大御所とご一緒させていただいて…
以前のブログでも少しお伝えしたが、
アユ釣り界の大御所、伊藤正弘さんとアユ釣りに行った時の話をしよう。
岐阜県の馬瀬川は、日本一おいしいアユの川として知られている。
全国のアユが一堂に会する品評会では何度も金賞に輝いた
「超」がつくほどの天然ブランドアユだ。
もちろん自分も釣ったアユを食べたのだが、本当に美味しかった。
前夜、伊藤さんに「なぜ、馬瀬川のアユは美味いと思う?」と聞かれた。
その問いに対し、広葉樹が理由じゃないですか、と答えた。
すると伊藤さんは「さすがだね!」と一言。
これはつまり、広葉樹は葉の落ちる木であるがゆえ、
それがいい土(腐葉土)を形成し、そこから染み出る水がいいコケを作る。
そんなコケを食んで(はんで)いるアユが、美味しくないわけがない。
これが、馬瀬川のアユが日本一美味いといわれるゆえんだ。
伊藤さんはこれまでに大会の優勝賞品として
4~5台のジムニーを獲得したという。それほどの腕前をお持ちの方。
ソリッドティップのアユ竿を使って、結果を残してきているのだ。
自分が今回お借りした「銀影・競技スペシャルSF 9m」という竿も
Daiwaのチタントップを採用しているモデルだった。
最近、アユの友釣りをしたのは、確か3年前。
韓国でバスフィッシングのロケのついでに川に入った。
その前となると、20年以上も時を遡ることになる。
そんな感覚をもってしても、オトリアユが弱ることなく
それでいて感度は抜群。アユの行動が手にとるようにわかった。
これはどういうことかというと、例えばチューブラートップの場合、
アユの行動はわかるけれど、弱ってしまうのが早い。
ではノーマルのソリッドはどうかというと
オトリアユは弱りにくいものの、感度は下がってしまう。
また、前回のアユ釣りから引き抜きに挑戦しているのだが、
そのときはミスばかりしていた。
しかし今回は伊藤さんのマンツーマンレクチャーのかいあって、
そして「この竿は引き抜きをしやすい」という伊藤さんの太鼓判もあり、
13匹のアユをすべて引き抜きでキャッチすることに成功した。
今回、一緒に釣りをした伊藤さんのお弟子さんである、景山さんと小栗さん。
フィールドではバス釣りもするというアユ釣り師の方に、声をかけていただいた。
写真は天然のアユ(写真右)とオトリ用の養殖アユ(写真左)。
こちらは伊藤さんのご趣味であるラジコンヘリが、ずらりと並べられていた。
伊藤さんに教えていただいた虫よけ。
子供用なのだが、キャップのつば裏や衣類に4~5枚ほど貼ると効果あり。
虫の多い季節には、ぜひ活用させてもらいたいと思う。
最後に伊藤さん、みなさん、貴重な体験をさせていただいて、
本当にありがとうございいました。