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タックル全般

Daiwaのタックルを愛する理由。

2016-1-27 カテゴリー:その他 タックル全般 モラル

New STEEZ debut from Daiwa!!

Need more information?

Click the following URL.

A

自分がはじめてベイトリールを購入できたのは、確か高校1年のときだったと思う。

Daiwa・ファントムSS15AC。この「AC」とは「AUTO CAST」の略で、これは今では当たり前になっている、スプールに隣接するクラッチを、親指で押すだけでキャストができる装置のこと。

それまではスプールを親指で抑えつつ、もう片方の手でスプールとは別の位置にあるスイッチを押して、キャストしなければならなかった。

つまり、ロッドを持つ手だけでキャストができる、非常に画期的なシステムだった。

それ以外にもマグネットブレーキやインフィニットストッパー(逆転方向にガタつきがないストッパー)、ハンドルノブ内ボールベアリング、そして近年ではクランクハンドルやマグシールドに加えて、ボディのデザインなどなど、すべてDaiwaが時代の最先端を行き、リードしてきた。

C

何事においても、画期的なアイデアを形にする過程や結果を自分は重んじる。

そして自分も、釣りにおいて、またモノ作りに置いても、常に本質を考えている。

その本質が、最高レベルに達することを常に追い求めている。

決して、妥協は許さない。

だからDaiwaのタックルを愛しているのだ。

B

リールは室内で使うものではない。雨の日もあれば、強い逆風が吹く日もある、屋外で使うことを前提にしている。

キャスティングプラグのような、投げやすいものだけを投げるものでもない。

幅広いルアーウエイトがあり、そのルアーが持つ空気抵抗もさまざまで、多彩なキャストフォームも瞬時に切り替える必要がある。

また、リールに求められるのは、キャストだけではない…

これら欲求を満たす、トータルバランスに優れたリールを生み出し続けていることも、Daiwaのタックルを使っている理由のひとつ。

D

若かりし頃、いろんなメーカーのリールを使ったこともあったが、今はおかげさまでDaiwaにスポンサードしていただいていることを、本当に感謝している。

いよいよフィッシングショーが開催されるが、今年の新製品も最高に素晴らしいものばかりだ。

中でも10年目を迎えるスティーズ。詳しくは特設サイトをご覧ください。

動画「Project T 2016 EPISODE 5 "STEEZ SV TW DEBUT!"」もチェック!!



最後に、BURITSUサイトにて、自分のインタビュー記事がアップされている。

自分と釣りとの出会いや、子供のとき、釣りがしたくて自転車で50~60kmも離れたところまで自走した話とか、バスフィッシングとのかかわり、そして未来について語っているので、よければそちらもぜひご覧いただきたい。

by Toshinari Namiki

i-Waverに加わる新色の秘密。

2016-1-25 カテゴリー:その他 タックル全般 テクニック

They are new colors of "i-Waver SSS".

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I produced T.N. Secret Kozakana(PG-55) & T.N. Secret Smoke(PC-67).

(Trick Shad(PC-84) produced by our prostaff Kazuki Orikane.)

年々、i-Waverじゃないと反応させられないフィールドが、全国的に増えてきている。

そしてこれまでi-Waverで食わせてきたフィールドでは、カラーに対して非常にセレクティブになっているのも、また事実。

そんなクレバー化が進むバスを獲る必要性に駆られて作ったのが、今日ご紹介する新色だ。

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その前に、まずは先週の相模湖釣行の補足をしよう。

年が明けてから打ち合わせなどが相次ぎ、思うように釣りに出られていない。

遠征なんてもってのほかで、近場中心のテスト釣行が続いている。

そんな中、先週の相模湖では、本湖のディープをメインにメタルジグゲームをやり込んでみた。

主な使用ルアーはオーバーライドの1/4オンスと3/8オンス。

冷え込んできたことで、この手のルアーでのバイト率は全国的に上がってきているようだ。



ここで本題。オーバーライドの話はいずれお伝えするとして、今日の話はi-Waverにまつわるもので、自分が相模湖に行った次の日の土曜日に、友人の江成君が49cmの見事な一匹をi-Waver SSSでキャッチした。

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この時期の相模湖は桂川エリアのシャローにビッグバスが多いので、うなづける釣果だ。

冬から初夏にかけてi-Waver SSS(夏寄りはFモデル)が有効になってくる。

ここで重要なのがカラーのセレクトで、江成君は最初、ゴーストライムチャートを使用していたのだが、バスは出てくるだけで食うまでに至らなかったそうだ。

そこで時間を空けて入り直し、カラーもスーパーゴーストワカサギ(ピンクの自作マーカー付き)にチェンジ。

これで食わせたらしい。

このカラーセレクトがキモで、自分も昨年の七色水系のフィールドなどあちこちで試してきた中で、今回のようなコンセプトカラーが生まれた。

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少しでも明るい派手系のカラーや反射の強いホロ系、透け感のないカラーでは見向きもしない中で、今年の新色ならバスはすんなり大口を開けてくれるだろう(おそらく… 笑)。

今回、自分が作った2色のコンセプトは以下。

<PG-55 T.N.シークレット小魚>

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「小魚」というのはこれまでにもO.S.Pで採用してきたカラーで、プラグのサイズに対してその一部だけにはっきりと見えるホロやカラーリングを施している。

これによりバスにとっては実体よりも小さいルアーと認識させることが可能になる。

このホロをまとった一部分が小さいベイトフィッシュに見える場合もあれば、ボディ前半部下面のホロによるフラッシングのアピールを伴いながら、小魚の腹部としてバスの目に映ることもあるだろう。

そして何よりこのホロが、人間にとってより鮮明なマーカーとなることの狙いも大きい。

<PC-67 T.N.シークレットスモーク>

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ゴーストクリア系のスモークはバスから見て、ベイトフィッシュに最も近いカラーである。

しかしこれだけでは人間からの視認性を確保することはできない。

そこでボディ前半部分の上面に透け感のあるシルバーを配した。

これが太陽光に反射して人間から見やすくなるばかりでなく、バスにはベイトフィッシュのウロコや腹部と認識させることができる。

ルアーを目で追い続けられることで、正確なプレゼンテーションや絶妙なフッキングが可能になり、かつ本物のベイトフィッシュが放つ、甘い光も併せ持つ一色だ。

<PC-84 トリックシャッド>

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これはオリキンが考案したカラーで、同じようなコンセプトのもとで作られたもの。

この時期の一匹は決して甘くはないが、冬のフィールドをにぎやかにし、みんなで盛り上げるためにも、ぜひ冬のフィールドにもトライしてみてほしい。

バスフィッシング界の明るい未来のために。

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自分がはじめて釣りに行ったのは小学校3年のとき。霞ケ浦に流れ込む小さなホソへ行ったのが最初でした。

