分が貴重な40cmアップを持ち込んで準優勝を果たすことができた。
バッテリーがなくなって、フランクさんと交互に手漕ぎで戻らなくなったときはどうなることかと思ったけれど、それもいい思い出だよ。
そんなフランクさんがフロリダの自分の敷地内に、釣り具部屋を建設していることは、以前にもこのブログでお伝えしたとおり。
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その釣り具部屋がようやく完成したっていうので、見せてもらった。 ボートが3艘、そしてカヌーが1艘。
その両脇にはお気に入りのアメリカンルアーや、O.S.Pルアーが並べられていた。
壁にルアーを引っ掛けるのは、アメリカではオーソドックスなスタイルだね。
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アメリカ人はガレージを作るのが大好きで、工具一式を揃えたり、
フランクさんのようにボートガレージの壁にルアーを並べるというスタイルも珍しくない。
フランクさんは本職(大工さん)ということもあって、とても楽しみながら作ったみたいだ。
ガレージに入ると天井からロープが下がっていて、それを引っ張ると上階へと続くハシゴが降りてくる。
そのハシゴを上るとロフト、つまり屋根裏部屋で、「ここはトシの部屋だ」ってフランクさんが冗談交じりで話してくれたんだ。
そこにはアメリカで使う自分のタックルを置かせてもらって、今回は帰ってきたんだけれど、
アメリカという国の大きさもさることながら、アメリカ人の心の大きさにも、
感心という表現が正しいのかどうかはわからないけれど、そんな気持ちにさせられたね。
フランクさんは間違いなく、自分の人生においてベストフレンドだと言える。
オキチョビでインロックしなければ、いや、そもそもバスフィッシングをしていなければ、
出会うことはなかった人物。
人と人との出会いはときに、不思議な縁を感じることがある。
まるでシナリオがあったかのような出会いってそうそうないことなんだけれど、
自分とフランクさんの出会いは、筋書きがあったのではないか。そう感じている。
フランクさんと出会えたことに、心から感謝したい。
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世界のT.Namikiがあなたを1日マンツーマンガイド!

2013-11-22 カテゴリー:その他 テクニック

以前もブログで紹介したが、パシャオクで自分のガイド権を落札してくれた若海君と釣りをした時のレポートをアップします。
今回、同行した取材スタッフが記事にしてくれたのでじっくりと読んでくれたらと思います。

本文中にもあるのだが自分にとっても最高の機会になったし、やはりバスフィッシングというのは教えてくれる人と一緒に釣りに行ったり、仲間同士で知識を共有するからこそ、より上達できたり、より楽しくなるものであると強く実感した。
みんなもプロガイドの人にお世話になったり、釣具屋さんなどに行って仲間を作ったりするとより充実したバスフィッシングライフになるのではないかと思う。

後はパシャオクの企画による出品でバス釣りのカテゴリーは初めてだったわけだが、自分としてはバスフィッシングを知らない方にもバスフィッシングやバスプロという存在を知ってもらうという点では有意義だった。そんなきっかけを作っていただいたパシャオクさんにも感謝したい。

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パシャオク(*1)で企画された「バスプロ並木敏成さんが1日ガイドしてくれる権利」を落札された若海さん。ふだんはアルミボート&エレキというスタイルで巻物をメインにバス釣りを楽しんでいるアングラーだ。「なにがなんでも落札したかった」というこの権利。舞台は北浦、ガイドはもちろん並木敏成! 今回は、その1日に密着取材を敢行した。

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ふだん並木が一般のアングラーと接する機会といえばイベントやセミナーなど、大人数を相手にするようなことが多い。

「こういったマンツーマンでの機会というのはほとんどないし、ましてやボートで1日一緒に釣りをするのは、なかなかできない企画なので、自分の経験としてもこういった交流というのはやってみたかったんだ」

と、並木も興味津々。今回落札された若海さんは20年ほど前にバス釣りを始め、一時期は中断していた期間があったものの数年前に復活。バスの他に海釣りなども楽しむアグレッシブなアングラーである。

「一般の方がどういう技術を持っていて、バス釣りをどんな感じで楽しんでいるのか? 一緒に1日を過ごすことでそれがわかるだろうし、自分もいつもとは違った新鮮な気持ちでレクチャーができると思うよ」

最初は緊張気味だった若海さんもすぐに打ち解けたようだ。

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(最初は緊張気味だった若海さんだがすぐに打ち解けたようだ。昼にはこの通り!)

「非常に好青年で、バス釣りに対しての熱い情熱もすごく感じられた。自分としては教え甲斐のある非常にいい生徒さんが来てくれたなというのはあるよね」

バスボートでの釣りは初体験とのことなので、釣りはもちろんだがバスボートでの滑走や広大なフィールドでのエリア選択など、いつもとはひと味もふた味も違った釣りを楽しんでもらうことを目標に準備を進めてきたという。

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(緊張が走ったファーストヒットだったが残念ながらニゴイ・・・。2人して苦笑い。)

「北浦水系は取材などで訪れることもあるけれども、近年の状況はそこまで詳しくない。ガイドするためにはフィールドの状況を把握しておく必要があるため、数日前にプラをしてきたんだ。シャローの巻物、沖の浚渫での巻物や喰わせの釣り、幅広い経験をしてもらいたいので、いろんなタイプの場所を調べて反応も得ていたんだけど…」

