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ダイワのロッドテスト&バスの扱いについて

ムック本:並木式バスフィッシング2のチェックが17日の深夜にやっと終わり、翌18日は身軽になった気持ちで相模湖へ行ってきた。

と言ってもロッドテストが目的でダイワの開発スタッフの2名と共に湖上に出たわけだが、今回のテストはバスを掛ける必要はなく、キャスト感と7種類のルアーの操作性を各ロッドにつきテストしていくもの。プロトやダイワの既存品、他メーカーのものを含めて30本ぐらいのロッドを見た。

そして、テストが終わってから1.5時間は本気モードで狙ってみたがダメだった。

相模湖も今年はバスの動きが遅れたみたいだが、ようやくシャローに上がって来つつある。

近い内にリベンジに行こうと思う。

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朝、柴田ボートさんの桟橋に着くと、なんと知人の業界人が気持ち良さそうにプライベート釣行をしていた。それと写真は撮り損ねてしまったが、湖上でガイド中の古沢勝利君とも遭遇。気軽に来れる都心から一番近いフィールドでガイドを受けてみるのも上達の近道だ。

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それと今回は、JB&NBCトーナメントにおいて今シーズンから、バスを片手につき複数匹持つことが禁止になったことを報告したい。

今年の2月に自分がJBの山下さんに手紙を書いたことが、きっかけになったのだが・・・。まっ、理由などの詳細は、その手紙を添付するのでじっくりと読んで下さい。

自分も随分前に、JB&NBCのトーナメントに出場していた時代があったが、その頃は何となくバスがかわいそうだなと思いつつも、皆へ見せたいという気持ちの方が強く、両手で5本のバスをホールドしていた。

その時にバスを地面に落下させてしまったこともあるし、落下させまいと思い強く握り締めバスの下アゴを割ってしまったこともある。またそこまででなくともバスをつかむため、かごの中で転がしたり時間もかかっていた。

それから時代が流れ、バスが沸くようにいた時代はとうに終わり、1匹のバスにかかるダメージは増えるばかり・・・。

ということで、これを読んだ皆さんもローカルトーナメントやプライベート釣行時に、バスを持つ時はご協力下さい。

ただ本音を言わせてもらえば、本来こういったことは自分が提案しなくても(2年程前にBASSERの誌面でも、同様の主張を訴えていたんだが・・・。)、協会や発言権のある選手が自ら進めてほしかった部分でもある。

他のトーナメント団体では行われていない。なぜだろう?と考えれば自ずとわかるはずだから。

以下が送付した手紙です。

謹啓
山下 茂様
日頃はプロアングラー並木敏成に対しまして格別のご指導を賜り、厚く御礼申し上げます。また「並木敏成と行くトライアルドリームツアーUSA」に関しては、いろいろとお骨折りいただき感謝申し上げます。
さて、今回はJB&NBCトーナメントに関しまして、ひとつ提案させていただきたく、お手紙を差し上げます。

JB&NBCトーナメントにおいてはウェイイン後、選手は各媒体の依頼で写真を撮ってもらっているようですが、その際の魚の持ち方について提案させていただきたいのです。

ご承知のようにJB&NBCトーナメントでは5本(又は3本)のリミットを達成した選手は、その5本(又は3本。以下は5本リミットを例としてお話します)の魚を1人ですべて持って写真を撮られているケースも多いようです。右手で3本、左で2本、という具合です。また、4本持ってきた選手は、左右の手で2本ずつ持っています。つまり、釣ってきた魚をすべて1人の選手が持って写真に撮られるのが通常のパターンとなっているようです。

私にはこの複数持ちが、どうかと思われるのです。

その理由は、
第一に魚体を傷めます。体表と体表がこすれあうことで、魚にとってとっても大切な粘膜を傷めます。そして落とさないように力を入れて持つために、アゴを傷つけるケースが実際にあります。
第二に、魚を落下させることもあり、そうなったら魚体へのダメージは計り知れないものがあります。

さらなる問題は、こうした行為を一般のアングラーが真似て、ローカルトーナメントなどで実行することです。ただでさえ影響力の強いJBトーナメントですが、その中でも一流の選手がこうした行為を行うと、その影響は計り知れません。私は危惧の念を覚えます。
アメリカのB.A.S.S.トーナメントでは創始期にストリンガーで多数のバスをぶら下げている写真を見たことがありますが、その後、ずいぶん前からB.A.S.SやFLW共にバスは片手に1本持ちが常識となっており、国内のW.B.S.においても複数持ちは禁止されている実例があります。
ちなみにB.A.S.SやFLWでは、ウエイイン後、バスを安定させる薬品の入った水でしばらく安定化させ、この時必要がある個体には一匹一匹ケアをし、最後には全部のバスを専用のボートで水温の安定した、バスがしばらく休息できそうなエリアまで運んでリリースします。そこまで考えているからこそ、スポーツフィッシングとしての地位を築いているのだとも言えます。
また、今は定かではありませんが、かつて日本のとある出版社では、複数持ちの写真はなるべく掲載しないようにしていた程、見る人によっては残酷に映る光景です。