里帰りした際に親父と一緒に、畑の横の堆肥を掘り起こして捕まえたミミズを缶に入れ、それをエサにウキ釣り仕掛けでフナ狙い。

本命のフナは釣れなかったものの、ダボハゼが子供心を熱くさせてくれるのに十分なほど、楽しませてくれたのを今でも覚えています。

それまでは外で自転車に乗ったり、ボールで遊んだりといった具合に、道具を使った遊びや、手や網で昆虫を目で見て捕まえる生命とのふれあいといった遊びをしていたけれど、道具を使って生き物と知恵比べをしながら捕まえるという経験はありませんでした。

釣りはそれまで経験してきたことよりもはるかに複雑で、想像力や思考力を必要とされ、それがとてもおもしろかった。

その後、釣りキチ三平の漫画をたまたま目にする機会があり、のちにアニメの放送もはじまって、ますます釣りにのめり込んでいきました……



釣りはこれまで自分に、自然の仕組みなどさまざまなことを教えてくれたし、成長するにあたっていろんな部分で自分を助けてくれた。釣りをしていると、日ごろのストレスを発散させてくれたのは、いい一例です。

ところが釣りには、最初に覚えなくてはならないことがいくつかあります。糸の結び方はもちろん、道具の使い方然り、水辺の安全についても知っておかなくてはなりません。これらを最初に教わらないと、とっつきにくいスポーツでもあります。

だからこそ、長きにわたってつきあえる最高の趣味と称されることも多いのですが……



そんなきっかけを子供たちに提供したいという思いで、今回の「O.S.Pバスフィッシングマスタークラス」を企画しました。



11月3日に開催したこのイベント。当日は多くの子供たちおよび保護者のみなさんの歓声と笑顔に包まれ、最高の一日になりました。熱心かつ楽しげにレクチャーしてくれたO.S.Pプロスタッフの橋本卓哉君、鈴木隆之君、大塚高志君、三宅貴浩君、小田圭太君、および麻生君、光大郎をはじめとする各社員。そしてMCをつとめてくれた5代目アングラーズアイドルの石川文菜さん。みんなすごく楽しそうで、うれしそうな表情だったのが印象的でした。

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この日、午前中はハードベイトとソフトベイトを、時間を区切ってレクチャーしました。これが非常に有意義で、キャストはもちろん、使い方やリーリングについて、基礎から教えることができました。

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午後からはトーナメント。途中、早掛け大会なども交えて、イベントがどうすればより楽しんでもらえるかを、社員と一緒になって頭をひねり、考えて臨んだことが実を結んだという充実感がありましたね。参加者のみなさんが、全員複数のバスをキャッチすることができたのも、本当によかったと思います。

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驚かされたのは子供たちの上達の早さ。開始してから数十分の表情や釣りの動作、手さばきは、午後のトーナメントのときとはまったく違っていました。マンツーマンの指導やアドバイス、そして何より、バスをキャッチしたことによって生まれる自信が、上達のスピードを速めたのでしょう。またほかの同世代のアングラーがいたことでライバル心が芽生えたというのも、上達に一役買ったのは間違いないでしょう。とにかく、フレッシュな年代の子供たちの上達の早さに、本当に驚かされました。

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今回のO.S.P バスフィッシングマスタークラス開催に際して、ご協賛いただきましたサンライン様、ハヤブサ様、そしてCLT様にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

今後もこういった活動を続けていきたい、と社員はもちろん、参加してくれたプロスタッフとも意思を統一できました。



管理釣り場でのバスフィッシングはこれまで何度も経験してきましたが、富士見池での釣りは自分にとって初。かつて通っていた北浦で、そのときお世話になっていた潮来マリーナということもあって、非常に思い出深いこの地。そんな富士見池で実際に自分が釣りをしてみて驚きました。ショアラインは変化に富み、さまざまなカバーもある。実にいいコンディションでした。

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今回のイベントに参加してくれた子供たちやビギナーにレクチャーする際に、管理釣り場の活用はとても有効であると感じたと同時に、釣りにくくなるこれからのシーズン、エキスパートであってもトレーニングをするのに最適な場所だと言えます。

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今回のマスタークラスのような管理釣り場でのビギナー養成もさることながら、ボートの経験が少ないアングラーへのレクチャーの機会も設けていけないか、などいろいろ思案中です。具体的な案が決まれば、またお知らせしたいと思います。

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さて、O.S.Pでは新しいステッカーをリリースします。バサーオールスタークラシックのときに自分のキャンパーやボートに貼っていて、それを見た方から「販売しないのですか?」という声もいくつか耳にしました。

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近日中にリリースを予定しているこの「Let’s Go Bassin’」ステッカーは、ブラックバスというサカナや、バスフィッシングの認知度の向上と啓蒙をできれば、という思いを込めています。

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例えばO.S.Pのロゴステッカーを車に貼っていたとしても、バスフィッシングをする人にはピンときても、釣りをしない人にとっては何も伝わらないでしょう。だからこそこのステッカーには意思表示となる言葉とバスのイラストをデザインしました。

今後、日本でのバスフィッシングがより定着するように、という願いを込めて……

常に新しい発見がある、だからやめられない。

2015-10-05 カテゴリー:その他 タックル全般 テクニック

今日は、釣りビジョンにてオンエア中の「Osprey’s Eye」相模湖編についてお話ししよう。

相模湖は都心からとても近いフィールドで、極端な話、高速道路を使えば30分でボート屋さんまで行ける、日本で見ると最も都市近郊型の湖ではないだろうか。



こんなに身近なところで多彩なバスフィッシングのスタイルを満喫できる、最高のフィールド。そんな相模湖の最大の魅力をお伝えすることができれば、これまでバスフィッシングをやったことがあっても、本格的にのめり込んでいないような人たちに、本当のバスフィッシングの魅力を知ってもらえるのではないか。そう考えて、いつも以上に気合を入れて臨んだ。

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自分の場合、日本のフィールドにおける釣行は取材やフィールドテストが基本。バリエーションに富んだ数多くのフィールドに行っているものの、そのフィールドの一部を浅く釣るという程度の釣行が多い。例えば夏はバックウォーターや一部のシェードなど、その日にパッと行ってパッと釣る程度であり、とてもそのフィールドでトーナメントに勝てるほど、全体の景色や水中に沈んでいるものをを把握していない。だからこそ毎年、バサーオールスタークラシックではとても苦労しているのだが…… でも、今年もがんばるよ!!



