念願のトーマンをキャッチ!
2015-5-08 カテゴリー:イベント フィッシング 取材(メディア関連)
4月30日から5月4日までの5日間、タイへ行ってきた。
とはいえ、初日は成田から飛行機で移動し、ホテルに着いたのは夜。翌日は早朝から釣りに出て、夕方にはフィッシングショー会場を視察。3日目と4日目はショー会場で各日2回のセミナーともろもろの撮影などを行い、5日目は早朝の飛行機で日本へ帰るという、今回もまたなんともハードスケジュールなタイ出張だった。
このフィッシングショーへは3年連続の参加。今年もまたタイの熱いアングラーに出会い、ショー運営サイドの方々の手厚い歓迎を受け、メディア各社の方々にも非常にお世話になりました。この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
まずは去年に引き続き、タイでメジャーな釣り堀へいったことからお話ししよう。
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去年、訪れた釣り堀はバラマンディだけだったが、今年はそれとは別の釣り堀へ。そしてここで3種類のサカナをキャッチすることに成功した。
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何としても釣ってみたかったのが、トーマンと呼ばれるサカナで、体型は日本でもおなじみのライギョと同じで体の模様が違う。歯はきわめて鋭くサメのよう。そして何より、ライギョよりも走り、持久力もあることが特徴だ。
トーマンを狙う、最もメジャーな釣り方は、ハードボディのフロッグ系ルアーなどで表層の速巻き。しかしこの日は足しげく通う常連の方々が口をそろえて「いつになくタフ」というコンディション。そんな中、フィーディングタイムはYAMATO Jr.で釣り、ルドラFのトゥイッチングやD-FROGなどでもバイトを得ることができた。タイへ行く前に釣堀のメインベイトとなるテラピアを模してワンオフで塗った、ルドラで釣れたのもうれしかったね。
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YAMATO O.S.Pやルドラ、ヴァルナなどの3本フックのルアーにおいて、大物を狙うときは真ん中のフックは付けず、フロントとリアのみで1~2サイズ大きく、かつヘビーワイヤー化するセッティングはアリである。
このときもフックを交換して使用していたのだが、フッキング率はやはり3本フックが勝るものの、サカナへのダメージを軽減することや、ランディング率を上げるには、状況によってフックサイズを大きくするほうがいい場合もあるのでおすすめしたい。
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ワンオフカラーのルドラ。上のFは大型フックに変更。中のSPは太軸に、そして下のスペック2はノーマル仕様。
トーマンに続いてもうひとつ、はじめて釣ったのがキャットフィッシュ系。タイのある河川にしかいないサカナらしく、その川の名前が付けられていた(名前は忘れてしまったが…)。特徴は日本のナマズやチャンネルキャットフィッシュと違ってひれが長いこと。そのため、こちらのサカナも引きが強く、持久力はハンパない! このサカナはダイバジンやT.D.ポッパーなどでストライクさせた。
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そして、最後はバラマンディ。日中はかなりタフだったこともあり、スイムベイト系ワームのジグヘッドなど、地元でもけっこう、フィネスやワームの釣りに加えて、メタルバイブのリフト&フォールも多用されているという。スピニングタックルを用いた、意外とフィネスな釣りを行うことも多いようだ。そんな中、自分はDaiwaの鮃狂DUCK FIN SHAD Rにジグヘッドのセッティングで、バラマンディをキャッチした。
朝夕のマヅメやフィーディングタイム、エサをまく時間などの時合を除いて、基本的にはタフな中(季節にもよるが)、ルドラSPのジャーキングでかなりの大物を掛けてヒーローになっていた、一般のアングラーもいた。だが、基本的には簡単ではなく釣れていない。ジグヘッドでたまに、小型のバラマンディが釣れる程度だった。
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今回、自分が訪れた釣り堀は1日500バーツ(約2000円)で、だいたい1日100バーツがタイでは主流。そういうこともあって、サカナのコンディションは非常によく、まわりを見渡せばほとんどが日本人のお客さんで、その日も10人以上のアングラーに声をかけられた。
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この日は“フィッシング・オン・ツアー”や“ルアーラバー”、そして“タイアングラーTV”という動画サイトなど、タイの主要メディア各社が集まっての取材も行われた。
