Message from TOSHIMessage from TOSHI

その他

バスフィッシングのプロとは・・・(Basser取材)

2013-10-19 カテゴリー:その他 テクニック

今月の初旬に大分県の芹川ダムにBasserの誌面取材とDVD「Chase!Vol.3」の撮影を兼ねて行って来た。

1ヶ月前の9月上旬にも釣りビジョンなどで行っていたのだがスタッフと協議した結果、1ヵ月後の移り変わりも興味深いことからあえて同じフィールドにしたんだ。

そして、以前も書いた通り前回はフロッグ(スピンテールフロッグ)も良かったのだが、今回は秋らしくより魚が深いレンジに集中していた。

 

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まず、福岡空港に到着すると預けていたお気に入りのラッピングタックルボックスを空港の職員が持ってきてくれた。

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ところが良く見ると壊れて取っ手の部分が取れてしまっていた。
(後日新品を購入しフタだけを交換した。)

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そして、その夜は例によって例のメンバーが前夜祭をしてくれた。

取材初日。

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前回が水深0~4mくらい、今回は4~8mくらいがHottestレンジだった。
(写真はバスが大きく見える持ち方だ。)

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最も数を釣ったのはブリッツMAX DRだったと思う。
カラーはリアルプリントのワカサギやオイカワカラーなど。

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アメリカで定番のスピナーベイトのヨーヨーテクニック。皆は知っているだろうか?
要はリフト&フォールである。
メタル系と違って根がかりしないのが良い。

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このテクニックを使いハイピッチャーの5/8oz.でディープを攻めるとバイトは続いた。

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メインフックもあればトレーラーフックにかかることもあった。

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スピナーベイトでのヨーヨーテクニックでバイトが出なくなると、今度はブレードジグ1/2oz.での同様なテクニックでさらにつれ続けた。
ロッドはスティーズ ハリアー。
シャローカバーだけでなく感度や掛け重視のディープロッドとしても優秀。

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ブレードジグでのリフト&フォールはラバージグのそれと違ってリフト時の明確なバイブレーションやチドリアクションによってバスが思わずリアクションバイトしてしまう。
事実フォール中のバイトはゼロで全てリフトしている途中にバイトがあった。
今発売中のBasserのブレーデッドジグ道場でも解説しているテクニックである。詳しくはそちらも見て欲しい。

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ブリッツMAX DRで探りきれない、さらにディープのバスをストライキングの10XDRで。
初日はこれで面白いように釣れた。ロッドはBL-742HRB、ラインはFCスナイパー14ポンド。

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これもビッグワン50cmクラス。
ただし、リールがZ2020からリョーガ100に変わっている。
この理由はここだけで言わせてもらうと実は大バックラッシュをしてしまったからである。
猿も木から落ちたね(笑)

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2日目はさらにディープの8mラインをSKT120Mag DRでも攻略。

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FINAのFPJ960の3/16oz.ジグヘッドにゲーリージャンボグラブのセットでもキャッチ。
ただ全体的にワームでは食わせるのに時間がかかったり、サイズが小さかった。
やはり「巻き物系の秋」はいつの時代も王道である。
ワームの中でもジャンボグラブは「巻き物系ワーム」としてお勧めである。

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ストレートワームのダウンショットでのシューティングでバイトが1投目では無かったので、すかさずD-スプーンの1oz.を投入すると連発。
ビッグスプーンのなかでもD-スプーンは極めて動きが優秀である。
ただしボトムに付けてしゃくっていると、トリプルフックゆえやはり時々根がかりする。これに対してスピナーベイトのヨーヨーイングやブレードジグのリフト&フォールはほぼ根がかりが無かった。


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当日は誌面だけでなくDVD撮影も行った。

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芹川ダムでのカメラ船を行ってくれた大分県在住の安藤君と後藤君。
毎度どーも!!

