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タックル全般

超ライトリグ研究の一環としてのアジングゲーム

2013-9-13 カテゴリー:タックル全般 テクニック

実は8月中旬~下旬に2度ほど、外房エリアへアジングに行ってきた。

自分は常にバスフィッシングのことを考えているんだ。
それは進化についてだったり、幅広いバスフィッシングスタイルの追求だったりもする。

その中で超ライトリグと言えるフィッシングスタイルのトレーニング方法の1つにアジングをやってみたいと以前から思っていたんだ。

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今回同行してくれたのはザ・フィッシングなどでおなじみの凄腕アングラーであるチョーシ君こと渡邉長士(たけし)君。

前回も触れたと思うが、彼のことは中学生の頃から知っていて、ある意味自分の弟のような存在でもあるんだ。

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写真のようにかわいらしいナイスキャラの持ち主だが、歳も30代になり最近では風格と様々な海の魚種を釣るテクニックを身に付け、一般アングラーよりもはるかに高いレベルで釣りをしているということを今回見せてもらえた。

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館山港からスタート。徐々に暗くなるに従って外房を北上して行った。

チョーシ君曰く「このエリアは特に最近アジングブームで行くところ行くところ人がいて、群が入ったりしないと居付きのアジは結構手難しいですよ。」と言うことだったが・・・確かに苦戦した。
なにより定番の場所には必ずといっていいほど先行者がいる上、この日は多くのアングラーが0匹から1匹と非常にタフだった。(10回に1回ぐらいあると言う当たり日は1時間に20匹ペースで釣れたりもするらしい。)

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自分も途中まで0匹だったが、チョーシ君お勧めの0.5gと言う一般的なアジングゲームで使うよりもかなりライトなジグヘッドに変え、ラインをシェイクさせたりせずにただ引きや、i-Waverのような漂わせるやり方に変えた途端、先行者が張り付いていてそれまで0匹だった足元から4連発させた。

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良い群が入ってきた時は何をやっても釣れるが、今回のようにタフな時は90%のアングラーが0匹で残りの10%のアングラーが魚を手にすると言う状況も多いらしい。
それにはルアーのセッティングやアクション、後は細かなアタリを感じ取るタックルの性能などが重要で実にテクニカルなゲームだった。
まるで同じ場所に居続けてもでもエサやタナの加減で釣果がガラっと変わるヘラ釣りのような感覚を覚えたね。

タックルはいずれもチョーシ君から借りたのだが、今回使ったのは2セット。

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巻物的にジグヘッドを引いてくる場合は、
「月下美人AGS 75L-T」にナイロンの2lb。
逆にワーム的にスローに引いたり落とし込むスタイルには、
「月下美人AGS AJING 610L-S」にフロロカーボンの1.5lb。

今回は両方のタックルで釣ることができたが、この2本を比べても投げ易さの差や逆にボトムを感じ取る時はこちらの方が良いと言った差があり、もちろんそのちょっとした差が重要だったと感じた。

夏の夜は昼と違って快適だったし、釣ったアジが胃袋に収まったのも快適だったね(笑)
ただ何より自分がやりたかった今後のバスフィッシングに生かせそうな超繊細なテクニックを味わえたことが嬉しく充実した気持ちの中、眠い目をこすりながら家路に就いた。

 

ところが、それで終わらなかった。
さらにその翌週に霞ヶ浦水系に釣行した際、その夜も鹿島港に車を走らせていた。

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同行者はやはりチョーシ君と、そして、ロデオクラフトで働いているトラウトなどでおなじみの松本幸雄君。
前日の夜、彼らはかなりいい釣りをしたと言うことで期待して行ったのだが、この日もこれまた渋かった(笑)

そして、実はこの日は自分もマイタックルを用意していた。

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それが、このアイテムだ。
月下美人 EX AGS AJING 64.5L-S+AEGIS 2004

バスにも流用できそうな硬め&ショートな6’4"モデルをチョイスした。リールシートは自分が富士工業にてテストをしたモデル。ラインガイドはダイワ独自の超軽量カーボンフレームガイドのAGSが装着されている。

そして、この日はさらに奥が深かった。

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1.5ポンドラインではほぼバイトがなく、その全てが1ポンドラインでないとバイトが出ないほどで、彼らはかなり長くやったみたいだが、自分は2時間ぐらいの釣行で5匹くらいを釣ることができた。

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 月下美人 アジングビーム+SW ロックフィッシュジグヘッド

とにかくこのアジングはラインの太さを含めたタックルセッティングと超スモールワーム+超ライトウェイトのジグヘッド操作のいい勉強になるね。

ちなみに以前、自分が日本の大会に出ていた時、河口湖のディープのドラッギングでソリッドティップのキス竿を使っていた。この時は明らかにロッドの性能差により圧倒的に釣り勝てたんだ。 (その時代はソリッドティップのバスロッドはなかった。)