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単調な四角い釣り堀とはいえゲーム性は高く、ウィンディサイドや散水ポンプの稼働がはじまると、それによって生まれるカレント、およびその周辺を狙うのは当然のこと、フィーディングに入ったタイミングや時間帯によってレンジを変えたり、的確なカラーセレクトを行うことが非常に重要だった。今回はルドラでもFとSPとでは入れ時がはっきり分かれていたし、カラーもホットタイガーや金黒などが実績カラーの第一声である中で、リアル系(今回のためにワンオフでペイントしていったテラピアカラーや既存のギル系カラーなど)ゆえに釣れたと思えるサカナが多かった。また一般の方でルドラSPで大物を釣っていた人は、白濁した水の色になじむチャートバックシャイナーを使っていた。
そしてスイムベイトに装着するジグヘッドは軽めよりも、明からに重いウエイトでの素早い動きに反応がよかった。やる気のない、ルアーを見慣れたサカナに対し、いかにスイッチを入れるか。そして高確率で掛けて、しっかりランディングに持ち込めるか。さらに、めったにお目にかかれない魚種や大物に巡り合えるか。そんなゲーム性の高さと夢があるからこそ、タイの釣り堀は人気があるのだろう。
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こちらは今回、使用した主なルアー。上段左からダイバジンヘビーヒッター、TDバイブ、HPFクランク(これもワンオフカラー)。下段左からヤマトO.S.P、ヤマトJr.、ベントミノー130、D-FROG、そして鮃狂DUCK FIN SHAD R。
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同じくタックルも左からSTEEZ 651MMHRB“SPECTER”+STEEZ LTD. SV 103H-TN+CASTAWAY 1.5号+リーダー30lbフロロカーボン(ダイバジンHH、ルドラ、ヤマトJr.用)。STEEZ 661MRB-XTQ“MACHINEGUN CAST TYPEⅠ”+SS AIR8.1R+CASTAWAY 1号+リーダー20lbフロロカーボン(ジグヘッドワーム、TDポッパー、シャッド用)。STEEZ 691HMHFB“MACHINEGUN CAST TYPEⅢ”+STEEZ LTD. SV 103H-TN+CASTAWAY 2.5号+リーダー40lbフロロカーボン(TDバイブ、D-FROG用)。STEEZ 681MLFS-SV“KINGBOLT”+EXIST2505F-H+CASTAWAY 1号+リーダー16lbフロロカーボン(ジグヘッドワーム用)。
7月にはまた、タイへ行く。このときはDaiwaのキャンペーンによるマスタークラスの実施と、野生の釣り場への遠征も計画している。今から楽しみでならない。
フィッシングショーについては後日、コラムのほうでご紹介しようと思う。
とはいえ、初日は成田から飛行機で移動し、ホテルに着いたのは夜。翌日は早朝から釣りに出て、夕方にはフィッシングショー会場を視察。3日目と4日目はショー会場で各日2回のセミナーともろもろの撮影などを行い、5日目は早朝の飛行機で日本へ帰るという、今回もまたなんともハードスケジュールなタイ出張だった。
このフィッシングショーへは3年連続の参加。今年もまたタイの熱いアングラーに出会い、ショー運営サイドの方々の手厚い歓迎を受け、メディア各社の方々にも非常にお世話になりました。この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
まずは去年に引き続き、タイでメジャーな釣り堀へいったことからお話ししよう。
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去年、訪れた釣り堀はバラマンディだけだったが、今年はそれとは別の釣り堀へ。そしてここで3種類のサカナをキャッチすることに成功した。
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何としても釣ってみたかったのが、トーマンと呼ばれるサカナで、体型は日本でもおなじみのライギョと同じで体の模様が違う。歯はきわめて鋭くサメのよう。そして何より、ライギョよりも走り、持久力もあることが特徴だ。
トーマンを狙う、最もメジャーな釣り方は、ハードボディのフロッグ系ルアーなどで表層の速巻き。しかしこの日は足しげく通う常連の方々が口をそろえて「いつになくタフ」というコンディション。そんな中、フィーディングタイムはYAMATO Jr.で釣り、ルドラFのトゥイッチングやD-FROGなどでもバイトを得ることができた。タイへ行く前に釣堀のメインベイトとなるテラピアを模してワンオフで塗った、ルドラで釣れたのもうれしかったね。
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YAMATO O.S.Pやルドラ、ヴァルナなどの3本フックのルアーにおいて、大物を狙うときは真ん中のフックは付けず、フロントとリアのみで1~2サイズ大きく、かつヘビーワイヤー化するセッティングはアリである。
このときもフックを交換して使用していたのだが、フッキング率はやはり3本フックが勝るものの、サカナへのダメージを軽減することや、ランディング率を上げるには、状況によってフックサイズを大きくするほうがいい場合もあるのでおすすめしたい。