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最後に、また福岡のyoshiharu君の経営する美容院amourに立ち寄り、彼に借りていたボートと車を返却。

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そして、福岡空港から東京へ。


ちなみに今回の取材のもともとのテーマは「秋のハードルアー」だったのだが、取材直前の状況は「ハードルアーは厳しい、それでもロケを行うのですか?」と言うことだった。
(実際にyoshiharu君の直前の釣行ではハードルアーではゼロでワームを投げていたバックシートの人が7本という釣果も聞いていた。)

しかし、自分は初日に約14匹のバスを全てハードルアーでキャッチ、アベレージもすばらしいものがあった。2日目も、あるテーマを与えられた中でのロケだったのだが、それでも良い釣りができた。

これは自分がすごかったろ!と自慢したいのではなく、バスフィッシングは本当に奥が深いと言いたいんだ。
ある意味同じハードルアーを使っても場所や使い方、使い時が違えば、かたやノーバイト、かたや大入れ食いということもある。そして、今回のような通常のディープクランクで届かないようなレンジのバスをシンキング系のハードルアーで攻略したり、新しいカテゴリーのビッグダイビングクランクベイトで攻略して目の覚めるような釣果に恵まれることだってある。
これだからこそバスフィッシングというのは究極に奥が深いものであり、底なしの魅力で満ち溢れているんだ。
そして、攻め方や知識に大きな差が出るからこそプロという存在も成り立つスポーツなんだと思う。

もちろん、プロと言ってもボクシングみたいに強いやつは毎回勝てるというスポーツではない。テニスみたいに毎回コートの形が同じわけではない。ゴルフみたいにコースやピンの位置が初めから丸見えでもない。
バスフィッシングはフィールドの水中の地形を知らないと話にならない。水中の地形、つまり釣れる場所を数多く知っている方が圧倒的に有利である。でも湖が変わるとオールリセットになってしまう。もちろん探し出す力のある人の方が同じ時間内ならより多く見つけ出せ、そこに実力の差が現れる。同じフィールドの知識ならばコンディション変化に対するアジャスト能力が釣果に大きな差になって現れる。
もちろん相手が自然や気まぐれなバス、時にライバルとなる釣人との予測不能なバッティングに釣る場所を失ったりで、全く釣れない時もある。つまり運に大きく左右されてしまう時もある。だからビギナーや子供に大負けする可能性もある。でもそんなお茶目な部分もあるからバスフィッシングは夢もあって楽しさも倍増するわけだ。但し、プロ側から言わせてもらうとある意味プロとしてやっていくのが1番大変なスポーツだと思うよ(笑)
だから自分も毎回とびぬけた釣果を得ることができるわけではなく、一般のローカルアングラーにボロ負けすることだってある。

ま、話が長くなったけどとにかく今回は事前の周囲の不安をぶっちぎり、自分の攻略がうまくハマった会心の釣行であった。いや~想い出すだけでお腹一杯。当分水だけで生きていけるかも(笑)

I Love Bass fishing!

詳細は10月末売り号のバサーを見て欲しい。

それぞれの夏休み/様々な釣りの楽しみ方

2013-8-12 カテゴリー:その他

 これからという人、既に満喫しているという人、皆さんはどんな夏休みだろうか?

まず先々週末からの自分としては取材を含めた釣行のペースを少し落としつつも、それまでやれなかった色々なことをしているんだ。

例えば、春以来行けていなかった歯医者であるとか、2月に受けた健康診断の再検査に行ったりと・・・後は釣具部屋の外構工事の打ち合わせもいよいよ始まった。

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(写真は内部塗装の様子)

さて、自分の夏休みなのだが、自分はこういう時こそ遠出をせず身の回りのことをするようにしているんだ。
でも、そうは言っても合間を見て釣り場には行くだろうね。

 

ちなみにこの夏休み中、川とか湖や海といった水辺に行く人も多いだろう。
釣りって言うのは本来とても手軽にできるスポーツで自分が子供の時などは竹竿とハリと糸だけを用意して、エサは石などをひっくり返して川虫をとって楽しんでいた。
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実は先日も休日を利用して、自分は近所の子供たちを連れながらそれに近いことをしてきた。