ですから魚体保護のために、JB&NBCも複数持ちを禁止することをルール化したらどうでしょうか。左右の手で一本ずつ魚を持てば何の問題もないと思いますし、3本以上見せたい人は他の人が持つのを手伝えば済むことです。

かつてのバスが沸くようにいた日本のバス密度と異なり、現状、バスの個体数は落ち着き、決して多いとは言えません。そのうえで、フィールド規模に対するフィッシングプレッシャーは尋常でないレイクもあり、日本の各フィールドのバスの、特に口周りのダメージは目に見えて悪くなっていく一方です。また、JB&NBCトーナメント後のフィールドへのダメージは一部で深刻だと聞きます。

ルールとして複数持ちを禁止するという決断は、恐らく、魚体保護の観点からも周囲の共感を得られると思います。選手も賛同してくれるでしょう。
なぜなら、JB&NBCは最大のトーナメント組織ですから、その選手は日本のバスフィールドの未来を考え、日本中のアングラーの手本となるべきだと思うからです。

何卒ご検討いだきたいと存じます。

最後に、JB&NBCのますますのご発展をお祈りいたします。

平成24年2月13日

プロアングラー 並木敏成

 

近況

ここ数日は、4月下旬に枻出版から別冊:並木式バスフィッシング2(DVD付きのムック本)が発売になるので、その内容チェックに追われていた。

ちなみに4月4日バサーさんの取材(これまた4月下旬発売)で、またまた五十嵐くんと河口湖へ行ってきた。

するとまたまた青木君と遭遇。なんか俺たち結ばれてんな~(笑)。

当日はアイ・ウェーバーの取材だったのだが、両者共に50cmクラスをキャッチ(俺のは49.8cm。これまた、何か損した気がした)。

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詳細はバサー本誌をお楽しみに!

さて、一応約束を果たすという意味で、今更ながら横浜フィッシングショーと現在発売中(3月末発売)のバスワールド5月号の取材で行った高滝湖の写真をUPしておきます。

ちなみに取材二日目には、バサー取材で来ていたジャイアン(沖田君)と萩野君にバッタリ会った。バサーさんの記事と読み合わせてみるのも、面白いかもしれない。

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移動中、なんともかわいらしかったので、写真を撮ってしまった。オレの息子達ならぬ、スチールと動画カメラマンたちだ。

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横浜フィッシングショーではこれらの写真しか撮らなかったのだが…。サンラインブースの控え室にて、向かって左からO.S.Pプロスタッフでもある大阪の三宅君と奥様。そして、チロルチョコをくわえた変なおじさん。そして、亀山ダムの川島君。チロルチョコの差し入れは川島君からだった。

実は、このチロルチョコのパッケージには川島君の写真が…。やるな~。ガム好きのオレはロッチガムとでもやるか!?(笑)

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世界の並木の秘書は当然外人さんだぜ(笑)っていうのはウソで、ハヤブサさんの女性社員さん。ハヤブサって、”世界だ~”。


いきなりだが最後に、自分の親友のひとりを紹介しておきたい。兵庫のかんちゃんである。

自分が日吉ダムへ行った時に知り合ったわけだが、ちょっと前にヘビーな病気をやっつけて、最近ナイスなバスもやっつけた。やるね~。

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写真写りはちょっと怖目だが、男気のある超ナイスガイだ(笑)。これからもお互い頑張って行こう!

皆さんもバスをやっつけにフィールドへ行こう。

それでは、今日はこの辺で!!

河口湖にてi-WAVER(アイ・ウェーバー)でロクマル捕獲?&トーナメントについて想うこと

2012-4-02 カテゴリー:お知らせ フィッシング

皆さん、こんにちは。並木です。

前回のブログで「某レイクへ行く予定」とは、河口湖のことだった(3/29木曜日のブログ参照)。

O.S.Pプロスタッフの五十嵐誠君と新作アイ・ウェーバーをメインに取材を兼ねて3/30金曜日に釣行した。

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朝、河口湖に着くと“びっくり、これまたやはり前回のブログで触れた青木大介君と、そのDVD取材スタッフとばったり出くわした。

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当日は写真のように、風が穏やかと思えば、強く吹きはじめるという不安定な日和。水温は7~10度だったが、湖上で出くわした多くの人がノーフィッシュという厳しい状況でもあった。