とにかく他魚種の経験や幅広いタックルを知ることはバスフィッシングにも大きく活かせるので、なるべくこういうことに目を研ぎ澄ますようにしている。

ルアーリトリーバー(ルアー回収機)の話

2013-5-13 カテゴリー:タックル全般

自分は、根掛かりしたルアーをなるべく回収するようにしている。
もちろん状況にもよるのだけれども、ルアーは高価なものだし、何より自然を汚したくないと言う気持ちが強いから回収できるものは取りに行っている。

そんな時に活躍するのがルアーリトリーバー(ルアー回収機)だ。
これは、先端に付いているシンカーなどでルアーを押してバックさせて根がかりを外したり、プラグとかは余っているハリにチェーンなどを引っ掛けてハリを伸ばしたりして、ルアーを回収するツールなんだ。
今回はこのルアーリトリーバーの話をしようと思う。

このルアーリトリーバーはとてもスグレモノでプラグだけではなく、ジグやワームにも使えるんだ。
たとえば、キャロライナリグやスプリットショットでも、途中のシンカーをくぐり抜けて、ルアーリトリーバーについているシンカーがルアーに届けば、根がかり部分をバックさせて回収することもできる。

さて、なぜ自分が根がかりしたルアーを極力回収するかというと、メリットがあまりにも大きいからなんだ。

①湖底になるべくゴミを残さない。
②将来的に、バスが釣れなくなってしまうのを防ぐ。
③ルアー紛失によるコストを削減。
④バスが釣れるようになる。

①は言うまでもなく、なるべくフィールドはきれいに保ちたいよね。

②は根がかったルアーを食べてバスが死ぬ場合があるし、ラインなどが湖底に残ったりすると、狙っているカバー・スポットに放置されたラインがバスの体に触れたりして、バスがおびえて、そこへ寄り付かなくなるんだ。

③はルアーを無くさなければ、同じルアーを補充しなくて良いので、新しくルアーやタックルを買うお金が残る。ルアーやタックルが充実してくれば、攻略の幅が広がって釣果面でも有利になるよね。

④はこういうツールを持っていることで、根がかりを恐れず、カバーなどに対してよりタイトに攻めることができ、より釣れるようになるんだ。

ここで自分が使っているルアーリトリーバーを2つ紹介するよ。

 

1.ボート専用
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ボート釣りで自分が長年愛用しているのは、以前アメリカで売っていた、デビット・フリッツというアメリカのバスプロがデザインしたモデルなんだ。
ただし、チェーンは自分が後から取り付けたもので、アメリカ以上に日本では、このチェーンの必要性が高く感じる。
特に霞ヶ浦や岡山県の倉敷川など人工的なストラクチャー(捨て網や土のうなど)が多いので、こういうものに根がかりした場合は、チェーンにプラグの余っているハリを引っ掛けて回収する方法がメインになるわけで、だからこのチェーンがキモなんだ。

さらなるキモはこの犬の散歩用のリールなんだ。
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これをルアーリトリーバーに取り付けると、引き出したロープを手繰り寄せれば自動で巻き取ってくれるのでかなり便利。

詳しく説明すると、このタイプのものは大・中・小、3サイズがあって、なるべく小さいものを自分は選んでいる。
そして、小さいものの中でもロープの巻き取り量が多いものが良いんだ。
大体このタイプの小さいものは15フィート(4.5m)くらいのロープの長さしかなくて、それだと15フィートの水深までしか使えない。
自分の選んだこのモデルは26フィート(8m)モデルなので、かなりの水深にも対応が可能だ。

自分が色々なものを試した中で、オススメはドイツのメーカーFlexiのもので、かなり耐久性が高い。
他のメーカーのものを使っているときは年に1回くらい買い替えていた。なぜかというと、回収の際、水がロープを伝ってリール内部に浸入し、中が錆びて、出したロープが戻らなくなってしまうんだ。そうやって1年に1回くらい買い替えていたのだが、このメーカーのものはこれまでそういったトラブルで壊れたことがない。このモデルは2セット持っているけど5年以上は使い込んでいる。

また、購入時はロープの先に犬の首輪との接続用のリード部分が繋がっているが、このリード部分は取り外して有効利用できる。これをリール部分の持ち手部分に取り付け、魚探の架台部分などに固定しておけば尻手ロープにもなり、リールが固定されているからこそ、ロープを引き出す際に非常に扱いやすくもなる。
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(写真①:ルアーリトリーバー本体 ②:自分で取り付けたチェーン ③:Flexi製リール)

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実はこれ、形こそはデビット・フリッツモデルと一緒だけど、アメリカの知り合いがハンドメイドで作ったものを自分も頂いたんだ。(2セット持っていて、バスボートに常備している1つは本物。本物はもう製造中止で入手不可能)

ようするに、これに限らず、外す時のしゃくったりする動作で、通したラインがなるべく抜けにくくて、重いものであればある意味何でも良いんだ。

 