2mくらいの竹竿を使い足元を釣ったのだが、たくさんダボハゼが釣れたんだ。
自分が子供の時はそうやって水辺で釣りをして楽しむ姿がたくさんあった。
でも、最近は橋とかを渡っている時に多摩川や相模川の景色を見ても、本格的にアユ釣りなどをしている人はいるが手軽な釣りをしている大人や子供たちの姿は少ない。

正直、お金を入れて遊ぶゲームなどよりもはるかに楽しいと思う。
道具はハリ、糸、ウキ。数百円もあれば揃い、竿は竹竿、エサは現地で川虫などが簡単に手に入る場合も多いしね。

 

もちろんこのブログを見てくれている人たちはバリバリにバスフィッシングをしてくれている人たちが多いだろうけど、たまには釣り目的じゃなくて行った旅行先でも手軽な釣りをやってみるのもいいだろう。

ここでこれだけは言っておきたい。
そんな様々な釣りで学んだことはバスフィッシングでも必ずためになる。
どんな魚種でも良いので釣って覚える。釣って釣りのセンスを磨く。これがキモだ!
魚の誘い方、エサの流し方、全て共通しているからね。

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これはこのホームページの前身の「TOSHI'S」のときに知り合った親友たちが四国で楽しい夏休みを過ごした様子を送ってくれたものだ。
こういうアルミボートを持って本格的なバスフィッシングも最高なものだ。

ちなみに写真のO.S.Pラップボートは彼らが制作したもので、自分が乗っているボートと同じデザインのものは4隻あるんだ。(自分と徳島県吉野川プロスタッフの浦川君(今は北海道に転勤になっている)、高知県のK氏、大阪府のSさん)
だから、O.S.Pラップのアルミに乗ってバックラッシュしてる人を見たとしてもオレじゃないから!そこんとこヨロシク!!(笑)

 

最後に、遊びは楽しいものだが一瞬の油断が悲しい事故を引き起こすことがある。
水辺で遊ぶゆえの水難事故、そこまでの道中での交通事故、そして、暑さから来る熱中症などには自分の体のケアに注意しなければならない。
是非この夏は楽しい一生の記憶に残るような楽しい想い出を作ってください。

オレも一日くらいはBBQセットと釣竿と海パンとゴムボートをもって川にでも遊びに行ってくるよ!

 

P.S.
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今日はO.S.Pプロスタッフの千葉ちゃんが近くまで来たということで、O.S.Pへ挨拶に来てくれた。

RENEWAL Message from TOSHI

2013-4-25 カテゴリー:その他

以前のオフィシャルサイトToshi'sが始まって、かれこれ15年ぐらいの年月が経った。

このToshi'sを始めた時は、ちょうど自分がアメリカのトーナメントB.A.S.S.に参戦していた時代。

とあることでBASSMANこと今野さんと出会い「Toshi'sを始めないか?」と声を掛けてもらったのがきっかけだった。

バスプロというのはとにかく忙しい職業であり、自分ではなかなかこのようなことはできない。なによりパソコン嫌いの自分にできるのかという疑問を抱えながらもスタートさせてもらったのだ。

結果として、自分が理想としている形を実現できたかどうかというと、そこには至らなかったなというのが正直なところ。

もちろんオフ会などを通じてファンの皆さんと交流を深めたりといった、何事にも代えがたい貴重な時間をすごせたという面においてはToshi'sをやっていて本当によかったと思っているよ。

ただ、ことWeb上においては自分での書き込みなどもほとんどできず、どうするべきか常に自問自答していたという状況。

それでも見守ってくださっている、BASSMAN今野さんを始めとした関係者やファンの方々の優しさによって成り立っていたといってもいいだろう。

「Talk to Toshi」という掲示板があった頃は、皆さんからの温かい気持ちのこもった書き込みなどで、ずいぶん励みになったものだ。

最近、特に思うのは人との出会いの大切さ。自分にとって釣りを通しての出会いというのは、とても素晴らしいものだし、いま周りにいるみんなはそうやって出会った人ばかりでもある。