さて、今回の相模湖。夏のロケであればいくつかのメジャーなバックウォーターや、本湖にあるフローティングカバーなど、目に見えるよさそうな位置にあるものをまわればそこそこ釣ることはできる。

しかし今回は9月中旬のロケにも関わらず冷え込みが続き、晩秋に近い状況になることが明白であったため、中下流域までのブレイクや沈み物まで見ておかないと、いかなる状況でもしっかりと釣って見せるという面で不安を感じた。それイコール、相模湖の魅力を伝えることができないことにつながる。そうならないよう、事前にしっかりと準備をした。



これまでに釣りをしたことのないストレッチやエリアをボートでゆっくり走ってみたり、去年までなかったところに新たなレイダウンができていたり… こうした新しい発見はまるで、宝探しで宝物を見つけたかのような喜びがある。

ロケまでにちょくちょく時間を見つけては、トータルで3日間ほどフィールドを探索したのだが、このタイミングは長雨の濁りが本湖に残っており、バックウォーターはこの時期にしては異常な低水温だった。

そして前日に、それまで行っていなかった本湖を一周。どんなところに小さな流れ込みがあるのか。大規模なレイダウンはどこにあるのか。特に普段、あまり足を踏み入れることがない下流域においてもじっくり見てみると、入り江の奥の奥に流れ込みがあったりして、探検隊のようなドキドキ、ワクワクを味わうことができた。

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決して釣ることを目的としていなかったのだが、このレイダウンはどれぐらい深いところまで枝が入っているのだろうと思い、試しに一投すると48cm。次のレイダウンでは50cmアップを掛けるもバラシ(というか、次の日に釣りたいので、ラインテンションを緩くした結果でもある)。その次の流れ込みでは45cm。さらにその次はハイピッチャーMAX 1/2ozで54cmと、この日は暖かく、浅い流れ込みの奥にもグッドフィッシュが入っており、試しに投げた各場所での一投で、5匹のウエイトでは9kg近いサカナが応えてしまった。

これぞ相模湖のポテンシャル、という結果を体感し、翌日からの2日間が楽しみでならなかった。

ところが、その夜から冷たい雨が降り、初日は多くの流れ込みが時間を追うごとに濁りで消滅。浅い流れ込みにおいては、冷えたことでサカナが消えてしまった。レイダウンでは表層付近で、フォールでのバイトが多かったのだが、ロケ当日はディープ側にいてじっくり食わせる必要があった。

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現在、放送されている番組ではレギュラーサイズ以下のバスはカットされていたが、初日は17~18匹、翌2日目は12~13匹ぐらいで、最大は日相園沖の橋脚で、HPシャッドテール2.5inのダウンショットで食わせた47cmだった。この橋脚だけで短時間で4匹(オンエアでは2匹)のバスをキャッチ。こういったエリアの浅い側にあるブッシュを釣っていた人は、ほとんどがバイトもなかったようだ。自分が今回、手にしたバスの多くは03ハンツストロング9gと11g+ドライブシャッド3.5inだった。

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初日は広く浅く、相模湖の景色を見せる展開に徹し、2日目に多くのサカナを残したつもりだったのだが、水位が一気に2mも下がり(年に数回、大雨の前後に氾濫を警戒して一時的に水位を落とすらしい)、景色はおろかバスのポジションまで激変。苦戦したものの、結果的には本湖中心に12~13匹のバスをキャッチ。そのうち40cmアップがハイピッチャーMAX 3/8ozで1匹、ドライブカーリーのネコリグで1匹だった。

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この日は午後から暖かくなったことで、スピナーベイトで5匹連発したり、ブリッツMRを水面でチョンチョンやっていると45cmクラスのバスがバイトしてきたり(あいにく、手前のブッシュに潜られてバラしてしまったが…)、大規模なカバーでのラバージグやドライブシュリンプ6in(ブラックブルーフレーク)のテキサスは相変わらず好調で、最後に掛けた45~50cm(ぐらいあったかな)のバスは枝を乗り越えるときにバレてしまったが、終わってみれば相模湖の多彩な魅力を伝えられたのではないかと思う。

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ただし、ロケ前日の釣行時のようなスーパーな釣果をお見せできなかったのは非常に残念で、悔やまれるところだが……



そして実は先週の木曜日、朝だけ相模湖に行ってきた。その前の日に友人の金子君が50cmアップを3匹釣り、ロクマルクラスも見えたという連絡をくれたのだ。そこで朝の数時間だけ、湖に出たのだ。しかし釣りにはよくあることで、前日は上流からの放水があったのだが、この日はそれがなかったこともあり、あまりバスを見かけなかった。

金子君は前日、03ハンツの17.5gにビッグダディをつけて、速巻きで2匹の50cmアップを、04シンクロ3.5gでもう1匹の50cmアップを釣ったのだが、この朝は二人そろって釣果はなかった。 ただしとある場所に大雨で流れ着いた木があり、そこに40~50cmアップのバスがうようよ。この日は軽くトライしただけでとどめ、バスを残しておいたので、次の釣行の楽しみができた。どこにバスのなる木があるのかは、まだ秘密。みなさんも探してみて!

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このように、フィールドに出るたびにドキドキし、ワクワクして、新しい発見に出会える。そんなバスフィッシングが大好きだ。

2015 O.S.P-T.Namiki Cup開催のご報告。

今年で14回目となる並木カップが利根川において開催された。

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15年間に渡って(台風による影響で中止になった年もあり)行ってきたのだが、15年か… 長いな。毎回、参加してくれている人もいて、本当にうれしいね。ありがとう。まだあと50回はイケるかな……(笑)

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まずは今回の開催にあたって、参加してくれたみなさん、運営に携わってくれたTBCスタッフのみなさん、および北総マリンの新海社長、さらに多大なご協力をいただきましたスポンサー各社様に、この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

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さて、トーナメントのほうだが今年は未曽有の被害をもたらした集中豪雨の影響もあって、一時は開催も危ぶまれたが、新海社長のご協力を得て、無事に執り行うことができた。 この影響で本流、特に上流エリアは濁り気味。支流に避難したバスを狙う人が多かったようだ。

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そんな中、優勝を果たしたのは去年まではノンボーターで参加。今年はボートを購入して出場を果たした22歳&23歳のヤングブラザーズ、萩原君チームだった。HPシャッドテール3.1inのダウンショットでビッグフィッシュ賞(1720g)を含むブッチギリの勝利だった。 IMG_0102

2位はハイピッチャーマックスで、早々に支流でリミットメイク。その後、本流で1500g近い一匹を01ジグ9gでキャッチし、入れ替えにも成功したという松本さん・室井さんペア。トータル3kgでの準優勝だった。

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3位はO.S.Pスタッフの丸山君と、ノンボーターで参加された野口さんのペア。本流および支流のカバーを、これまた01ジグで撃っていった結果だそうだ。丸山君、並木カップでは釣るねー!!