2.オカッパリ・ボート(遠征)用

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これは自分がオカッパリやボートで使っているダイワ製のもので、手巻きのリールがついていながらも価格が手ごろで非常にスグレモノだ。

オカッパリではこれがベストだ。ボート釣りでは、正直もっとシンカーのウェイトが重いほうが、よりクイックで確実に外せると感じるときもあるのだが、遠征する時は、これを持って行くことが多い。それだけお手軽ながらも機能性は高いんだ。

基本的にルアーリトリーバーをルアーが根がかりした真上で使用するのが一番取れるのだが、真上に行けないオカッパリではロッドを目一杯立てて、ラインと根がかりした部分を斜めにして、ロープウェイのようにラインにシンカーを滑らせて根がかりした場所まで持っていく。
当然、ロングキャストしたものは取れにくかったり、足場の高い方が有利だけど、近場であれば大体回収できるんだ。

シンカーが軽めなのはオカッパリを考慮したからこそのねらいで、ロッドを立てるからこそ、重すぎるとロッドが曲がってしまい、角度が浅くなってしまう。
だからこそ、この重さがベストなんだ。

何よりこのモデルの良いところは、はじめからついているこのチェーン。しかも、このアーム+アーチ状になっているこの構造。
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通常のモデルはチェーンの取り付け位置がシンカーの付近で、特にオカッパリの場合、なかなかルアーのハリのところまで行ってくれない。
しかし、この構造だとベリーフックのところまでチェーンが間単に届いて、ハリを伸ばして回収できる。

あと、このモデルは引き出したヒモを手動で巻き取るんだが、それを簡単にする為のちょっとした工夫を紹介しよう。
付属のリングを、カード用の開閉タイプのリング(写真参照)などに変更し、ベルト通しやヒップバックなどへ取り付ける。
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体に固定することで、操作性もグッと良くなる。
そして、何よりいつでも使えるんだ。
このように、いろいろと工夫して使ってほしい。

 

今回はフィールドとバスフィッシングを末永く楽しんでいくためのグッズを紹介させてもらった。
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以上、グレートアングラーの必需品である。

O.S.Pメッシュキャップモデル4

2011-8-20 カテゴリー:タックル全般

(こちらの記事はO.S.Pホームページに2011年8月20日に掲載された「T.Namiki’s Check」となります。)

これは昨年から愛用していて、今年は新色も追加ラインナップされているから、是非チェックして欲しい。

このキャップを昨年ワンシーズン被って非常に良いと思ったのは、素材に麻が含まれていることによって、涼しく、汗をかきにくいところ。

これまで、夏に一日中釣りをすると、びっしょりかいた汗が帽子のツバの部分までにじんでしまい、乾くと塩をふいて白くなってしまうことが常だった。

せっかく新品のキャップをおろしても、自分が汗っかきなせいもあるが、早くて1日で駄目になってしまったり、長くても数回の釣行で被れない状態になってしまっていた。

ところが、このキャップに変えてから、まだ汗が乾いて白くなってしまったことがない。

この夏、実際かぶって釣りをすればその快適さに気づくはず。

更に付け加えるとキャップは、上からの光を防ぎ、水中が見やすくなるばかりでなく、夏の強い日差しを防ぐ効果や、頭部にフックが刺さらないよう身を守る役割もあるから、必ず釣りをする時は被って欲しい。

特に夏は、熱中症等に充分注意して、安全に楽しく釣りをしよう。

by並木 敏成

(写真:2011年発売となった新色のメッシュキャップモデル4。左からブラウン/グリーン。)

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O.S.PフーデッドロンTモデル2

2011-8-05 カテゴリー:タックル全般

(こちらの記事はO.S.Pホームページに2011年8月5日に掲載された「T.Namiki’s Check」となります。)

2008年『O.S.PフーデッドロンTモデル1』を経て、昨年2010年に、【吸水・速乾性】素材を採用し、よりグレードアップさせた『O.S.PフーデッドロンTモデル2』を制作したわけだけど・・・。

まあ、他では見かけないこんなスタイルのウェアーにこだわって作り続けてきたかと言うと、一般的に夏は、半袖のシャツにキャップやサンバイザーが涼しく、快適と思われてるんじゃないかな?だけど、それでは直射日光をより浴びることになってしまい、むしろ一日が終わってからの疲労が大きくなってしまう。 

『O.S.PフーデッドロンTモデル2』は、日焼けや体力消耗を防ぐのに有効な長袖なんだけど、通気性のある素材のボディとフードにより、さらっとした涼しい着心地で快適な上、横顔や首筋の日焼けも防ぐことが出来る。

当然、(偏光レンズの)背後からの光も防いでくれるので、水中も見やすくサイトフィッシングでも有利になる。

ちなみに、フードはゆとりある大きさになっていて、キャップの上から被っても引っ張られずに動き易いんだ。

釣りは、こういった機能性ウェアー一つで快適かつ安全、そして釣果アップにも繋がるものだ。

by並木 敏成

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