そういった面においてもバスフィッシングという遊び(自分にとっては仕事でもあるが)には感謝しているよ。

このToshi'sを通して出会った人たちは、自分の大切な財産だし、それで釣り友になったり、自分の子供に釣りを教えるいいパパになっていたり、中にはToshi'sを通じて知り合い結婚したという方もいるので、そういった意味でもバスフィッシングに感謝だよね。

こういった人との出会いはもちろん、釣り場で出会うバスに対しても一期一会の気持ちで接していきたい。

今後の自分の人生においても、これまでと同様にバスフィッシングから刺激を受けていきたいし、さらに上を目指しレベルアップしたいという向上心を持ち続けていくよ。

たまに「アメリカのトーナメントを辞めたのはバスフィッシングへの情熱がなくなったからですか?」と聞かれることもあるのだが、まったくそういうわけじゃないよ。

少なくとも自分のスタイルはバスや自然、もしくは自分自身との戦いと考えている。もちろん、トーナメントにおいてはその戦う相手が時にライバルの選手たちも含まれる場合もあるんだけど、あくまでも自分自身とガッチリ向き合ってバス釣りと関わっていきたいという姿勢は変わらない。

アメリカのトーナメントに参戦していた時代は、バス釣りに関する広い知識やテクニック、トーナメントの戦い方などといった部分でものすごい勉強になったし刺激にもなった。

ただ、そこから先になると、どうしてもフィールドが広大であるがため、選手個人の力とは別に情報戦であったりといった部分も大きいのも事実。

正直に言うと、そういった他力本願的な部分に面白味を欠いたというのも確かなんだ。

だからこそ今の自分のスタイルに至ったわけである。

仮に以前やったトップガンチャンピオンシップのようなトーナメント。これは半年ぐらいのオフリミット期間があり、なおかつほとんどの選手が未経験のフィールドでトーナメントが開催されるのだが、こういう試合があるのなら自分も出続けていたかもしれない。

この話は改めてコラムのコーナーにでもアップしようかと思っている。

とにかく自分が信じる「これがベスト」というバスフィッシングとの関わり合い方を、これからも大切にしていきたい。

今はこのスタイルがベストだと信じているが、この先に自分の中でもっといい方法が見付かったり、どうしてもやりたいことが芽生えた時など、そのタイミングによって変わっていくかもしれないとは言っておくよ。

ただ、それにおいて「バスフィッシングと真剣に関わっていく」という基幹の部分が変わることはないから。

Toshi'sが「THIS IS T.namiki」にリニューアルしたのは、これからもバスフィッシングと熱く関わっていくという気持ちのあらわれであり、自分自身の人生と将来のバスフィッシングを真剣に考えながら日々、自分が考えたこと、感じたことをいままで以上に積極的にアップしていけたらと思っている。

ちなみに「TOSHI's DAYS」というのがブログで、日々の活動や出来事をなるべくこまめに伝えて行けたらと思っている。とはいっても、最近おなじみのMr.D君に助けてもらうことも多そうだけどね(笑)。

「Message from TOSHI」は自分がみんなに熱く伝えたいメッセージ。時に釣りのテクニックであったり、将来のバスフィッシングのためや、正しいバス業界の発展のために必要なことなども書いていきたい。

「TOSHI's Movie」は自分が出演している動画。たとえば釣りビジョンの番組Osprey's EYEのワンシーンであったり、スポンサーやO.S.Pのタックル解説。さらにはDVDの告知ムービーなども見られるページ。自分という人間を生で見たことがない方でも、このコーナーを見れば自分の素顔を感じ取ってもらえるかもしれない。

「Information」はその名の通りイベント情報やお知らせなどの最新情報を載せていくよ。

ということでToshi'sから生まれ変わった「THIS IS T.namiki」、これからもヨロシク!

syugo

カッコイイ男・・・

2011-9-28 カテゴリー:その他

(こちらの記事は2011年9月28日のブログのものです)

どうも並木です。皆さんいつもありがとう!