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ワンオフカラーのルドラ。上のFは大型フックに変更。中のSPは太軸に、そして下のスペック2はノーマル仕様。
トーマンに続いてもうひとつ、はじめて釣ったのがキャットフィッシュ系。タイのある河川にしかいないサカナらしく、その川の名前が付けられていた(名前は忘れてしまったが…)。特徴は日本のナマズやチャンネルキャットフィッシュと違ってひれが長いこと。そのため、こちらのサカナも引きが強く、持久力はハンパない! このサカナはダイバジンやT.D.ポッパーなどでストライクさせた。
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そして、最後はバラマンディ。日中はかなりタフだったこともあり、スイムベイト系ワームのジグヘッドなど、地元でもけっこう、フィネスやワームの釣りに加えて、メタルバイブのリフト&フォールも多用されているという。スピニングタックルを用いた、意外とフィネスな釣りを行うことも多いようだ。そんな中、自分はDaiwaの鮃狂DUCK FIN SHAD Rにジグヘッドのセッティングで、バラマンディをキャッチした。
朝夕のマヅメやフィーディングタイム、エサをまく時間などの時合を除いて、基本的にはタフな中(季節にもよるが)、ルドラSPのジャーキングでかなりの大物を掛けてヒーローになっていた、一般のアングラーもいた。だが、基本的には簡単ではなく釣れていない。ジグヘッドでたまに、小型のバラマンディが釣れる程度だった。
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今回、自分が訪れた釣り堀は1日500バーツ(約2000円)で、だいたい1日100バーツがタイでは主流。そういうこともあって、サカナのコンディションは非常によく、まわりを見渡せばほとんどが日本人のお客さんで、その日も10人以上のアングラーに声をかけられた。
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この日は“フィッシング・オン・ツアー”や“ルアーラバー”、そして“タイアングラーTV”という動画サイトなど、タイの主要メディア各社が集まっての取材も行われた。
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単調な四角い釣り堀とはいえゲーム性は高く、ウィンディサイドや散水ポンプの稼働がはじまると、それによって生まれるカレント、およびその周辺を狙うのは当然のこと、フィーディングに入ったタイミングや時間帯によってレンジを変えたり、的確なカラーセレクトを行うことが非常に重要だった。今回はルドラでもFとSPとでは入れ時がはっきり分かれていたし、カラーもホットタイガーや金黒などが実績カラーの第一声である中で、リアル系(今回のためにワンオフでペイントしていったテラピアカラーや既存のギル系カラーなど)ゆえに釣れたと思えるサカナが多かった。また一般の方でルドラSPで大物を釣っていた人は、白濁した水の色になじむチャートバックシャイナーを使っていた。
そしてスイムベイトに装着するジグヘッドは軽めよりも、明からに重いウエイトでの素早い動きに反応がよかった。やる気のない、ルアーを見慣れたサカナに対し、いかにスイッチを入れるか。そして高確率で掛けて、しっかりランディングに持ち込めるか。さらに、めったにお目にかかれない魚種や大物に巡り合えるか。そんなゲーム性の高さと夢があるからこそ、タイの釣り堀は人気があるのだろう。
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こちらは今回、使用した主なルアー。上段左からダイバジンヘビーヒッター、TDバイブ、HPFクランク(これもワンオフカラー)。下段左からヤマトO.S.P、ヤマトJr.、ベントミノー130、D-FROG、そして鮃狂DUCK FIN SHAD R。
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同じくタックルも左からSTEEZ 651MMHRB“SPECTER”+STEEZ LTD. SV 103H-TN+CASTAWAY 1.5号+リーダー30lbフロロカーボン(ダイバジンHH、ルドラ、ヤマトJr.用)。STEEZ 661MRB-XTQ“MACHINEGUN CAST TYPEⅠ”+SS AIR8.1R+CASTAWAY 1号+リーダー20lbフロロカーボン(ジグヘッドワーム、TDポッパー、シャッド用)。STEEZ 691HMHFB“MACHINEGUN CAST TYPEⅢ”+STEEZ LTD. SV 103H-TN+CASTAWAY 2.5号+リーダー40lbフロロカーボン(TDバイブ、D-FROG用)。STEEZ 681MLFS-SV“KINGBOLT”+EXIST2505F-H+CASTAWAY 1号+リーダー16lbフロロカーボン(ジグヘッドワーム用)。
7月にはまた、タイへ行く。このときはDaiwaのキャンペーンによるマスタークラスの実施と、野生の釣り場への遠征も計画している。今から楽しみでならない。
フィッシングショーについては後日、コラムのほうでご紹介しようと思う。