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続いて4位は本流でドライブシャッドやHPシャッドテール3.1inを使い、2853gを持ち込んだ高塚さん・小川さんペア。

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そして5位の斉藤さん・福田さんペアは前でフロッグ(おそらくSPRO)および01ジグの5g、後ろでは01ジグ7gでフォローを入れるという見事なコンビネーションを見せて、本流のカバーを攻略しての入賞だった。

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濁りが残っていたせいで全体的にウエイトが低く、難しい中での開催だったが、自分は本流で4匹キャッチ。ブッシュに03ハンツストロング9g+ドライブシャッド3.5in(コスモブラック)を投じて1250gを釣ったものの、あとは小さく、3匹で2462g、9位でフィニッシュした。

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タックルは03ハンツストロング+ドライブシャッド3.5inにはスティーズ・マシンガンキャストタイプⅢにスティーズリミテッドをチョイス。ラインはFCスナイパーの16lb。プラクティスで1500gクラスのバスを2匹キャッチしたドライブシュリンプ6inの10gテキサスはスティーズ・ハリアーをチョイス。ラインはFCスナイパーの20lb、フックはFPPオフセットの5/0をセットした。



みなさん、O.S.Pルアーをここまで使ってくれてありがとう。決してO.S.Pルアー限定のトーナメントではないので、来年もなんでも使ってぜひ上位に食い込んでほしいね。もしかして気を遣ってくれているのかな。それとも、単にO.S.Pのルアーは釣れるから上位に入ったのかは定かではないけれど……(笑)

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とにかくみなさん、ありがとうございました。

釣りにおける安全の確保について。

今日は安全に釣りをするために気を付けている、自分なりの方法をご紹介しよう。



ボートでの釣りはライフジャケットの着用が義務付けられている。またおかっぱりにおいても、足場が高い護岸やガケのようなところなどから釣りをするとき、自分はライフジャケットを着用するよう心掛けている。

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しかしライフジャケットもそのタイプはさまざま。その中でもできるだけ快適に、かつ特に夏場は暑くならないボンベ式をメインに使っているし、一般的にも今はこのタイプが主流だろう。自分はスポンサーでもある、ハヤブサやサンライン、そしてダイワ製のものを愛用している。

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通常は、腰に巻くウエストベルト型だが今年、Daiwaから新たに発売されたウォッシャブルライフリング(DF-2305)はより小型のモデルで、ライト感覚で着用できるのでおかっぱりに最適。今後はおかっぱりでも自分自身の装着率が上がりそうだ。とにかく、万が一のときの保険として、備えあれば患いなしのアイテムだ。

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こうしたウエストベルト型は自動・手動問わず、膨張したときに、自ら浮力体部分をホールドしにいかないと顔を水面に出せない。しかしU字型の首掛け式ライフジャケットであれば、膨張した際にベストのようになるので、より安全性は高いと言えるだろう。

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またバスボートに乗って時速100km/hを超えるような高速で走るときや、湖面が荒れているときは、浮力体が備わっている昔ながらのベストタイプのライフジャケットを着用するようにしている。これほどの高速走行時にもし落水したら、気を失うことだって考えられる。そんなときでもこのタイプは非常に安全性が高いと言えるだろう。

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バスボートに限らず、アルミボートやレンタルボートに乗るときも、クッション型の浮力体を積むようにしている。ボンベ式のライフジャケットは定期的な点検が必要で、こまめなメンテナンスが行き届いていないと、開かないことだってあるだろう。そんな万が一に備えて、こうしたボートクッションを積んでいるのだ。いざというとき、これにつかまることで浮くのはもちろん、落水者を発見したときに、投げてあげることだってできるだろう。



さて、もし誤って落水したとき、ライフジャケットが正常に作動したとしても、今度はボートに上がるのが難しい。ボートの大きさにもよるが、ホントに這い上がるときに、小型ボートだと転覆してしまうこともあるので、基本的にはボートの横からではなく前、もしくは後ろから。また足を掛けるところがないと上がるのは困難だが、そんなときは船外機やエレキのモーターに足を掛けるとといいだろう。鉄則として、小さい船に二人で乗っているときは、絶対に同じ側にいないこと。バランス配分を考えないと、這い上がるときに転覆する恐れだってある。

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そして最後にキルスイッチ。もし操船者が落水したとき、このキルスイッチが外れることでエンジンが停止するのだが、これが作動しないとボートは勝手に走り続けてしまう。無人のボートは暴走し、セッティングによってはボートはブーメランのように自分の元に戻ってきてしまう。そしてスクリューは凶器と化す。もし、ブーメランのように戻ってこなかったとしても、落水後、ボートがなければ漂流してしまう。考えただけで恐ろしい… そんな惨事を起こさないためにも、そして落水したとき、ボートを自分のそばにとどめるためにも、キルスイッチは必ず装着してほしい。



しかし通常のものはつけるのが面倒で、体につけっぱなしにしているとヒモが垂れ下がり、釣りの動作の邪魔になってしまう。そこで自分が愛用しているのが、リストランヤードと呼ばれるアイテムだ。装着のわずらわしさがないため、走行のたびに確実に「つけよう」という気になる。ゴムのタイプもあるのだが、これだと輪の部分が伸びて広がってしまうことも多いので、自分はワナのように引けば締まるタイプのリストランヤードを使っている(ちなみに写真はヤマハ製)。



間もなく夏休み。釣りはもちろん、水辺に出ることが多くなる季節です。事故を未然に防ぐためにも、安全の確保についていま一度、見直してみてはいかがだろうか。

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タイのフィッシングショーで感じたこと、思ったこと。

2015-5-22 カテゴリー:その他 タックル全般 テクニック

ブログで釣りの模様はご紹介させてもらったが、今日はタイのフィッシングショーの話と、参加したことで思ったこと、感じたことについて書こうと思う。

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フィッシングショーは今年で3年連続の参加。タイではほかにも釣り絡みのショーは開催されているのだが、このフィッシングショー(TFTMA)の規模が一番大きい。過去、ショッピングモールの最上階で開かれていたのだが、今年からコンベンションセンターに場所を移して行われた。この会場の隣ではコスプレイベントで賑わっていた。

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そのイベントに来ていた人たちと記念撮影。日本の子供たちにおなじみの戦隊ヒーローが勢揃い!