ところが当日は天気予報が外れて強風なってしまう。せっかくの機会なので日程変更も視野には入れていたのだが、予想外に強くなってしまった強い風には並木も手を焼いていた。

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(強風のため、沖はうねりがキツくバスやベイトの魚影も消えてしまった。ぜひとも経験していただきたいバスボートならではのシチュエーションだったので並木も心残りだったようだ。)

「予定していた場所の1/3も回れなくなっちゃったからね。特に沖の浚渫なんかは、うねりで釣りにならなかった。これはとても残念だよ」

とはいえ、風裏となる西岸のワンドや岬の裏側などをメインに大きくエリアを変えながらバスを一から探していくのに近いスタイルというのも、なかなか身近では経験できないもの。バスプロ並木の真骨頂を魅せるには、ある意味では絶好の機会と言えよう。

「巻物が得意というだけあってキャストはバッチリだよね。中でもオーバーヘッドは方向もブレず、距離感や弾道なども完璧。サイドハンドも上手いし、さすがキャリアも長いだけあるよね」

反面、あまりやらないライトリグでの喰わせの釣りやラバージグやテキサスリグでもスローに誘う釣りというのは苦手なようで、今回はこのあたりをしっかり学びたかったという若海さん。

「ラインスラックの使い方なんかは現場でレクチャーすると本当にわかりやすいよね。バックラッシュの直し方1つにしても究極ともいえるより良いやり方があるんだけど、現場で直接レクチャーしないと完璧に伝えることはできないんだとわかったんだ」

これまでDVDや雑誌などで何度も解説してきたことなだけに、並木も意外だったようだ。この経験を元に、今後、自分がレクチャーする上でのアイディアなども浮かんできたという。

「バス釣ってもらうだけじゃなくて、こういったレクチャーも含めて1日を楽しんでもらうのがバスプロガイドとしての役目だと思うんだ。最近は琵琶湖や霞ヶ浦水系でもプロガイドをしている人が増えたけど、こうやってマンツーマンでプロと釣りをすることで技術や経験値というのは飛躍的に伸びるから、一度こうやって経験してみると新たなバス釣りの楽しみ方も見付かるんじゃないかな」

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(残念ながらバレてしまったビッグフィッシュ。その原因を並木がすぐにレクチャー。こういったことができるのもガイドならではだろう。)

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(タフな中でもハイピッチャーにヒット!)

ちなみに、パシャオクにおいて『バス釣り』というカテゴリーでは今回が初めての企画だったそうだ。

「こういった企画はバス釣りを知らない一般の方々も目にするだろうから、バスフィッシングやバスプロという存在を知ってもらうという面においても有意義だし、自分としてもいまの釣り業界においてそういった活動というのは非常に大切なことだと常々感じているからね」

今回はチャリティオークションということで、収益金は(株)パシャオクの運営費を除いた全額が日本赤十字社および水辺基盤協会に寄贈されたそうだが、それによって社会貢献ができればという気持ちも並木にはあった。

「こういった経験をたくさんの人にしてもらいたいから、また機会があればぜひとも協力したいと思うよ」

ちなみに若海さんは「次も落札します」と意欲満々。この言葉がなによりも、いかに素晴らしい1日を楽しんでいただけた証拠であり、並木の記憶にも鮮明に残る嬉しかった出来事の1つだったという。若海さんも、色褪せない思い出の1ページを刻んだに違いない。

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(カメラマン並木敏成?!)

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(日暮れギリギリまで釣行は続いた。マリーナへ戻り並木から思い出の品としてキャップなどが手渡される。イベントなどでの再開を約束し、楽しい1日は幕を下ろした。)

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(いつまでも思い出に残る最高の1日でした!)

 

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T.Namiki's Lesson

「スピナーベイトやブレードジグでさらなる釣果を手にするコツとは?」

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巻物というと、着水してすぐに中速以上で巻き始めるという使い方をしている人がほとんどだが、スピナーベイトやブレードジグはゆっくりとしたスピードで巻き始めることでレンジを下げつつ、バスの目の前を通すようにすることも大切。表層にベイトがいて、バスの目線も上を向いている時はブレードが見えるぐらいのレンジを引いたほうが釣れるのだが、ボトムもしくは沈んだ障害物でサスペンドしている場合に表層まで喰い上げてくれるのは活性の高いバスだけなので、タフなコンディション下での巻物の使い方としては不十分なのだ。

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浮き上がらないよう平行にリトリーブするだけではなく、ゆっくりと巻いて徐々に沈めていくような使い方をすると他の人が流した後でも釣れたり、巻物に反応するまでのバスの活性がないと思われるコンディションでも釣れることがあるのでお試しいただきたい。

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*1 パシャオクって?

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パシャオクはAmebaブログを運営する(株)サイバーエージェントの子会社である(株)パシャオクが運営するスマートフォン向けのオークションサービス。パシャオクでは利用者が出品・落札できるのはもちろん、あらゆる分野で活躍されている著名人・タレントなどとコラボレーションし、ユニークな体験型オークションも販売している。今回がバス釣りというカテゴリーでは初となる企画となる。

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