紀伊半島&四国トリップ
2012-11-30 カテゴリー:取材(メディア関連)
先週まで行っていた紀伊半島&四国のトリップだが、前半は合川ダムでDVD「ジ・アルティメット10」の撮影だったんだ。
以前のブログで「秋といっても初秋と晩秋ではまったく違うパターンになる」と書いたのだが、今回は同じ秋でも2回の釣行を1本のDVDに収めてじっくりと解説したいので、晩秋の収録をすべく2回目の釣行に行ってきたのだ。
晩秋のパターンといえばシャローのみならずディープウォーターの釣りも有効になってくる。
例えば沖に沈んだ立木やロックといった釣りも見せたいと思い、実はロケの1週間前にフィールドリサーチへ行くほど気合いを入れた撮影だった。
その時は魚探を使わない生粋のシャローマン、O.S.Pプロスタッフの辻井君と一緒に釣りをしたり、更には自分1人で魚探を使いディープの立木などをリサーチしたりしてきた。
その後は車を白浜空港に駐め、一時、関東に戻ってきてタックルアイランドさんの大会に出場し、またすぐに戻るというハードなスケジュールをこなしてきたよ。
狙っていた通り、晩秋のシャローパターンとディープのパターンを、この時期としては最高の形で映像に残すことができたので発売を楽しみにしていて頂きたい。
ロドリの下野さんの記事も参考にディープストラクチャーを探すこともした。
二人乗りの時はバックシートでプロトルアーを投げるのも仕事だ。
ハンツ11〜14gにトレーラーはゲーリーのジャンボグラブをもちいた釣りが爆発。
今年のモデルのダイワのウインタージャケットはカッコイイだろ!!
サイトでは、ドライブクローラー4.5"のウィードレスネコリグでチョロくバイトさせた。
帰りに立ち寄った辻井旅館。
その撮影を終えたあと、そのままカーフェリーで和歌山から徳島に渡り、釣りビジョンOsprey's EYE 愛媛県・野村ダム編の撮影へ向かった。
実はロケ地が急に変更となり、野村ダムは有名な湖だが自分にとっては初挑戦。
ましてこの時期となると、やはりディープウォーターを把握していないといい釣りができないことも多い。
更に自分としては、みんなの釣りのレベルアップを心掛けてこのロケに挑んでいるので、シャローを手当たり次第に撃ってどうなるか?というよりは、やはりメジャーなディープウォーターの地形をある程度把握した上でロケを行いたいと思い、撮影前に1日半の下見をしてきた。
その際には地元、愛媛県の繁谷くんに付き合ってもらったのだが、その時に実は小規模なローカルトーナメントが行われていたんだ。
野村ダムに行ったのは初めてだったのだが、愛媛県での釣りはかれこれ15年以上前にT.NAMIKIというビデオシリーズのバズベイト&スピナーベイト編で玉川ダムと石手川ダムで撮影を行ったことがあった。
「その時に湖上で会って話をしました。」という方と再会できたのだが、自分としてはこういった偶然の出会いはとても嬉しいし、何よりも15年以上前に釣りを通じて熱く語り合えた人が今もなおバスフィッシングを真剣にやり続けてくれていることがとても嬉しかった。
そんなこんなで色んな方にお世話になりながら、さらには懐かしく嬉しい出会いもできた、いいトリップになったよ。
下見時、ドライブシュリンプやマイラーミノーのダウンショットは鉄板だった。
アシュラSPEC2にて。
ドライブスティック4.5”のダウンショットが爆発中。
リーダーの長さ分ノーシンカーフォールさせ、その時のロール&テイルスイングの自発アクション中にバイトしてくる。シンカーのウェイトは10g、ロッドはウェアウルフ。素材がコンパイルXゆえ、普通は感じとれないバイトがわかるタックルだ。
ちなみに和歌山から徳島に渡るカーフェリーを待っている間にはコインランドリーに行って洗濯をしたのだが、アメリカをトレイルしていた頃のような気持ちになり、とても懐かしく思えた。
釣りにどっぷりハマる、こういった長旅のバスフィッシングもたまにはいいなと思った瞬間である。
気になる野村ダムでの釣果は番組を観てのお楽しみと言いたいところだが、10~15mというディープでのダウンショット系の釣りと、中層で阿修羅スペック2を用いたミノーの釣りが見所だろう。
それと下見の時は絶好調だったのだが、水位の低下と水の透明度のアップ、そして水温の低下によりほぼパワーを失いつつもシャローのカバー撃ちで多少のバスも釣っている。
そんな晩秋~初冬らしい複雑かつ日替わりのバスフィッシングを楽しみに観て頂きたい。
O.S.Pからもうすぐ発売のDVD『T.NAMIKI'S JAPAN TRAIL part2』もヨロシク。