会場の規模は昨年の約2倍に。これまではブース横の通路でデモンストレーションを行っていたのだが、今年は専用のステージを設置。多くのアングラーが足を止めてくれた。

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日本のフィッシングショーというと、お客さんが非常に多く、セミナーやイベントを行うと、たくさんの人が集まるというイメージがあるだろう。しかしアメリカや韓国、そしてタイでもそうなのだが、ショーの中でこれといったイベントはあまりなく、どちらかというと新製品の展示を見て、買い物をするという趣向のほうが強い。派手なデモンストレーションはほとんどない、というのが一般的だ。



そんな中、より多くの人に来てもらい、話を聞いてもらえるか。そして来てくれた人にルアーフィッシングの奥深さを伝えテクニックを披露することで、その魅力を知ってもらいたいと思ってステージに立っている。

はじめて韓国でセミナーを行ったとき、日本人という目新しさで一度は足を止めてくれるものの、そのままつなぎとめるのは非常に難しかった。まず、通訳を介してのトークになるため、通常の2倍の時間が必要になる。訳し終わるタイミングを見計らって話を続けたり、なるべく言葉数を少なくすることで通訳をしやすくできるようにしながらも、かつ的を射た解説をしなければならない。加えて、明確な実演を行う。こうしたことを心がけてきた。

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そこも、自分にとってやりがいを感じるところで、ゲーム性を感じている部分でもある。そしてプロとして身に着けておくべきテクニックでもあるのだ。

タイへ行く前日、ショーで見せたいと思っていたテクニックと説明する順番の確認のため、近くの空き地でリハーサルを行っていた。そこで二組のアングラーに声を掛けられたのだが、そのうちのおひとりが「並木さんでも、いまだにそういった練習をされるんですね」と驚いていた。

ロッドやリールの進化、そしてベイトフィネスのような新しいテクニックが出てきたりすると、例えばスプールのリリースポイントやサミングのフィールが変わるため、やはり確認しておく必要がある。またそのモーションと同時に何をしゃべるのか、事前の準備も重要だ。そこもやりがいを感じる部分のひとつである。



そのかいあって、与えられた時間内でシンプル、かつ的確に多くのことを伝えられたのではないかと思う。毎年、このショーに来て自分のセミナーに耳を傾けてくれる人も中にはいるので、そういった人のために新しいテクニックなどの話題も少しは織り交ぜる。ただし話題がマニアックすぎると通じなかったり、新たに聞いてくれている人にとって必要ではないと思われる内容にならないよう、確実にレベルアップできる基本事項と、ある程度の応用編やトレンドをバランスよく入れるようにしている。見に来てくれる人の中には、ベイトリールを使った経験がない人がいると思えば、自分並に上手い人だっている。そんなすべての人々に喜んでもらえるレクチャーとはどういうものなのかを自分なりに考えて行っている。

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タイのDaiwaではキャンペーン期間中にSTEEZ LTD. SV 103H-TNをお買い上げいただいたすべての方に非売品の赤いキャップをプレゼント。そのうち、先着100名様には自分のサイン入りキャップが贈られるということで、ブースで100個のキャップにサインを入れた。さらに購入してくれた人の中から抽選で5人が、タイの釣り場で自分のマスタークラスを受けられる。というわけで7月にまた、タイへ行く。このときは野生の釣り場への遠征も計画中なので、今から楽しみでならない。



クリアリザーバーでの春のパターンを解説!

2015-4-22 カテゴリー:その他 タックル全般 テクニック

今日は先週の10 days Fishing Tripについてのパターンについて解説しようと思うがその前に、このブログをご覧になっている方の中には、自分のFacebookについてまだどんな仕組みなのかご存じない方もいらっしゃるようなので、ここでもう一度、お知らせさせていただきます。

現在、個人のFacebook(並木敏成)は友達の上限に達したため、日々の更新は「並木敏成Official Site『THIS IS T.Namiki』更新情報」にて行っています。例えば昨日は…



「Staffs from Daiwa came to TNFR today and had a meeting about a fishing show in Thailand.

I will join the fishing show this year again.

Please purchase a Daiwa Steez LTD.SV TN between 1st April 2015 and 30th Jun 2015 and be one of 5 lucky winers to do fishing with me!

I look forward to seeing you guys from not only Thailand but also, people from other countries!

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今日は、ダイワの海外営業部の方がTNFRに来てくれました。

4月下旬からタイのフィッシングショーに行くわけだが、その打ち合わせをしたよ。

ちなみに、T.Nリミテッドのキャンペーンがタイで行われている。

4月1日から、6月30日までにこのリールをタイで買ってくれた人の中から抽選で選ばれた5人の方が、

7月に自分と一緒にタイで釣りができるというものなんだ。

日本のみなさんも自分と一緒に釣りをしたければ、是非タイに行ってこのリールを買ってもらいタイ(笑)。」



といった内容を更新しました。ほぼ毎日、こうした話題をアップしていますので、みなさんぜひ、ご覧ください。

「探しているけど、行き着かない」という声も聞かれるのですが、そんな方はこちらからアクセスしてみてください。



並木敏成Official Site『THIS IS T.Namiki』更新情報



もしくはこのサイトの右上にあるFacebookのアイコンをクリックするだけでもOKです!!



さて、本題。

10 days Fishing Tripではいくつかのフィールドを訪れたのだが、まずはクリアリザーバーでのパターンから解説しよう。

ここはスーパークリアレイクで、釣行したときの平均水温は12℃(10~13℃台)で水位の増減が激しく、1日の間で1mは余裕で変わる。そのタイミングでバスがバックウォーターに差したり、戻ったり。またはメインレイクの表層付近に浮いたり、沈んだり。そんな状況だが、自分にとってはじめてのフィールドで、非常に楽しみだった。

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実は今回のロケの目的は動画の撮影がメイン。日本の多くのアングラーがその使い方やセレクトを正しくできていない、それがハードルアーではないだろうか。これを将来に残すために動き出した企画なのである。

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したがって今回の釣行でも、ハードルアーしか使っていない。i-Waver74SSSなどがドハマリの状況であったため(夏や弱ったベイトが水面に浮いているときはFモデルがハマるケースがもある)、ここでワームを使ったとしても、この釣果以上の結果が残せたかどうかははなはだ疑問だが。

というのも、水がきれいでサカナはセレクティブという中、ミドストなどの可能性もあっただろうが、シェイクしたときに出るラインの振動すらもバスが嫌い、バイトしてこない状況だったゆえ、i-Waverのラインの存在を消せる釣り方がハマったのだ。

バックウォーター付近では数人のおかっぱりアングラーと出会い、お話しすることができたが釣れていなかったようで、唯一、釣れたという話はワームをサスペンド気味にセッティングし、ドリフトするという釣り方だったという。それでも1日にストライクが1回あるかないか、だった。

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スティックイットでボートを固定して、静かに釣る局面もあった。

i-Waverにおいては、特にバックウォーター付近ではタイミング次第で、いいサイズのバスが2ケタ以上いるときもあり、わずかなカラーの変化で鼻っ面まで行くときもあれば、端から見向きもしないか、という反応。当然、ホロ系やチャート、ホワイト系などは早々に見切り、ブラウン系の暗めなゴーストカラーのみ、バスがバイトしないまでも鼻っ面までいくという状況だった。この日、目にした、バスがエサとしてみているであろうベイトフィッシュはアマゴだったのだが、この色に一番近い、というのもその理由のひとつだろう。