先日、趣味である他魚種の釣りに今年初めて行く時間がとれた。

大学時代の友人達とだったが、東京水産大(現・東京海洋大)ゆえ釣り好きが多く、彼らは年に何度も集まっているが自分は4年振りの参加。

4年前も相模湾のマグロ釣りだった。

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キャッチしたカツオ。

背後に写る車は、横浜のプロショップでもあり、トヨタのディーラーでもあるマイクスさんより購入したプリウスα。気持ちよくブレーキが踏める車だ。(ブレーキ中に発電しエネルギーを無駄にしないから)

 

結果は、7人で7キロのマグロ1本と、2キロのカツオ1本だけだったが、

マグロのナブラを見たり、海を走っているだけでも気分が晴れる。

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本題に入ると、同級生の友人の中にある意味とてもカッコイイ男がいる。

自分でも敵わないと思うほど『釣り or die』なのだ。

IT企業に務めるエリートで、仕事はかなりできるものの残業はほぼ一切せず、有休はフルにとり続けている。

仕事時間が少ないから出世はしないし、給料も上がらない。

でも、「それでいい。オレは釣りに生きる」と割り切っているし、

会社に認めさせているのは、いかに時間内にキッチリ仕事をしているか、ということだと思う。

一緒に釣りをした日も、連続6日目(すべてボウズ)のマグロ出船だったらしい。

ちなみに今年は24日間マグロ船に乗り、今だノーフィッシュとのこと。

そういえば、今年のゴールデンウィークに山中湖にダイワプロスタッフが集結した日も偶然湖畔で会ったな。

ゴールデンウィークは9日間の休み中、8日間車中泊しながらドーム船に乗りワカサギを釣っていた。

こんな有り様だから、同じダイワの川口直人プロも、この男のことは随分前から知っていた。山中湖や桧原湖のドーム船で会うらしい。(笑)

サラリーマンなのに年間130日ぐらいはフルに釣りをしているようだ。

食べるために釣りをしているわけではないので、ワカサギの場合は親子連れにあげたり、タイやヒラメは常にではないがキャッチ&リリースするらしい。

車は、新入社員時に新車で買った車を20数年乗り続け、走行距離は27万キロに達していた。キャリアはサビ付いて車と同化してしまい今となっては取り外せない。

そしてホイールには、フジツボやカラス貝が付着していた。(これはうそ(笑))

エコにも積極的で、学生時代学食からしっけい(おそらく)したプラスチックの箸をずっと使い続け、割り箸は一切使わない。

この間は、なんか見覚えのあるバッグだなと思ったら、学生時代に肩に下げていた青のトートバッグが変色して、水色の小汚い釣具入れになっていた。

給料は全部釣りにつぎ込むため、独身を貫いているし、週末は夜8時にはすでに寝ている。かなりのイケメンなのに彼女もいらないらしい。

今回、船上でクロックスモドキ(¥380)を履いていたが、ソウルがすり減り船上で滑り過ぎるため、自分でカッターで切れ込みを入れ、ソウルを再生させていた。ある意味凄い。

O.S.Pのルアー開発としてスカウトしたいところだ(笑)。

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上が本物、下が話題の人物が履く¥380のもの。

 

横浜一の進学高校を出て東京水産大以上の大学に行けたものの、釣りが好きゆえ水産大に来てくれたからこそ、自分も彼と出会うことができた。

学生時代はよく一緒にバス釣りにも行ったし、それ以外の釣りも行った。

そんな時代を共に過ごせたからこそ、バスプロとしての今の自分があるわけで、感謝している。

以上、カッコイイ男の話だ。

それでは。

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