昨日は長良川のアユルアーフィッシングを嗜んだ。
琵琶湖から東京への帰り道、通るような好立地条件であるし、このタイミングでのアユルアーをぜひ一度体験したいと思っていたところでの釣行。
アユの解禁期間はその河川によって異なるが基本的に小河川は9月いっぱいまで、大河川は12月ごろまで釣りができる川もあり、長良川は後者に該当する。
大河川のほうが上流からアユが落ちてくるのに時間がかかるため、産卵期間が長かったり、後ろにズレる傾向もその理由の一つだろう。
夏に行った時、大変お世話になった岐阜県庁水産振興課の職員・金武さんと桑田さんにエスコートしていただいた。
釣りをすれば終始入れ掛かり状態だったが、釣り上げること以上にいまの落ちアユシーズンのアユの観察や釣りのパターンの研究が主な目的であった。
ルアーはいまやアユルアーの大定番としてブレイクしたOSPチェスターシリーズ。
浅い瀬だったのでSRを選択、まわりのアングラーもみなこれで快釣だった。
強い流れの瀬でもタイトハイピッチな泳ぎが破綻しないことで、ヒット率が格段に上がる。
バランスの悪いルアーだと水面に飛び出してしまったり、ピッチが弱い、極端な話i字系のようだとアユがあまり襲ってこない。
昨年、色々なシチュエーションでアユが釣れやすい泳ぎを皆で研究した成果が実ってとても嬉しい。
ちなみに長良川のエキスパートである金武さんが、今年一つのチェスターSRで1500匹釣ったという現物をプレゼントしてくれた。
石にあたることでリップが削れ、リップがひとまわり小さくなっていたが、それでもじゅうぶん泳ぐ設計は狙い通り。
ハニカム、低重心、横向きアイによる前後のウエイトの間を狭め一点に集中させた構造、
そして泳ぎに有利なボディ体積をかせげる細身でなくシャッド形状。
これらによりリップが小さく削れたり、不利な条件下でも良い泳ぎをキープすることができるのである。
最後に自分がアユルアーをやる動機として、
もちろん特に暑い夏に川に入る釣りは気持ちいいし、狙って釣った感のあるゲーム性の高い釣りである。
しかし友釣りでは年々高齢化や高額なタックルによる敷居の高さ、それにより釣り人の減少。
これにより各河川の漁協の収益が減り、漁協の存続が危ぶまれている地域も多い。
そんななかで割と誰もが入門しやすいアユルアーでそういった各河川を盛り上げていきたいという使命感もある。
みなさんもまだやったことのない人はぜひトライしてみてほしい。