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もちろんワカサギレイクではワカサギに近い色を好む傾向があるが、それ以上に、クリアウォーターでボトムにコケがついた石の色や、周りの景色に溶け込んでいる色は、えてして見切られにくいカラーなのである。

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今回、メインで使用したうちのひとつ「稚ギル」は腹に薄いシルバーを噴いている(今年のNewカラーでもある)。この手のルアーは地味な中に、アングラーからの視認性のよさも確保したカラーを使うことが重要で、ルアーの存在が見えていないと釣果は格段に落ちるといっても過言ではない。

もうひとつ、こういう状況での自分のフェイバリットは「ピンクレディ」で、視認性をある程度確保しておきながら、バスからは見破られにくいという特徴を併せ持っている。クリアレイクのスレバスには、絶対的な自信のあるカラーだ。

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ちなみにi-Waverのタックルは、スティーズ・キングボルトF-spec(641LFS-SV)に、イグニス2505をセット。ラインはFCスナイパー3.5lbで使用した(数日前にモデルチェンジされたものが発売になったが、ひと言でいうと強度を落とさずにしなやかになった。。6~12lbでは、特にしやかになっている)。

カレントのあるところでは基本的に、斜め上流に向かってキャストして、下流に向けて少しずつドリフトしてくるような引き方がベスト。カレントが早い場所では垂直から斜め下流に投げて、ほぼ巻かずに流すことも有効。スピードはみなさんが思っている以上に遅い。事実、今回の最大魚である58.5cmを仕留めたときは、ゆるやかにカレントが効くメインレイク沿いで、遠くからそのサカナの存在が見えていた。そこで、そのバスの視界の外にキャストし、流れと風を巧みに利用しながらラインの存在を消しつつ、ルアーをゆっくりと視界の内側へと送り込み、そこでとどめておく。

そのバスは何度も興味を示してはそっぽを向く、という態度を繰り返しながらも、最終的には口を使わせることに成功した。まぁ、百聞は一見に如かず。この映像が解禁になったとき、ぜひご覧いただきたいのだが、みなさんの想像以上に、かなり遠くからかつかなりスローに釣っていることがわかるだろう。これぞ究極の焦らしによる食わせで、i字系の中でも極めて精密に作られているi-Waverかつこのカラーセレクトだったからこそのストライクだった。

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自分はバスを測るときは俗にいう「トーナメント測り」をしている。口を閉じ尾は閉じてでも、一番長いところで計測。

いわゆるi字系ではチェイスはあるものの、バイトに至らないことは多い。状況がいいときで10回チェイスがあったうち5回、スモールマウスなら8回以上食わせることが可能なこともあるのだが、難しい時は数十回に1回バイト、ということも珍しくない。しかしiWaver以外ではチェイスすらない状況も多々ある。

ワカサギやコアユの産卵直後、弱って水面や水中に浮いている状況で、バスは非常にセレクティブになっているとき。そして今回のような早春にありがちな、中層に浮くやる気のないスレバスに対して、究極の対策を打つことができる。それがi-Waverなのである。この手の釣りはチェイスしてきても食わないから、で終わらせず、バイトに至るようカラーや引き方を変えて投げ続けると、未知なる領域に足を踏み入れることができるだろう。

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過去、西湖を舞台にこの釣りをご紹介している。こちらの動画もご覧いただくことで、より具体的なイメージが沸くだろう。





i-Waverの補足として、ルドラのストレートリトリーブでナイスなバスを2匹キャッチした。バックウォーターに差している個体であったが、基本、バックウォーターやシャローフラットのようなところに差しいているバスにはルドラのただ巻きが効く。スレバスに対して、しかも今回のような気難しいタイミングにトゥイッチやジャークなどのトリッキーすぎる動きは見破られる可能性が大。ラインの存在を知らしめてしまうことだって考えられる。

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そんなときはむしろ、ただ巻きかストップ&ゴーが効果的だ。高水温ならファーストリトリーブ。水温が低い時はミディアムリトリーブでときおり止める、という使い分けが基本である。アシュラも投げたがチェイスはなかったのだが、ベイトフィッシュのアマゴが関係していることもあるだろうが、それ以上に一瞬で通り過ぎるルアーはボリュームが必要で、長く見続けさせるルアーは逆にi-Waverクラスのボリュームでないと反応しなかった。ストレートリトリーブにおいてボリューム感がマッチしており、spec2のサイレントかつスローフローティングで、なおかついろんな色を試してみた。i-Waverと同じくこちらもホロ系では反応がなく、ゴーストワカサギでもダメだった。リアルレインボートラウトというカラーのみで、口を使わせることができた。そのときのアクションはミディアムファーストリトリーブだった。

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しかも一匹は、おかっぱりのアングラーが攻めあぐねていた5匹のバスのスクールに対して投じた一投目で、そのうちの2匹が口を使ってきたのだが、その1匹をフックアップ。まさに、的を射たチョイスだったと思う。

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ルドラで使用したタックルはスティーズ・スペクター(651MMHRB)にリールはスティーズLTD SV 103H-TN。ラインはFCスナイパーの12lb。

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もうひとつ、バックウォーターのサイトで有効なのが、シャッドのボトムノックやバスの目線を一瞬で横切らせるリアクションの釣り。今回、それらは効果がなかったが、有効な手段なのでぜひ試してみてほしい。

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ハイカットおよびハイカットDRではスティーズ・ブリッツ(651MLRB)にリールはSS AIR8.1R。このリールはSLP WORKSのシャッドチューンを施しており(ギヤ比6.3:1で、グリップはハイグリップノブになるのだが、自分は一発で識別できるように、あえてイエローのノーマルグリップに交換した)、このクラスのルアーがヤバいぐらい手返しよく、正確、かつ遠くへキャストできる。ラインはFCスナイパーの7lb。





では最後に、お知らせ。

来る5月10日、鹿児島県大隅湖で開催されるBASSファンカップ九州2015トーナメントに参加します。おかっぱりのトーナメントで、2匹のバスの総重量で争われる。自分もゲストとして出席します。5月6日まで受付を行っているようなので、お近くの方はぜひ!

