カワハギ血戦
バサーオールスターなど色々なネタがあるのだが、今日は最新の話を書いてみようと思う。
昨日は1年数ヶ月ぶりに自分の趣味である他魚種の釣り、業界人が集うカワハギ釣り大会(15名参加)に参加してきた。
こういう機会だからこそスケジュールに無理があっても参戦したかったのだ。
もともとは青木大介くんの「カワハギ釣りをしてみたい。」というひと言から始まった大会らしいのだが、多くの業界人や江口俊介くん、そして自分にも声が掛かったので、世界レベルのカワハギ釣りを見せるために参戦することにした。(笑)
青木くんや江口くんは初挑戦、それ以外の業界人の中にはマイタックルでやり込んでいる人達もいる。
自分は過去に数回やったことがあり、3~4年前にO.S.Pの社内釣り大会でカワハギ釣りをやった時は、川村光大郎や草深、麻生といった最近鼻が伸びきっている連中をトリプルスコアでやっつけた自信もある。(笑)
とはいえマイタックルは持っていなかったので、前日に近所のフィッシャーマンへ行きタックルや仕掛けを購入した。
フィシャーマンで購入したタックルの数々。
回収スピード最速のジリオンJドリームの7.9:1をメインに、落下スピード最速のT3のスーパーハイスピードもバックアップ機として用意。ラインはサンラインのPEジガーHG0.8号で決まり。
そして当日、久里浜の山下丸から出船。
朝一はベラの猛攻で、その後ポツポツとカワハギが混ざり始めた。
気になる釣果の方は全員が数枚釣った段階では横一線だったのだが、その後、青木くんが一気に5枚釣ったと思いきや江口くんも猛ラッシュ。
ラスト2時間を残して江口くんが15枚ぐらい、青木くんが10枚、そして自分は7枚ぐらいという釣果。
それ以外の人達は2~8枚前後とバスプロ達が上位を占めており、特に青木くんや江口くんのような器用に食わせるテクニックを持っているバスプロがリードする展開。
自分は過去(といっても20年ぐらい前の話)ダイワの社員達と30〜40人でカワハギやヘラなどの他魚種の釣りに行った際でも常にTop3に食い込んできたりしていたので、エサ釣りこそ?(笑)自信があったのだが、彼らにリードされたことで自分のテクや持っているパワーも年齢と共に落ちていくのかな?と、なんか寂しくなりかけた時、自分の快進撃が始まった!
それから怒濤の孟ラッシュで大逆転!名付けて”スーパーロングステイの0(ゼロ)釣法”がはまった。細かいやり方は今の段階ではシークレットである。(大笑)そして、最終的には自分が17枚で優勝!
2位は16枚の江口くん、3位が13枚で青木くん、以下が業界人達と、自分としては気持ちがいい終わり方をすることができたよ。
だが、カワハギ初挑戦でそこまで釣る2人には筋の良さを感じたし、バス釣りにも活かせるしトレーニングにもなる釣りなので「またやりましょう」と釣りキチ三平のように目を輝かせていた2人の顔が印象に残っている。
ウイニングタックルは、ダイワ(グローブライド)の極鋭カワハギエアー1343(大介も偶然数日前にこのロッドを買っていた)にジリオン7.9である。このタックルでしか獲れないハギがいた。(大笑)
カワハギの肝を絡めた刺身は、日本一おいしい食べ物だと断言出来る!
これから寒くなるにしたがって厳しい中のバスフィッシングも面白いが、時には外道も含めてバイトの多いカワハギ釣りでいかに掛けていくか?そんな釣りもいいだろう。
過去に多くのバスプロもこの釣りにハマっている、そんなカワハギ釣りにチャレンジしてみてはいかがだろう。
ところで、10月下旬にダイワ(グローブライド)のホームページで発表された悲しいお知らせがある。
船釣りのスペシャリストである大塚貴汪さんが9月中旬頃お亡くなりになっていたというものだ。
自分もおなじダイワの契約スタッフということで面識があり、大塚さんは釣り業界の中でプロとして大尊敬できる方であった。
わかりやすく的を射た解説、言葉遣いの素晴らしさ、さらにはプロとしての考え方なども超一流で、自分も色んなことを教えていただいた大先輩である。
更には多くの魚種をメジャーな釣種として確立され、釣り業界の発展に貢献されてきたのも忘れてはならない。
カワハギ釣りもその1つで、関東で流行ったのを口火に全国区の釣り物になったのだ。
今回も大塚さんがプロデュースされた仕掛けやタックルなどを使い、いろんな思い出を噛みしめながら釣りをしてきたのである。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。