I landed at the U.S. a day behind schedule. And then we are working on solving problems of electrical system.
無事、アメリカに到着している。といっても、予定より1日遅れで…今シーズン月イチペースで3回目の渡米になるのだが、すべてアメリカに入国してからの乗り継ぎがまともに乗れていない。
1戦目のときはカウンターの係員のミス。時間内に搭乗口にいたにも関わらず、ゲートを閉められて乗ることができなかった。
2戦目は機体はあるもののパイロット不在。
そして今回は機体の整備不良と天候不順で夜まで待たされたのだが、結局、次の日のフライトになってしまった。
日本では予定通りに事が運ぶのに、アメリカでは思うようにいかないことが多い。アメリカにはいいところがいっぱいあるとはいえ、やはりこういった場面が相次ぐと、日本の素晴らしさを実感できる。
今回の試合は、いつものモーテル暮らしとは違う。前回の渡米時にCASIOさんの撮影をしたのはお伝えしたとおり。そのときにカメラ船を請け負ってくれた現地のアングラーが、今回の試合の舞台となる湖のほとりに別荘を持っており、そこにステイさせてもらっている(エディーさん、有り難うございます!)。
ボートを注艇できるスペースがあり、バッテリーのチャージの不安もない(モーテルだと試合に参加するたくさんの選手が泊まっており、その全員が一度にバッテリーをチャージするとブレーカーが落ちてしまい、充電が不十分という事態が起きる)。
自分は今年の参戦について、飛行機でトーナメントレイクの近くに空港まで行き、車とボートはコ・アングラーで参戦している友人のフランクさんが現地まで運んでくれている。空港までは渡辺君が迎えにきてくれて、いろいろとお手伝いをしてもらっている。このようなサポートがあるからこそ、タイトスケジュールにもかかわらず参戦できているのだが、逆に言うと自分のひとりの都合でプラクティスの期間を決めることができない。いろんな人の協力がある反面、すべての調整をしないと長期に渡るプラクティスを実行できないというジレンマと戦っている……
さて今回の参戦だが、今はボートトラブルと戦っている最中。実は第1戦からGPSおよび魚探にトラブルが生じていて、メインで使用しているHONDEX以外にアメリカ製の機器も使っているのだが、これがうまく作動しない(アメリカの地図が絶対に必要なため、それを入れられるアメリカ製のGPS魚探を併用している)。エンジンを作動すると電源が落ちたり、誤作動を起こすというトラブルが発生し、第2戦のあとに修理に出したら「直った」と言われたにもかかわらず、改良されていなかった。
今回はディープやインビジブルストラクチャーをメインに釣る湖なので、これが解消されないといつも以上に苦しい展開を強いられることになる。
なので今、みんなで修理に取りかかっているところなのだ。
こんな状態でましてや未経験レイクで1週間弱のプラクティスからの本戦となると、上位進出は正直、難しいだろう。
このサーキットはこれまでほぼ同時期に同じフィールドで試合が行われてきている。だから過去に何回も試合を経験している人々やフィールドを熟知しているローカル達の集まりでもある。
しかし着実に、前進していくしかないと思っている……
by Toshinari Namiki