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キャスティングスキルのさらなる向上~続編~。

2015-4-02 カテゴリー:その他 タックル全般 テクニック

先日のコラムでもお伝えした、自分の弱点であるスピニングのシングルハンドのサイドキャストを克服するため、空き地から次はフィールドへ出たくなった。

しかしこの時期、バスがシェードやピンのカバーについていて、それをライトリグで攻略するパターンにはまだ時期尚早。しかもそういうバスを攻めるには誘いが必要となり、一投に時間を要してしまう。つまり、キャスト数が稼げないからあまり練習にならない。

そこで、渓流のルアーフィッシングを選択。渓流専用のタックルもあるのだが、ロッドはあえてバスタックルを使用することで感覚を養うことにした。ちなみに今回はライトアクションのバスタックルにこだわり、スティーズ・スカイボルトをチョイス。リールはイグジスト2505F-H、ラインはFCスナイパーの2.5lb。

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Newイグジストのドラグ性能は素晴らしいが、それ以上に素晴らしく思えるのはスプール下部の段差によってラインの落下が防げ、スプール内部への糸噛みがいまだゼロなこと。



数グラムの小型ルアーが対象となるため、渓流のトラウトゲームがマッチ。何よりキャスト数が格段に多いので、この手の釣りはキャストの練習に最適。午後からの半日釣行だったが夕方ラッシュに遭遇し、キャスト練習の付録的釣果ながら20cmアベレージで17匹ものヤマメをキャッチするといううれしい結果となった。

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こうして投げ続けることで、苦手だったシングルハンドのサイドキャストによる弾道も安定。素直にうれしく、自信を持てるようになった。バックハンドキャストは自分にとって非常に投げやすく、弾道も安定している。そして何よりオリキンキャスト(スピニングでフリッピングするようなフォームで最終的にはピッチングになるキャスト。わからない方はDVD「アルティメット7」などを参照)は渓流において、大きなアドバンテージとなる。ロッドを振るスペースが限られる中でも、正確に素早くキャストすることができ、ロッドを振るときの影が水面に落ちるのも抑えられる。

そして石陰や微妙な流れの変化などピンポイントだけでなく、引くコースも的確に選ばなくてはならないので、ある意味バスフィッシング以上にシビアな世界。そこで正確なプレゼンテーションを何回できるかが釣果を左右する。効率を重視し、無駄を省けば釣果が倍増するといっても過言ではない。さらに、川の形状や流れの変化を読み、どこにサカナがいるのかを推測する。こうした洞察力も養うことができる。これも渓流釣りからバスフィッシングに生かせる項目だ。ちなみにバスの場合は反転流がホームになることが大半だが、ヤマメは本流がホームになる。その本流の流れの強さが高水温期は速め、低水温期は遅めになることも覚えておこう。

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今回は道志川(山中湖近くの山林に源泉を持ち、津久井湖へと流れ込む河川)へ行ったのだが、八王子から程近い渓流で、車で1時間半ほど。その道中にある津久井湖畔の矢口釣具店さんへ立ち寄り、実績のあるルアーや入渓スポットの情報、さらには神奈川県サイドの遊漁券をゲット。学生までは自分も渓流のルアー釣りをたしなんでいたが、その当時はスプーンやスピナーが主でミノー系ははじめて。なので小型ミノーをいくつか購入した。また今回はその上流域となる山梨県側で釣果を得ることができたのだが、ここでの遊漁券は現場近くのお店で入手した。金額は1日1000円となっているので、参考まで。

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そうそう、矢口釣具店さんではO.S.Pの復興支援グッズを取り扱っていただいている。この売上の10%はお店に手数料として、残りの90%は義援金となる。みなさんのご協力をよろしくお願いします。

この日、よかったエリアにはエサ釣りで入渓している方が数人。釣る人は釣っていたと思うが、その方々が移動されたあと、同じスポットでルアーを投入すると入れ食い! ルアーが強くなる局面は多々あることを、あらためて実感した。また同じタイミングで上流寄りのエリアに入っていたエサ釣りのおじさんは、毎年来ているそうなのだが一匹だったそうで、そんな中、自分は粒揃いのヤマメを10匹以上もキャッチ。おじさんはあまり釣れていなかったこともあり、写真を撮ってもらった(こういうところでは釣り人同士、協力したいよね)お礼のおすそ分け分も含めて、10匹のヤマメをキープ。残りは次の釣り人のためにキャッチ&リリースした。

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気のいいエサ釣りのおじさんと一枚。



この釣行で気をよくしたので数日後、仕事のついでに奥多摩の渓流へ入った。小一時間の釣行だったがそのエリアにはサカナもいなく、ノーフィッシュで終了した。



そしてつい先日、再び道志川へ。



高校受験を無事に終えて安藤君がTNFRに遊びに来てくれた。彼はトラウトキング選手権において中学3年生ながら大活躍。今度の最終戦ではマイスターの座がかかっているらしく、大人からも一目置かれるトラウトのエキスパート。バスフィッシングにも情熱を注ぐ、将来有望なヤングアングラーだ。

そんな安藤君に、自分が持っていたトラウトルアーを見てもらい、いろいろと話が弾んだ。その勢いでキャスティング八王子店さんへ行き、たくさんあるルアーの特徴や購入のアドバイスをしてもらった。はじめてヤマメ釣りに行って以来、バスフィッシングに生かせそうなテクニックを感じていたので、いろいろなタイプの異なるルアーを買い込んでみた。そして「時間があれば明日、春休みだし渓流につれていってあげるよ」と約束。中学生活最後の日ということもあり、高校進学のプレゼントという意味合いも兼ねて、仕事の都合で出発が遅くはなってしまったものの、およそ1時間強の釣りに行くことができた(ただし、往復で3時間を要したが……)。

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この日も道志川の上流へ。短時間ながら自分は5匹、安藤君も途中からコツを掴み、3匹のヤマメをゲット。安藤君においてはこれまで経験してきた池タイプの管理釣り場でのマス類をどう食わせるかという経験は豊富で、渓流タイプの管理釣り場も少し経験はあったそうだが、本格的な野生の釣り場ははじめて。ウェーダーをはいての釣りもはじめてということもあって、目に映るすべてが新鮮。とてもおもしろい、とハマッた様子だった。

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今回のヒットルアー。低水温期ということもあって、水深のある淵のそばにサカナがたまっていた。その点をふまえたチョイス。左からハイカットSPはボトム付近の連続ショートトゥイッチで好反応。これで2匹キャッチ。次にD-INCITE44(SMITH)はフラットサイドのハイアピールでサカナの寄りが早かった。D-Compact(SMITH)は45mmサイズで、今回メインとなったシンキングミノー。連続ショートトゥイッチが基本。ヤマメのサイズが小さめだったので、小型ミノーでのバイト率が高かった。そして学生時代に愛用していたHUS LUREというスプーンでもキャッチ。

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安藤君のキャストのレベルは申し分なく、ヤマメのつき場も理解しはじめてからペースアップ。「また来たいです」とか「ウェーダーっていくらぐらいするんだろう」と興味津々だった。

自分は中学生の頃、釣りのために自転車で、10~60km圏内であれば日帰り、120kmを超えるような距離では2泊3日などでフィールドに行ったものだ。高校に入ってからはスクーターで一気に楽になったが…



