Rod & Reel取材(高滝ダム)&ダイビングフロッグ・遊心・スティックイット・スポーン後のバスに対するケアなど
2013-6-04 カテゴリー:フィッシング 取材(メディア関連)
Shooting Lake Takataki
さて、先週は金曜・土曜(5/31・6/1)とRod & Reelの取材で千葉県の高滝ダムに行って来た。
メインテーマは、
「高滝ダムの釣り方とキャスティングについてレクチャーし、状況に合った多彩なキャスト法で魚を釣る」と言うものだ。
高滝ダムは関東を代表する超メジャーフィールドで平日でも多くのアングラーで賑わっている。
自分が全国の釣り場を見て回った感じでは、関西は平日であれば貸切に近い状況で、関東は平日であってもメジャーストレッチには常に人が浮いていると言う印象で、もちろんここ高滝ダムもプレッシャーが高い。土日ともなれば、なお更であり、取材2日目は土曜。
(土曜日の朝。このようにボート屋さんには多くの行列ができる。)
しかし、高滝ダムはプレッシャーも高いが関東には珍しくバスのストック量もかなり多いんだ。そんな状態なので、正しい釣り方やより良いキャスト法をマスターすれば、すぐさま答えが返って来ると言う素晴らしいフィールドである。(とは言え年々バスが減っている感がある。)
このロケでグッドサイズを2連発したのはこのダイビングフロッグで、もし小雨混じりの日であれば、これだけで2ケタの釣果は可能であったが、あいにく晴天無風と言うコンディションだったので、通常のフロッグだとなかなかバイトを取ることも難しいような状況。
しかし、ダイビングフロッグの1点でネチネチ誘えて(これには特にブレードをつけてより後方重心にした効果もある)、多少ダイブしてくれる性能で2回のしっかりとしたバイトを確実にフッキングさせバスをキャッチすることができた。フロッグはとにかく、そのエリアのデカバスを選んで釣ることができるルアーだから大好きだ。
この日はその他にもテールをつつくようなバイトは2回ほどあったが、他にも様々なテクニックを見せたかったのでフロッグを投げ続けることはなかった。
この詳細は本誌で確認して欲しい。
もちろん、どんな場所や状況でそれぞれのルアーを使い分けるかがキモなので
そのあたりも本誌を楽しみにしていてもらいたい。
手前が取材スタッフ。
その背後にいるのが高滝ダムや亀山ダムで活躍する松田君である。(偶然、湖上で会った。)
以前より自分もお世話になっている。何より釣りの腕も素晴らしい。
ちなみに彼は遊心というブランドでレンタルボートにフィットするデッキの販売やエレキのチューンのサービスを行っていて、多くのプロアングラーも彼のグッズを使用しているようだ。
本気でレンタルボートなどの釣りを考えるのであれば彼のグッズは心強い見方になるだろう。
そして、これは以前のブログでも紹介したことがあるスティックイット。
今回は自分のパント12を持ち込んだわけだが、、それにもマウントを装着してスティックイットを使えるようにしたんだ。
これはバスボートなどに装着するパワーポールと同じ効果を持つグッズで釣果アップに繋がる局面もある。今回はボイル打ちの場面で一箇所にボートを静かにステイさせて釣る戦略も有効だったので、このスティックイットの恩恵を受けた局面もあった。
最後に、多くのフィールドは産卵を終えて、今ぐらいからフロッグやトップウォータなどの釣りが大活躍するシーズンにいよいよ突入である。特にこの時期は、ヤマトシリーズのSPEC2のような大きい音やポップ音を出すタイプのルアー、そして、ダイビングフロッグのようなアピール力のあるフロッグルアーが強い。
ビッグバスが水面を割るようなシーンに皆さんも遭遇し、心臓をバクつかせて欲しいね。
ただし、気をつけて欲しいことがある。
この時期に釣れるトップのバスには2タイプあって、1つは産卵活動を終えた大きなメスバスやオスバス。
そして、もう1つは「"フライ"と呼ばれるバスの稚魚」を守っているオスバスである。
つまりそのオスバスの役目は小さな子バスのボールを外敵から守る役目をしているので、そのオスバスがいなくなると小さな子バスは外敵に捕食される確立が圧倒的に高くなる。
ちなみにオスバスはフライの大きさがメダカの成魚に近いサイズになるまで守る。(バスの産卵を含めたバスの生態はDVDアルティメット9でもバッチリ解説してあるので興味のある人は見て欲しい)
だから、なるべくこの時期につれたバスは(トーナメント中でない限り)その場で速やかにリリースする配慮をして下さい。
よろしく!