今回は珍しくプライベートネタを書こう。
実は先週、長野県を中心とした甲信越地方、主に軽井沢や白馬、上高地などの避暑地へ5日間の旅行をしてきた。
自分はこれまで青春時代から充分なオジサン?になるまでの時間をバスフィッシングに捧げてきたので、日本の観光名所みたいな所をあまり知らないんだ。
ただ、そこは釣り人。
車にはスピニングタックルを1本積んでおいて、バスとウグイをルアーでキャッチしたよ!
回ってきた観光地は標高が高いということもあり、とても涼しくて快適にいい時間を過ごせた。
その途中に奇麗な湖も見たくなり、木崎湖へも立ち寄ったんだ。
ここは20年以上前に友人達とキャンプへ行った所。
その時は小さいフラホッパー、今で言う虫パターンで20cmぐらいのラージマウスバスを一杯釣った思い出がある。
また、10年ぐらい前にも長野のバンバンというショップさんが主催したボートの大会でゲストに呼ばれ釣りをしたこともある。
なによりも景色が最高に良くて、もう一度見てみたいと思い立ち寄ったんだ。
木崎湖の湖畔にある星湖亭にて。
野尻湖や木崎湖の凄腕、河合君(バジンクランクのシケーダーマジックカラーの生みの親でもある)に美味いそば屋へ連れて行ってもらった。
場所は変わって、初めて上高地へ。
残雪もあったりして、川に足を入れると夏のバスフィールドでは経験できないほど冷たかった。
気になったのでプロトレックを水につけてみると、12.6℃だった。クール!
思いのほか正確だったプロトレックの高度計。
標高1500mは、クーラーいらずで快適。ちなみに自分の八王子の家は標高150m、芦ノ湖で740mぐらいだ。
長野県にはこのようなバスフィッシングだけでなく景色も楽しめるフィールドも多いので、夏でも涼しい避暑地でのバスフィッシングとしてオススメだよ!
今回は新しく登場したスピンテールフロッグについても書かせてもらおう。
多くのフロッグはボディから2本の長いラバーが出ているよね。
もともとアメリカ製のフロッグというと、ほとんどがこのようなタイプとなっている。
これは構造上、1本のラバーがボディの中でつながっていて、それにより抜けにくかったり、生産効率がいいという理由がある。
後は、それによってバランスを取り、カバーを乗り越える時にダブルフックが上を向いた状態をキープして回転しにくくなることで高いウイードレス効果を生むようにという、構造上の色々なメリットがあるがゆえに、こういうタイプが多いということも言えるのだ。
このラバーをある程度カットして使うこともあるのだが、水中でのアクションは、このラバーがワームに見えるので、ストレートワームのワッキーリグを水面で動かしているイメージとも言える。
つまりボディはバスからあまり見えず、長いレッグが1本のワームのように見える、そんな効果も感じるパーツだ。
例えば、ポストスポーンのバスには、こういったワッキーワームが効くように、この手のフロッグはそういった時期に特に効果的だと言えよう。
食性から考えると、カエルを食べているような時期やフィールドにおいてはマッチザベイトなのだが、ベイトフィッシュを食べているような時はバスが見切ってしまうケースが多かったのも事実。
O.S.Pではこれまでダイビングフロッグやスケーティングフロッグのように、むしろベイトフィッシュや虫、ザリガニなどにも見えるようなフォルムやアクションのフロッグを追求してきた。
ダイビングフロッグであればダーターであり、ポッパーであり、クランクベイトでもあり、それをカバーにも叩きこめるイメージ。
スケーティングフロッグであればベイトフィッシュの I 字泳ぎやスキーイングアクション、そんなイメージのルアーである。
今回のスピンテールフロッグはブレードを付けたことで、まさにバズベイトやバジング系ワームのようなフロッグとなっている。
更にアクションは逃げ惑うベイトフィッシュだ。
これまでフロッグというと、どうしてもドッグウォークアクションだけという感じで、ただ巻きと違い1投に時間が掛かってしまった。
また、ドッグウォークさせるためにラインが水面を叩いたりしてラインの存在を際立たせてしまうので、場合によってはそれがバスに見切られる要素となってしまうこともある。
スピンテールフロッグの最大の特長はドッグウォークアクションも優れているのだが、ただ巻きでしっかりとバスを寄せ、高確率でバイトさせるアクションを持っているところである。
水がクリアなフィールドにおいてもただ巻きによる早巻きでリアクションストライクを生みだすのも、このスピンテールフロッグならではの使い方の1つだ。
ちなみに、もう1つO.S.Pのフロッグがこだわっている点は、アイに初めから装着されている溶接リングだ。
例えば、プラグの場合スプリットリングやスナップにラインを結んだ方がアクションが明らかにいいのと同じ効果がある。
フッキング性能もフロッグの中では、ずば抜けて優れているので、喰わえ込んでも乗らないというストレスがほぼ無いと言える。
詳細は、O.S.PWEBでもUPされているこの動画をチェックして頂きたい。
香川県の野池でオカッパリをした映像なのだが、幅広いシチュエーションで数多くのバスをキャッチしている。
フロッグ=ベジテーションのみというイメージがあるが、それだけでなくオーバーハングやブッシュなどのカバー周り。
後はオープンウォーターなど、幅広いシチュエーションでキャッチしているので、フロッグフィッシングのイメージを固める意味でも大いに役立つはずだ。
更にもう1つの新登場がDVD「T.NAMIKI'S JAPANTRAIL part1」。
(O.S.PWEBでUPされている予告編動画)
自分のDVDは製品プロモーションが中心ではなく、より釣れるようになるためのいくつものヒント。もしくは釣りがもっと楽しくなるように、そんなことを主なテーマに作っている。
DVDに付いているアンケートハガキなどでも、そういう部分が好きだという評価を頂くのだが、これはとても嬉しいことだし、自分もそう考えて作っているんだ。
part1は旧吉野川、霞ヶ浦、池原貯水池、相模湖、山中湖、合川貯水池を2枚組の計210分というボリュームで収録してある。
釣りのシーンもさることながら、BGMで流れる曲(But by Fallの「A Bloody Love Letter」、ONE BUCK TUNERの「Tall dwarf」というアルバムの収録曲)も気に入っているよ!ここんところ運転中は、常にこの曲をリピートさせてしまっている(笑)
とてもいい作品に仕上がっているので、ぜひご覧頂きたい。
さて今週から自分は仕事weekだ。
昨日は芦ノ湖に行ってきた。
同行してくれた杉本君と伊藤君。ありがとう。
彼らの名誉のために言っておくけど、自分の以上にもっとでかいバスも釣っていたよ(笑)