さて、安藤君と一緒に行った日は、相変わらずオリキンキャストとバックハンドは決まったものの、シングルハンドのサイドキャストについては自信喪失。自信を掴んだ前回の釣行では時間を重ねることで上達したが、今回は1時間ほどの釣行だったため、弾道が安定するところまで到達せずに納竿。本当に体得していれば短時間でもできるはずだが、まだ身体にしみこむまでのレベルに達していない、ということ。また、シングルハンドのサイドキャストだけでなく、釣るためにバックハンドやオリキンキャストも織り交ぜながら、3種類のキャストを使い分けていたため、1時間ほどの釣行でも、まともに練習した時間を考えると……



シングルハンドのサイドキャストを完全にマスターするためにはテクニック面だけではなく、ロッドがブレないようにグリップの径を太くし、かつすべりを抑えるためにテニスのラケットで使われているようなグリップテープを巻いてみようか、などと思案しながら車を運転し、帰途についた。



キャスティングスキルのさらなる向上。

2015-3-19 カテゴリー:その他 タックル全般 テクニック

暖かい陽気だね。

こういう日こそ釣りに行きたいものだが、皮肉なもので、先週は極寒の釣行ラッシュ。今週は最高のフィッシングウィークなのに、溜まりに溜まった仕事を片付けたり、ミーティングが相次いだり……



さて、今日は新しいDVDのことと、キャスティングについてお話ししよう。

一昨日、内外出版社のDVDチームがTNFR(※T.Namiki’s Fishing Room)に来た。内外出版社といえば自分が出ているDVD「THE ULTIMATE」シリーズでおなじみ。シリーズ7では「マシンガンキャスト完全解析」というタイトルで、自分のキャストについて徹底解説。続くシリーズ8からは「シーズナルパターン完全解析」と題して、夏、春、秋と展開してきた。

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フィッシングショーなどでもよく「冬編は出ないのですか」と聞かれるのだが、もちろんそのつもりだ。しかし昨年は撮影を行おうと思っていた日程で大きく体調を崩してしまい、予定が大幅に遅れてしまっている。

しかしこの冬、実釣の撮影は無事に終了。最高のものになりそうで、みなさんも発売をぜひ楽しみにしていてほしい。ちなみに、今年の秋ごろ、リリースを予定している。



今回、内外出版社DVDチームが来たのは、これとはまた別のお話し。青木大介プロと一緒にやって来たのだが、詳しくはまだ明かせないのが残念だ。共演というカタチでのDVDになる、ということだけ、先にお伝えしておこう。

実はこのDVDのために、TNFRの外でちょっと笑えるものも含めた、アクロバティックなキャストを披露したりもした。こちらもまだ秘密なのだがその流れで、青木君に以前から聞きたかったことをこのタイミングでぶつけてみた。

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以前、このブログでも書いたと思うが、スピニングのシングルサイドハンドでのキャストが自分は克服できなかった。これは左利き、つまりスプールに巻かれているラインの方向が左人差し指でラインのリリースやフェザーリングを行わなければならない左利きには非常に不利で、特にロッドがブレやすいようなキャストフォームでは困難を極めるのだろう。

スピニングのピッチングやバックハンドを自分はシングルハンドで行っている。ただしサイドキャストにおいてはダブルハンドで投げたり、ロッドティップを回しながら投げるサークルキャスト系フォームでないと、弾道が安定しない。しかしこれらのキャストフォームにはルアーのウエイトがある程度必要で、特に2~3インチのノーシンカーワームのサイドキャストによるアキュラシーキャストにおいて、どんなフォームでやればいいのかという迷いがあった。

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サイドからのシングルハンドにおいて、リールを真下にしてロッドを振っているのか、それとも横にして振るという可能性はあるのか? 青木君のキャストを見せてもらって、結論としては自分がこれまで実践してきたフォームと同じであることがわかった。

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日本のトーナメント界において、スピニングで軽量ルアーを巧みに投げるフィネススタイルはとても重要で、そんな世界にいるプロアングラーの中でも自分の目から見て「この人は上手い」と思える人は数人。その中の一人が青木大介プロだ。

サイドから軽いルアーを投げることは、自分のウィークポイントであった。しかしそれを克服するキモは力まず軽い力で投げることと、グリップは小指と薬指でしっかり握ること。そしてティップから垂れ下がるルアーはほぼ回さないことで、同時に左利きゆえのデメリットはこのブログでも過去、お話ししたとおり多分に感じた。

バックハンドではリールが真横を向くように構えてロッドを振っている。
バックハンドではリールが真横を向くように構えてロッドを振っている。


サイドハンドのとき、小指と薬指でしっかりグリップを握る。リールは真下を向くように構えてロッドを振る。
サイドハンドのとき、小指と薬指でしっかりグリップを握る。リールは真下を向くように構えてロッドを振る。


バックハンドのときと同様にサイドハンドでもリールを真横に向けてロッドを振る可能性があるのかも試してみた。結論として、これはない。
バックハンドのときと同様にサイドハンドでもリールを真横に向けてロッドを振る可能性があるのかも試してみた。結論として、これはない。




ピッチングにおいては高滝湖にて同船したBasser誌のライターさんから「こんなに軽いルアーをピッチングで的確にキャストする人をはじめて見た」と記事に書いていただき、称賛をいただいた。多少、お世辞が入っているのかもしれないし、実際、メディアには登場しないまでも、上手い人はローカルにもちらほらいるものだが。でも、自分自身もスピニングのピッチングには自信を持っている。



青木君のキャストを確認させてもらって以来、時間を見つけては外でサイドハンドを実践しいている今日この頃。左利きゆえの難しさを補うような投げ方やグリップの仕方も見出すことができたりして、ひとりニヤニヤしている……

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しかし、バスフィッシングは本当に奥深い。並木敏成のバスフィッシングとはフィッシングスタイルやフィールドタイプ、および国に限定されたものではなく、誰よりも幅広いスタイルやフィールドに対応できる、トータルポテンシャルの高いアングラーを目指している。自分にとって弱点となる項目が4つぐらいあって、その中でも大きなものが「ジグヘッドのミドスト」と「軽量ルアーのサイドキャスト」だった。ここ数年ずっと克服したいと思っていたことが、たまたまの機会で、先々週には相模湖にて、“ミドストのエキスパート”と名高い山岡プロと釣行できたり、ライトリグのキャストがズバ抜けて上手い青木プロにテクニックを披露してもらい、それを見ることで参考にしたり、また自分が実践していたことが間違っていなかったことを確認でき、自信につなげることができた。

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こうした経験を繰り返すことで少しずつレベルアップしていき、確実にうまくなれるのもまた、バスフィッシングのおもしろさだ、仲間を作ったり、ガイドを受けたりする。そういう機会を作るといいだろう。その中で得た方法を自分の中でしっかり理解し、自分に向いたアレンジを加えながら、ちょっと努力するだけで上達できるのだ。

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