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アイ・ウェーバーはサスペンドに近い超スローシンキング(フローティングモデルも有効なので予定しているが…)。それを超ゆっくり巻いてくるわけだが、ノーシンカーワームでは同じセッティングを毎投出すことは難しく、またサスペンドできるような比重がキモなのだが、そんなセッティングが可能な軽いワームでは飛距離は出せない。

アイ・ウェーバーはこうした状況下でも、風の方向を計算してキャストすれば、ロングポジションからある程度のアキュラシーを出すことは可能。

今回のロクマル級の場面であれば、水中にあったクイ際に、ラインがちょうど弧を描くように着水させ、リトリーブを開始。クイの側をルアーが通過して、「いいとこ通ってるね」と五十嵐君と会話を交わし、ルアーがクイ際を通過して、数mほど離れたところで…。

下からロクマルクラスが現れて、一気にルアーを丸飲み。

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釣り上げた瞬間は、確実に60オーバーと思ったが、すぐさま近くのマリーナで測定してみると、口閉じ57㎝ 3,228gだった。もちろんバスのダメージを考慮して、速攻リリースしたが、体の割に、尾びれが妙に短く、少し損した気がした。

使用タックル
ロッド:スカイボルト(ダイワ)
リール:イグジスト2506(ダイワ)
ライン:FCスナイパー4.5lb(サンライン)

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実は、この57㎝が釣れる直前。自分がJBトーナメントに出ていた頃、とてもお世話になった元ゲーリーファミリーの宮本さんと合流した。本当に「直後」とはこういう時に言うのだなと思えるほど、彼の目の前でフッキングからランディングまでを披露したことになる。それと動画も、同時に撮っていたから近い内にアイ・ウェーバーの解説動画で公開しよう。

 さらに、夕方には40㎝をもう1尾アイ・ウェーバーで追加しているんだけど、この時には陸っぱりアングラーとJBプラに来ていた人が視界に入る範囲にいて、ちょうどその方たちが見てる前で釣った。

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どうやら自分はギャラリーが沢山いる時に力が発揮できるタイプなのかもしれない(笑)。ちなみに2尾共、先に五十嵐君が先攻して、ルアー入れていく形で流していったのだが、オレに釣れた。やっぱりオレは「持ってるな~!!」(笑)。

まっ、五十嵐君はホワイト系、オレはゴーストライムチャート系だったから、チャートがよかったとしておこう。

TOP50に参戦してる若手アングラーの五十嵐君(※2011年度TOP50年間6位)。6a012877502b54970c0163039861c1970d-800wi

活動資金のみならずタックルや魚探、ボートなど、十分に整ってない中で全国各地を走り回らされている。TOP50には、彼のように環境の整っていない選手が沢山いて、正直もう少し不公平感のない会場選びをしてあげれば…と感じる。そうすれば、もっと出場したいというアングラーも増えるだろう。O.S.Pの社員やプロスタッフ、そして友人たちが、これまで多くの出場権を獲得していながら、出場を辞退しているわけで…。誰が何と言おうと、トーナメントで一番重要なのは、どれだけピンスポットを把握しているかということ。

その次に技量やルアーの性能がくる。もちろん有効なピンスポットは、日によって変わるが知っているからこそ動けるものだ。特にフィールド規模が大きくなると、何人もの優秀なローカルなどに一緒になってプラさせられる環境がある極々一部の選手と、ほぼ一人でコツコツとプラしている人間では、大人と子供のケンカと同じぐらい有利不利があるもの。(だからこそ、一人の選手がトーナメントフィールドや日程を決めているのは、好くないと思う。)それがトーナメントの現実でもある。そう言った意味でもコツコツ頑張るしかない環境にいる五十嵐君や青木君たちのような多くの選手を応援している。

ちなみにロッドやリールですら十分になく、ガイドのお客さんに借りたり、自分も少し古いモデルを貸してあげたりしている。野尻湖を中心に、ここ河口湖などでもガイド業もこなしているので、機会がある人は是非行ってあげて下さい。

アイ・ウェーバーは元々五十嵐君が考案したルアーなのだが、O.S.Pのさらなる改良で仕上げたルアー。フッキング率&バイト率UPのための2本フック仕様と既存のフェザー仕様とは、全く別物の自発的に泳ぎまくる特殊繊維のマテリアルをしっぽに装着している。

実は4/1の日曜日。O.S.P社員でアイ・ウェーバーの開発者の一人でもある橋本洋一がプラクティス中に同じ河口湖で、口閉じ58.5㎝をアイ・ウェーバーでキャッチした(写真参照)。この日は120人参加のJBトーナメントがあった日で、全員でも12尾しかウェイインされておらず、その試合後の14時半ごろに、他のプラクティス選手の真横で釣ってしまったらしい。(笑)。

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店頭で皆さんがアイ・ウェーバーを手にするのは、5月頃になると思うが、「持ってるルアー」アイ・ウェーバーをフィールドでガンガン使ってほしい。

 

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